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白上フブキ、Vtuber四天王の一角を超える【ホロライブ 】

白上フブキがVtuber四天王の一角を超えた

2020年7月後半、ホロライブ所属の白上フブキが
ここ近年Vtuber四天王の一角であった、電脳少女シロとミライアカリの登録者数をとうとう超えた。


電脳少女シロとミライアカリは登録者数70万台と、大台であり、
この登録者数を超えるVtuberは当分現れないと思われていたが、それを白上フブキが超えたのだった。

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その少し前は、にじさんじ所属の月ノ美兎(50万台後半)を登録者で超えており、
7月段階でも白上フブキの登録者数の勢いはまだ上昇している傾向は続いている。

更に湊あくあ、戌神ころねも続き、月ノ美兎の登録者数を超えた事を確認した。

Vtuberの登録者数で上位層を塗り替えたホロライブ

ホロライブの登録者数は増加傾向にあり、
白上フブキをトップに、湊あくあ、戌神ころね、兎田ぺこら、桐生ココ、宝鐘マリン、赤井はあと、
夏色まつり、白銀ノエル、潤羽るしあ、ときのそら、猫又おかゆ、さくらみこ、星街すいせい
と続く。いづれも7月後半時点で、登録者数36万以上の登録者数をほこる伸びとなっている。

にじさんじは、
月ノ美兎をトップに、本間ひまわり、御伽原江良、笹木咲、鈴原るる
と続く。こちらも36万人以上となる。

他の所属では、
キズナアイ、輝夜月、ミライアカリ、電脳少女シロが依然上位で、
田中ヒメ 鈴木ヒナ、猫宮ひなた、ヨメミ、夏実萌恵、犬山たまきと、
以上が36万以上の登録者数を持つVtuberとなる。

以前の記事は2020年4月頃に書いており、その時は体感的にはまだにじさんじと均衡を保っていた様に思えたのですが、
7月後半となり、状況を確認すると、ホロライブが登録者数では上位を占めるようになった印象があります。

ホロライブの登録者数の勢いはまだ増加傾向にあり、ここから更に伸びる可能性があります。

そうなると当然、伸びがそこまで高くないVtuberとの差が広がり、
単体としては、まだキズナアイ、輝夜月が上位でも、
所属チーム・箱としてみた場合は、ホロライブがトップの状況が続くと思われます。

にじさんじの登録者数は現時点でも十分多く、成功した部類なのですが、最近のホロライブの勢いが強い印象があります。

ホロライブ躍進となった考えられるきっかけ

ホロライブの勢いのトリガーとなったのは2020年4月にも書きましたが、現在でも桐生ココだと考えています。
2019年12月から、ホロライブを継続して見るきっかけになったのは、桐生ココの稀なる能力と、「朝ココ」の継続効果だと思われます。
桐生ココの言動や経験談や考え方からは得られるものや刺激があり、それを目当てに私のように視聴を継続する方もおり、新たな層を開拓している様です。
最近では「朝ココ」は不定期気味になりましたが、桐生ココから入った海外ユーザーが他のメンバーも見る様になり、そこから新たなユーザー層を取り込めている様に感じます。

トリガーは桐生ココだと思いますが、一方で継続して伸び続けているのが白上フブキです。
白上も海外勢からの人気が高いメンバーの一人です。
彼女が気まぐれに出す、即興の歌や音声動画はその言語が分からずとも、
なんとなく見て聞いて楽しいと思える要素がある事が強みだと考えています。


白上の強みはそれだけではないのですが、基本的には絶妙なバランスで男女問わず交友も広く上手く立ち回れる事が出来る印象です。

にじさんじが今後成長するとしたらどんな戦略をとるか

ハブ人材の確保 -メンバー間の人と人を結びつける能力を持つ人材-

今後のにじさんじが成長するにはどんな戦略をとるべきか。人材について、もしにじさんじに桐生ココや白上フブキが所属していたら状況は変わっていただろうか。
少し見てみたいと思うのは、桐生ココや白上フブキは人と人を結びつける能力に長けているので、
どのような関係構築を行うかがみてみたいと感じます。
また、桐生ココがよく配信で運営に物申す言動は今でこそ慣れていますが、
初めて聞いた時は、運営にそんな事言って大丈夫なのかと内心冷や冷やした覚えがあります。
日本で所属する企業に対してリスナーの前で物申すのは、日本人では難しいと思うのですが、
桐生ココが率直に運営に対しての感想をリスナーに伝えてくれる事で、リスナーはなんとなくどう言う現状なのか把握できますし、信頼感が生まれます。
またyagooについてよく口にする事も運営とリスナーの距離感を縮める効果があります。
その為、にじさんじ運営の現状や距離感を縮め、信頼感から新たなリスナーを取り込む事ができる可能性は十分にあります。
そういった人材が確保できるかで流れは変わってくると思われます。

