見出し画像

『 キャップとキャスケット 』

英語ではcap キャップ
フランス語ではcasquette キャスケット
前だけにつばがある帽子の総称で同じものを指します。
*半球形のクラウンのみの帽子もキャップと呼ばれているものもあります。

casquette キャスケットの語源は
西洋の騎士が被っていた「カブト」をフランス語でcasque キャスクといい、
そのcasque キャスクから出てきた言葉で、本来の意味はフランス語で
『小さいカブト(casque+ ette←小さいを意味します) 』と言うことになります。

キャップと聞くと野球帽やハンティング、ワークキャップ、マリンキャップなどを思い浮かべると思いますが、それぞれ正式名が国や地域、時代で異なります。

エメラの2p Hunting cap
深めに製作、ブリム芯にはコットン芯を使用しているのでクルクルっと丸めて収納できます。

Hunting cap ハンティングキャップ / Flat cap フラットキャップ
19世紀末にイギリスの上流階級が、狩猟用に上衣と同じツイードなどで作ったもが様々なスポーツ用に普及し、1930年代頃には庶民のシンボルに。
日本では鳥打帽、ハンチングと呼ばれ、明治20年頃から商人が被る様に。

エメラの2p ポテっとしたHunting cap
深めに製作、ブリム芯にはコットン芯を使用しているのでクルクルっと丸めて収納できます。

casquette キャスケット と Newsboy cap ニュースボーイキャップ
日本では6枚もしくは8枚はぎになっていて、ボリュームの大きめなものをキャスケットと呼ぶことが多いです。

エメラの8p Newsboy cap
ブリム芯にはコットン芯を使用しているのでクルクルっと丸めて収納できます。

19世紀から20世紀初頭にかけて欧米では新聞売りが被っていたことから、Newsboy capと呼ばれていたり、平なフォルムなので、Flat capとも呼ばれています。
とりわけ1910年代から20年代にかけては労働者や下級層の間で広く被られていました。
しかし、20世紀中期以降はそうした「労働者の帽子」という認識は薄れ、単純にファッションアイテムとして被られていいます。

最近のイギリスではテレビドラマシリーズ 『 Peaky Blinders ピーキー・ブラインダーズ 』の影響で、

剃刀の刃が挟まっているんです。。。
日本の80年代のヤンキーみたい

Newsboy capのことをPeaky Blinders cap/peaked capと呼ぶ流れにもなってきているようです。(しかも主人公の真似をしてブリムとクラウンの間には剃刀の刃のアクセサリー付きだったりするものも。ギャングなので、喧嘩の時にその剃刀の刃で相手を傷つけるそうです。ドラマ・映画の影響って。。。)

このドラマは1890年代から20世紀初頭にかけてバーミンガムに実在した19世紀の都市のギャンググループであるピーキー・ブラインダーズを題材にしていて、主演のキリアン・マーフィーさんが格好良く、男臭く、肉厚のツイード地で製作された帽子をよく被っています。着ている洋服も格好いいんです♪

エメラの4p Newsboy cap
ブリム芯にはコットン芯を使用しているのでクルクルっと丸めて収納できます。


エメラの帽子教室では『 キャップとキャスケット 』の製作していただけます。
ぜひ帽子作りも体験しにいらしてください。 

帽子教室ご予約承り中です👒 
『あなたの作りたい帽子を作りに来てください!! 』 
🧵エメラの帽子教室はマンツーマン・個人レッスンのお教室です。
*男性の参加は女性同伴でお願い致します🙇‍♀️

帽子教室カレンダー⏬
 https://emera-beret.amebaownd.com/pages/4180511/page_202008281609
ご都合の良い日に自分で帽子作ってみませんか? 
 ご希望日を帽子教室カレンダーでご確認の上、メールでお知らせください。 
ご予約お待ちしております!! 
emera.beret@gmail.com 
不定休、要予約 

エメラの6p Cap
ブリム芯にはコットン芯を使用しているのでクルクルっと丸めて収納できます。
エメラの2p CAP
ブリム芯にはコットン芯を使用しているのでクルクルっと丸めて収納できます。
エメラの2p CAP
ブリム芯にはコットン芯を使用しているのでクルクルっと丸めて収納できます。


読んでくださりありがとうございます。 いただいたサポートは帽子のことを色々調べる糧に大切に使わせていただきます♪ あなたの愛に感謝いたします!!