2022年振り返る(救急医からCEOへ)
本日で2022年も終わりです。
昨年の今頃は救急医、人口知能の研究者としての"名詞"に縛られていた。
機会があり医療系ベンチャーのエンジニアとして働き出したのも今頃。
あれから1年。
紆余曲折あったが、自分が本当にやりたいゴールを見つけることができ起業という大きなチャレンジをする決断をした1年であった。
「何ものかになる」という呪縛に苦しんだ半年
今年の初めの半年間は本当に肉体的にも、精神的にも非常に苦しんだん時期であった。
救急医として月10回の当直、研究者としての研究、エンジニアとしての仕事
寝る暇もなく、働き続けた。
この時の自分の価値観は
「頑張って何者かになりたい」
という、他者評価に依存している状態であった。
当然、それぞれの領域が異なっているため評価軸は異なる。
そのため、各々の分野が切り離されてしまっていた。
当然、家庭は顧みずほぼ子供3人の育児は任せっきりな日常であった。
しかし、そんな日々も春先には限界がきた。
肉体的にも寝ても疲れがとれず、精神的にも追い込まれていた。
そんな矢先、出会ったのがコーチングであった。
人生の棚卸し、そして自分の価値軸を見つける
人生に挑戦している人たちの動画を見ていると、たまたまyoutubeでおすすめで出てきたGOAL-Bの体験コーチングを受けることにした。
わずか1時間というセッションであったが、目が覚めるような時間であった。
「あなたの周りの人は本当にあなたを邪魔をしているのでしょうか?」
「それはあなたが作り出した幻影ではないのでは」
その通りであった。他者評価で生きてきた自分にとって、他者の評価が怖くてやりたいことを無意識に他人を理由にして塞いでいただけだった。
そこから毎月のように都内に通い、90分間のセッションを受けるようになった。
自分の人生でがむしゃらに行動したときはどんな時か?
その行動を支えた自分の価値観はなんなのか?
人生を棚卸しすることで、少しずつ自分の価値軸の解像度を上げていった。
その結果
この2軸が私の行動の価値軸であることに気づいた。
名詞から動詞で生きる
価値軸が見つかると、私の仕事に対する姿勢も変わった。
医師、エンジニア、研究
と名詞で個々に語っていた仕事を、動詞で捉えるようになった。
医師、エンジニア、研究は手段の一つで、それらを用いて
誰かのためにまだ見たことない世界を作る
これが私の仕事であった。
その中で救急医として10年生きてきて感じている課題に真剣に取り組みたいと思うようになった。
この課題に取り組むには、医師としてだけでは成し遂げられないと思った。
多くの方に相談をする日々であった。
それまで所属していた医局にも反対されるのではと不安もあった。
でも10年一緒に過ごした妻からの一言
その一言で一気に気が楽になった。また3人の子供たちも親父が社長になることを喜んでくれた。
子供たちの世代のために、よりよい社会を創る
これを成し遂げるため医療の世界から起業の世界へ踏み出すことを決断した。
人の親切に感謝の日々
11月末に設立してから怒涛の日々であった。
事業開発もあるが、会社としての体裁を整えるためにやることがあまりにも多かった。
その中でも、全く実績のない会社に対して、初対面の方が本当に多くのことを教えてくれて、少しずつ進めることができた。
本当に感謝しかない。
そして、これまで医療で関わってきた先生方が私の事業の協力のために、多忙の中時間を費やしてくれた。
今は何も返せないことに無力さを感じる一方で、弊社の事業、成し遂げたい未来に共感していただいているからこそだと思い自信に繋がって行った。
まだまだ多くの方の力を借りながらであるが、事業の成功、そして未来の世代のためにしっかりやり遂げようと決断した。
2023年にむけて
来年の会社のゴールは1期着地で1億円を目指したい。
決して金儲けではない
未来のために1億円相当の価値を社会に提供したい
その発想だ。
本当に少子高齢化は待ったなしの喫緊の課題だ。
小さくまとまらず、大きいインパクトを与えるような事業を展開していくことをゴールに頑張っていきたい。
きっと、来年弊社にJoinしてくれる方もいるだろう。
ずーっといるとは思っていない。
いっときだとしても
と思ってもらえるような会社文化を創っていく。
来年の年末に今日では想像しえなかった景色が広がっていることを目標に来年も頑張っていきます!!
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