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劉貞亮 『飲茶十德』

中国茶の歴史を学んでいると、必然的に様々な賢人たちの奥深き思想に触れます。東方哲学は実におもしろいです。


伝統的な中国茶の教えのひとつに、劉貞亮の記した『飲茶十德』というものがあります。


唐朝宦官劉貞亮在『飲茶十德』文中提出 ,

一, 以茶散鬱氣
二, 以茶驅睡氣
三, 以茶養生氣
四, 以茶除病氣
五, 以茶利禮仁
六, 以茶表敬意
七, 以茶嘗滋味
八, 以茶養身體
九, 以茶可行道
十, 以茶可雅志。


唐代の劉貞亮は『飲茶十徳』の中で飲茶の効能を以下のように記しています。

一, 茶を以て憂鬱を散らす
二, 茶を以て眠気をはらう
三, 茶を以て氣を養う
四, 茶を以て病気を除く
五, 茶を以て礼と仁愛が増す
六, 茶を以て敬意を表す
七, 茶を以てうまみを味わう
八, 茶を以て身体を養う
九, 茶を以て真の道を歩むことができる
十, 茶を以て志を修めることができる

個人的には、九つ目の「可行道」は "自分の信ずる道を進む" というようなニュアンスで解釈してみました。


自分の感性で日本語の解釈に置き直す事で、
また新たな発見をし、味わい深い時間を得ることができました。

少しづつ積み重ねようと思います。


自分の感性から産み出す言葉、大切ですね。


お読みくださりありがとうございます。




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