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子宮頸癌検診「高度異形成」?

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子宮頚がん検診から子宮頸部円錐切除手術を経て。心情や気づきを時系列に振り返って書いてます。
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壁の崩壊

壁の崩壊

2022年4月21日
結果通知を持って病院へ行き、待合室でテレビを観ながら待っていた。ある女優がMCを務めていて、珍しいなと思いながら、あれ?ふと自分の異変に気がつく。その女優はどちらかというと苦手であまり好きなタイプではなかった。それが今、いいキャスティングだなぁなんて思って観ている(偉そうに何目線だ)。
他の出演者も好きな芸能人が多く出ていて、番組自体が面白いというのももちろんあるのだが、なぜ

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検査結果…健康診断を受けるなら

検査結果…健康診断を受けるなら

2022年4月18日
精密検査から2週間も経たない確か10日後くらいにそれは届いた。
検査の日、病院の受付で自分で書いた封筒の宛名。昔書いたタイムカプセルに埋めた自分への手紙みたいだなと、少しおかしな気分になった。

一度深いため息を吐き、あとは躊躇なく中身を開封していく。
結果はこう…
子宮頸がん検診
細胞診:HSIL(高度異形成の疑い)
コルポ診:クラスⅢa
組織診(精密検査):HSIL/CI

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弱さを知ると強くなる

弱さを知ると強くなる

家に帰ると、夫は昼休憩でいつもの昼寝をしていた。起きてきたのか起こしたのかは忘れてしまった。
「子宮頸がんの検査引っかかっちゃったー」
どんなリアクションだったも忘れてしまった。
「がんの一歩手前のところで、もう一回精密検査しないといけないって」
一通り話をして、深いため息をついてハグをした。それだけは覚えている。
「でも大丈夫だよ」
と言って、この時もまだ気丈に振る舞えていた。

精密検査の予約

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コントラスト

コントラスト

30代も後半になると、様々な体の変化を実感する。

例えば、痩せにくい、肩腰膝が痛い、疲れが取れない、などなど同じ年頃の方なら何か思い浮かぶだろう。

そんな私はというと、ある日、生理でもないのに不正出血があったのだ。女性特有のものである。あらやだ。いよいよそういう意味での曲がり角かしらと思い、婦人科を受診することした。

2022年3月8日、ネットで見つけたこの婦人科は、よく買い物に出かけるエリ

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