海外リスナーを取り込めるか

にじさんじがホロライブの様に大幅に登録者を伸ばせていない原因の一つが海外リスナーの取り込みだと考えています。
ホロライブの桐生ココや赤井はあとは英語限定の配信を時折行なっており、その際のコメント欄は英語圏のコメントの割合が増加します。
英語圏のリスナーからすると、できれば自身が理解できる言語で配信してくれた方が聞き取りやすく、配信も楽しめるので、
その英語圏向けのファンサービスから海外リスナーを定着させている可能性はあります。

にじさんじの英語圏向け配信の取り組み

世界にじさんじVALORANT

健屋花那とZEA(NIJISANJI ID)の試み

にじさんじは海外に在籍するライバーとの共同での配信を何度か行っています。ただ、桐生ココや赤井はあとほど英語部分の配信が多い訳では無いのが現状です。

英語については、星川サラが英語を喋れる事が確認できます。

小学校がイギリスである事や、私生活でも何割かは英語を使い話しているとの事からも、国内にじさんじの中では、英語が出来る貴重なライバーとなります。
当初は英語での企画も行いたいと話していましたが、今後英語での配信が行われるかは未定です。

その他のライバーでは、夢追翔も英語の発音が良く、英語での日常会話が出来るようです。

海外には当然英語で配信可能なにじさんじライバーがいるのですが、
国内のにじさんじライバーでの英語配信は出来る人が少ない事もあり活発では無いのが現状です。

桐生ココと赤井はあとの英語圏向け配信の取り組み

桐生ココが来る前は、英語を主な言語として配信上で話せるのは赤井はあとのみで、それまで英語配信の場合は1人での配信が多い印象でしたが、
桐生ココが来た事で、主に英語で配信が出来るライバーが2人となり、協力してゲーム配信を行う事が可能となりました。

昨今のYoutuberで人気が高い傾向にある配信者は複数名の関係性が見える方が、伸びやすい傾向にあります。
その事からも、英語で会話が可能な配信者が2名以上でゲームや雑談配信であれば、新たな海外層を取り込める可能性が出てきます。

赤井はあとは桐生ココの登場前から、時々英語限定の配信を行っていました。
英語圏リスナーからすれば、理解できる言語で配信してくれる事で親しみ易くなり、
2019年中以前は赤井はあとを玄関口に海外リスナーを少しずつ取り込んでいた可能性があります。
そうであれば、現在の英語圏の海外ファン増加への要因の1つに赤井はあとの存在が作用していたとも考えられます。

また桐生ココにおいては、朝ココで海外ニキのコメントを取り上げたり、英語教室を積極的に行うなど、
英語圏でも楽しめる配信を度々目に出来ます。その積み重ねが海外人気に繋がっている可能性はあります。
ただ、桐生ココの存在は相当なレアケースだとみています。正直同じようなレベルの人材の確保は難しいと考えています。

とは言え、ホロライブの収益が海外の割合が増えており、
できればにじさんじも海外向けは強化した方がよいと個人的には考えています。

全体で一緒にまったりと継続して遊べるゲームの存在

人材について述べましたが、他にも今のにじさんには、ホロライブのARKのように時間をあまり気にする事なく、まったり他の所属メンバーと一緒に長時間プレイできるゲームが少ないように感じる。瞬間的な大型企画などはあるのですが、ここでは長く継続して他メンバーと協力プレイが可能なゲームの存在について述べます。

思えば、にじさんじの勢いが強かった時期(2019年中)は、マインクラフトへのログイン率が単純に高く、みんなで一つの世界を作っていくストーリーが存在したのだが、
今は、マインクラフトへのログイン率は低く(他に面白いゲームが出てきている事などから)、共同作業による一体感が、箱として薄れている可能性がある(一部はネザーアップデートなどでマイクラ復活の兆し有り)。


今は全体会合のような機会が減ったと感じる。
流行のAPEXやスプラトゥーンなどは少数チームで配信率は高いが、全体で一緒に何かをしている、何かを作っているという物語性が薄れており、
そこに一体感を感じなくなったユーザーが、ホロライブに流れているのではないかと考える。

ただ、現状マイクラで数字が取れるのかと言うと、他にグラフィックの面などで上質なゲームが続々と出ており、選択としては難しいのかも知れません。

このまま個々としての関係だけが特化して行くと、にじさんじの箱としての意味合いや存在が薄れ、
メンバーそれぞれが1個人勢のような見方になりかねないので、
THEにじさんじとして、我にじさんじぞと言わんばかりに、
にじさんじとしての他多数のメンバーを巻き込む合同企画やゲームは前面に出した方が良いかも知れない。
かつ単発企画ではなく、長期で出来るものが望ましい。
または、何か1つの共通の夢や目標(ドーム、ライブ公演等)を目指してやっていると表明した方が物語性が生まれ、
そこについてくるユーザーが出る可能性があります。

配信率の低下に思う事(配信頻度は現状で必要十分説)

