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ばーばの大学院な日々〜アイデンティティが揺らぐ

子育てを終え、孫の成長を見るうちに、研究がしたくなり、大学院に進学しました。

社会人経験者としての大学院生

専業主婦を12年、兼業主婦を15年の後、離職して大学院生になりました。
社会人枠で受験しましたが、社会人大学院ではないので、周りの大多数は若者です。
これがとても心地よい😊

珍しいいきもの…?

大学院はさまざまな背景の人がいて、外国籍の学生さんも多いし、学部とは進路を変えた人、仕事をしてみて疑問やもどかしさを抱えて進学してきた人などなど、興味深い集まりです。
中でも多分、特に私は珍しいいきものなのでしょうか。「前田さんと話したかったんです〜」と声をかけてくれる学生さんが多くて嬉しい。

さらに、私が苦手な部分には、特別に親切な学生さんがフォローしてくれます。
(ま、統計ですけど)

私のアイデンティティって⁈

そんな中、とても自覚したことがありました。
私は何でも身体感覚で理解する人間なんだなあってこと…肌感覚的に実感することがとても多いです。

今回わかったことは、自分の持っているアイデンティティとバイアス。

3年前、CP講座を受けていたときに、zoomに入ったらエプロンをしたままの自分が画面に映り、ああそうか、これが私のアイデンティティだ(家事も家族のこともやるし、自分のやりたいこともやる人)…と肚落ちした瞬間がありました。

家事に対しては、大雑把な性格なので、とりあえず自分の居心地の許容範囲程度、ご飯支度は家族を飢えさせない程度にしかやりませんが、外食が続くとお腹が壊れる体質のため、自分で作ったものを食べます。
それが普通っていうのが自分なんだろうと思っています。

そしてそれこそが自分のバイアスなんだということを感じる場面が続きました。

アイデンティティが揺らぐ⁈

大学院での同級生や先輩たちは、みなさんとてもフレンドリーで、楽しく過ごしています。
一緒にお酒を飲んだり、ご飯を食べたりする機会もあり、そういうときの私は、「手伝うかい?」「何か作ってもって来ようか?」などというのがあたりまえだと思っていた訳ですが、「あ、僕がやるからいいですよ。」と言う男子の多いこと。
口では「ええ?いいの?嬉しい〜😊」と言うものの、そこはかとないいずさ(北海道弁)を感じています。

ええええ?うちの子よりも若い子、しかも男子だよ。やってもらっちゃっていいのかなー?

という気持ちがいつもどこかにあります。
で、まあ、モヤっとしたらとりあえず誰かに話す性質なので、今は末っ子にそんなことを話してみました。
そうしたら末っ子は、「まあね、お父さんが家で全く何もしないのを見ているから、お母さんがそう感じる時代の人だってことはわかるよ。でも、(男子女子区別なく食事の仕度をする)それが普通だよ。わたしなんて、卒論の追い込みでゼミ室に住んでたときに、ごはん作ってくれたのは男子だし、ケーキまで焼いてくれたわ笑笑」

学校教育の成功例なのか?

そうか、そうね、家庭科も技術科も区別なく学んできた人たちよね。
そう考えると、学校教育の成功なんじゃないかって思ったりするわ。

ただ、とりあえず、「ご飯を作る人としての私」というアイデンティティは揺らぎ続けている笑笑

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