362/365 : 「お稲荷さん」なんでも「さん付け」する関西人
お正月2日は地元が誇る大社「すみよっさん」にお参りして、帰りに実家の町内で親しまれている「お地蔵さん」も手を合わせてきました。
今日は、関西で生まれ育っておきながら初の伏見稲荷大社へ。
参道にはたくさんのお店が並び、まあ包たての「お稲荷さん」の美味しそうな事^_^
とまあ、何でもかんでも「さん付け」されるココ関西。
時代の流れでコテコテの関西弁もあまり若い世代からは聞かなくなったように思いますが、お正月ともなるとそこかしらで「おめでとうさん」「おめでとうさんです」と声を掛け合う。
この「おめでとう」へのさん付けは大抵目上の人から下にかける言葉で使われるのではないでしょうか。
「おはようさん」や「ご馳走さん」も似たようなニュアンスだと思います。
モノへのさん付けは、それに対しての敬意の表れのような気もします。
ご馳走続きの3が日を終え、台所で母がポツリ「お白湯さん美味しいわ〜」と言った事がきっかけで、今日はそんなさん付けに関して考えてみたのですが、その定義がなかなか難しい。
言葉の研究の中で『御所ことば』を基に上方の女性らが新しい丁寧語を創ったのが始まり、と
という説があるそうです。
「女性の言葉」と言われると、可愛いころんとした物にも「さん」をつけるのも納得。
「お豆さん」「お芋さん」お椀に入っている「お粥(おかい)さん」「お汁さん」などが馴染みある。
今日は「お月さん」が綺麗やね〜。
今日はよう「お日さん」照ってはるわ。
この辺りも元が女性言葉と思えばとても可愛らしくほっこりしますよね。
久々大阪でゆっくりなお正月。
大阪を客観的に見ると色々面白い。
さあ、お正月も過ぎれば翌週は「えべっさん」やね〜。
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