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現場の"生”の声を聴く

こんにちは。Reinvent healthの酒井です。
今週は、現在開発している事業に関して、実際に訪問診療で第一線の現場で働かれている先生方に面談をして、訪問診療の現状、高齢者の低栄養の現状、栄養管理の課題についてお伺いをして、高齢者の課題の解像度をあげる1週間でした。

インタビューを通じて

在宅医療において高齢者の栄養管理が重要であるということはどの先生方も認識をされていました。一方で理解はしていても非常に管理に難渋されていることが伺えました。

患者さん側の因子としては、「認識」の問題です。
中高年のメタボリックシンドロームが社会課題になって久しいですが、その結果

肥満=悪
痩せている=良


という認識が当たり前になりました。
確かに肥満は心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病の発症リスクを上げることは既に確認されております。
しかし、高齢者においては痩せている方が死亡率が高いのです


医療側の課題としては、ソリューションが乏しいことがありそうです。
医療保険の中で行えることは

「栄養補助飲料の処方」
「栄養指導の処方」

です。前者に関しては、不足分を補うための栄養が豊富な飲料を処方します。こちらですが、正直私は味がかなり好き嫌いが分かれるのではないかと考えております。

後者の栄養指導に関しては、栄養の専門家である管理栄養士が訪問し、栄養の摂取状況の聴取、必要カロリーの計算などを行い、その家庭あった食事の取り方の提案などを行い、食事習慣の解決を図ります。

高齢者の家庭は、本当に多種多様で「自身でどれだけ生活できるか」「身近な介護者の有無」などによって様相がかなり異なります。そこを考慮できるのは機械ではなくやはり人の”アナログ”な部分なのでしょう。

ただ一方で訪問診療において栄養指導の処方はなかなか進んでいないようです。
そもそもここのクリニックで栄養士を雇用することは採算上非常に難しい構造的な課題があり、栄養指導の処方ができないといった課題がありそうです。

インタビューを経た弊社の取り組み

弊社では高齢者の低栄養の課題をヘルステックを用いて解決する事業の開発を行なっております。
現在立案しているサービスは医療ではなくかなりヘルスケアよりの事業になります。
一方で今週のインタビューを通じて医療よりにもかなりの課題があることが判明しました。弊社としてはこちらに関してもテックを利用して解決できるのではないかと思っております。


ヘルスケア〜医療まで横断的に課題を解決するためのプラットフォームとしての機能を弊社が担えるよう新たに事業計画をブラッシュアップしようと思います。

起業家との意見交換

同じくヘルスケア、ウェルネス分野で起業家として活動をされている方と
夜熱く話し合うことがきました。

意見交換のため小田原へ


もともとお互い医療分野のバックグランドなのですが、領域が異なっていたため異なる視点を持っており非常にインサイトが広がる夜になりました。また同じ志を持って活動されている仲間がいることに非常に刺激された夜でした。
事業のための活動だけでなく、こういった起業家との意見交換は積極的に今後も行なっていこうと思います。

Reinvent healthはテクノロジーを活用し、高齢者の健康寿命の延伸に寄与するヘルステックの開発、事業化を目指しています。
難しい分野ですが、ぜひ関わってみたいという方はご連絡をお待ちしています。

事業や当社に興味がある方はtwitter等からDMでの問い合わせ等おまちしております。(年明けにはホームページを公開します、、、)


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