その他はコロナの影響も勿論あると思いますが、配信率の低下がやはり箱全体として継続しているように感じます。

ただ、現状にじさんじの中堅層以上は、動画のアーカイブは1本数万の再生回数をほこるので、
収入面では配信率は多少低下しても問題ないようにも思えます。
2019年中のにじさんじは、現在ほどの登録者数ではなかったので、収益を上げる為には配信頻度を高めていたと思うのですが、
2020年中の現在は、動画からの収益も安定してそこまでペースを上げる必要が無くなったと考えれば、自然な落ち着き方なのかも知れません。

リスナーからはにじさんじとホロライブは比較されやすいのですが、配信率が低下した中のメンバーからすれば、
現状で十分との考えに至っているとも考えられます。
現状で十分な収入を得ているのであれば、足るを知ると言いますか、無理して配信する必要や、上位層を追い抜く必要性は無くなります。
中の人の目的も、特に登録者数や再生回数の増加はそこまで必須ではなく、人それぞれにVtuberになった目的、新たにできた目的があるので、
その夢や目標に使える時間や物量のバランスをとりながら、配信をしているのが現状と考えています。

にじさんじは男性Vtuberの登録者数としては依然優位にある

にじさんじは、上位層の登録者数でこそホロライブに抜かれた形となりますが、男性のVtuberの登録者数では依然優位にあります。

葛葉、叶、社築、ベルモンド・バンデラス、加賀美ハヤト、黛灰、舞元啓介、エクス・アルビオ、ジョー・力一
上記は登録者数19万を超える男性Vtuberですが、このレベルの登録者数を多数抱えている箱はおそらく、国内ではにじさんじだけと思われます。

男性Vtuberであるから可能な女性層ユーザーへのアプローチ方法があり、
その点も成長させて行く事が、ホロライブとの差別化に繋がると思われます。

犬山たまきの上位層入り

犬山たまきは7月後半時点で、登録者数36万を超えており、気づけば大幅な躍進を遂げている。
犬山たまきは積極的に外部コラボを進め、その度に他Youtuberへのリスナーへの認知を広め、登録者を増加させる事に成功している。

もともと、当初は外部コラボはあまり考えていなかったが、とあるリスナーから積極的に外部コラボを進めろと何度も催促され、
進めたのが現在は1つのスタイルとなった対談コラボだそうだ。
過去の対談コラボをみても分かる通り、犬山たまきは、お相手のお話を上手に盛り上げる事ができ、司会が上手く、
対談こそ犬山たまきの真骨頂と言ってもいいほど、合ったスタイルだと感じている。

内容も、上手く相手の内面を引き出しており、対談をみて、新たな推しの一面を知るなど、見ている側としても楽しいものに仕上がっているので、
見た事がない人は1度、過去動画にもし推しと犬山の対談動画があれば見てみる事をオススメする。
登録者30万超えは伊達ではない。実力あっての成長であり、更に登録者は全然伸びると思う。

また、犬山たまき所属の、のりプロには他に、白雪みしろ、愛宮みるくなど多数のVtuberが所属しており、少数ながら今勢いのある箱の一つとなっている。

代表である、のりお先生が現役漫画家であり、かつVtuberとしても対応できる点が、他の箱・事務所と大きく異なる点である。
漫画家としての創造力・クリエイティブの観点から生まれるシナジーに期待したい。

続々と進出する技術・クリエイティブ系Vtuber

絵・イラストが描ける、しかもプロレベルで行なっているのであれば、Vtuberのデザインも行い易い事からVtuberの配信業はクリエイティブ系スキルととても相性が良い。
後は、トークスキルがあれば申し分なく、Vtuberとして活動が可能である。

しぐれうい

ホロライブリスナーには最早おなじみ、大空スバルのデザイン担当。
物腰柔らかな口調とボイスから癒される人多数有り。

クリムゾン

かの界隈で言わずと知れた御仁。Vtuber化により判明した常時ASMRと言わせる囁きボイスが特徴。
お絵かき講座はプロ視点での姿勢や考え方を垣間見る事ができ、お絵かき好きなら一度は講座を拝見して欲しい所。

Vtuberの続々進出にコロナの影響有り

コロナの影響から続々と芸能界からYoutuberの世界に進出したように、
リモートワークの拡大から自宅に籠るようになった芸能やクリエイティブ、音楽、技術方面から今後も進出は続いて行くと考えられる。
その為、ほんの半年前は、「にじさんじ」「ホロライブ」のほぼ2強時代から、
現在や未来は、「ホロライブ」「にじさんじ」「キズナアイ」「のりプロ」「有閑喫茶あにまーれ」「登録者数十万クラスの個人勢Vtuber」等のように、大手箱・事務所に所属していれば安定という事はなく、強力な一芸、二芸の技術を持つ、多種多様なVtuberと渡り合って行く事になると思われる。



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