ブラック企業が一番少ない業種は〇〇!!
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就活生、転職を考えている方は、自分の勤める会社がいわゆるブラック企業じゃない方がいいですよね?
ネットを見るとブラック企業の見分け方は様々あるようです。
その見分け方の1つとして、ブラック企業は「離職率が高い!」というのがよく挙げられます。
そこで、離職率が最も低い業種がわかればブラック企業に当たる確率が最も低くなるんじゃないか!という安直なテーマで記事を書いていきます。笑
今回は厚生労働省が 2019 年に実施された「雇用動向調査結果の概況」という調査結果を使用します。
まずは、言葉の定義をしておきます。
「常用労働者」
次のいずれかに該当する労働者。
① 期間を定めずに雇われている者
② 1か月以上の期間を定めて雇われている者
「パートタイム労働者」又は「パート」
常用労働者のうち、1日の所定労働時間がその事業所の一般の労働者より短い者、又はその事業所の一般の労働者と1日の所定労働時間が同じでも1週の所定労働日数が少ない者をいう。
「一般労働者」又は「一般」
常用労働者のうち、パートタイム労働者以外の労働者をいう。
「離職者」
常用労働者のうち、調査対象期間中に事業所を退職したり、解雇された者をいい、他企業への出向者・出向復帰者を含み、同一企業内の他事業所への転出者を除く。
離職の推移
まずは、社会全体で離職率がどれぐらいなのか見てみましょう。
この調査での離職率とは、「離職者数」を「調査対象年(2019 年)の年初め時点での常用労働者数(期間を決めず働いている、もしくは1ヶ月以上の期間を決めて雇われている人)で割ったものです。
2019 年での離職率は、15.6 %となっています。つまり、年初めに働いていた人の 15.6 %が年内に仕事をやめている(転職している)という計算です!
意外と多いですね。そんなもんなんですね〜
性別にみると、男性の離職率が 13.4%、女性の離職率が 18.2%、就業形態別にみると、一般労働者の離職率が 11.4%、パートタイム労働者の離職率が 26.4%です。
産業別の離職率
さぁ、それでは産業別での離職率を見てみましょう!
離職率が最も高いのは「宿泊業,飲食サービス業」で 33.6%です。
めっちゃやめてる。笑
次いで「生活関連サービス業,娯楽業」で 20.5%です。
入職超過率(入職率 - 離職率)をみると、生活関連サービス業、娯楽業が 4.1 ポイントと最も高く、次いで、学術研究,専門・技術サービス業が 3.2 ポイントとなっています。
一方で入職超過率が最も少ないのが、電気・ガス・熱供給・水道業で -7.2 ポイント。次いで、鉱業,採石業,砂利採取業が -5.2 ポイントとなっています。
全体の結果を以下の図(調査報告書にある図です)に示します。
離職率が低いものがブラック企業ではない確率が高いと仮定すると、最もブラック企業でない可能性が高い業種は「複合サービス事業」のようです。
なんじゃそら?
「日本標準産業分類」によると、「複合サービス事業」とは...
信用事業、保険事業又は共済事業と併せて複数の大分類にわたる各種のサービスを提供する事業所であって、法的に事業の種類や範囲が決められているもの
複合サービス事業の例として、「郵便局」や「協同組合」があるようです。確かに JA とかはホワイトなイメージがあります。
就職先にあまりこだわりがない方は、「複合サービス事業」を調べてみるといいかもしれません!
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