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DJ向け:2020年3月時点のオンラインで金稼ぐ8つのアイデア兼自分用メモ

※サムネイル:Photo by Zac Bromell on Unsplash

はあ〜〜〜〜〜コロナ、まじぶっコロナ(-1000点の出だし)。

このコンテンツは、2020年に起きたコロナウイルスの影響で急にブッキングがなくなってまじで金なくてやばいDJ向けに、オンラインでとりま稼がへん?という感情から、金稼ぐ方法を網羅したまとめ記事です。また、好きなDJへ金を払いたい人向けに、できるだけスムーズに金払うためのTipsも盛り込んでいます。

音楽を含む文化方面で「手持ちの金がめっちゃヤバイ」というニュースや声を見ており、あらゆる形でなんとしてでも金稼ぐことを検討してみよう、という非常に個人的な感情からのアウトプットとなります。

既にTwitterでは、オンラインでDJが稼いだりパーティーやったりするためのさまざまなアイデアが飛んでるのですが、個々のツイート単位で流れ行くフローな感じだったので、一度ストックしてまとめよう、と思った。それがこの記事書くモチベです。

ヨーロッパと日本中心でクラブ界隈の中止・延期情報をまとめてるのはこちらから。

とても長い記事ですので、お好きなDJ MIXやアルバムとか聴きながらお読みいただけると幸い。GHzというブレイクコアまわりのセレクトしてるショップが、家で聞くのに最高のライブMIXまとめ出してるので、この機会に聞いてください。

記事を要約すると、以下の三行になります。

・オンラインで金稼ぐ手段を徹底的に探そう
・今手元にあるコンテンツについて、オンラインでの見せ方や売る経路を模索しまくろう
・リスナーは広告見ることも含め、推しやリスペクト対象に対価を払って欲しい

できる限りの範囲で、「オンラインでDJが稼ぐ方法」を網羅したつもりですが、「こういうプラットフォームやサービスや手法もありますよ!」というコメントは、ぜひ欲しいです。レス返せるかは量によるのでそこは申し訳ありませんが、全部のコメ見て、何それやばいすごいと思ったものは、このnoteに追記します。

なお、この記事はPR記事ではないし、情報商材ではないし、どこからも金もらってないし、アフィリエイトコードも仕込んでません。完全に一音楽好きなDJ個人の、金銭的に無償提供なまとめ記事です。

ちなみに、目次の時点で「もうそれ知ってる」「もうそれやっている」という人にはマジで役に立たないです、この記事。一個人にそこまで「新しい手法を教えて!」的な期待を寄せられるのはちょっと困る……。

自宅待機が長引いたら、英語版も書くかも。

お前は誰?(読み飛ばしてもOK)

本業は別にある(Webマーケティング系)、日本在住渡航歴なしのDJです。2007年にDJ始めて12年ぐらいの経歴です。音楽のジャンルはWARP Records回りとブレイクコアとベースライン系が好きです。

ハードテクノも大好きで、「オッパラダイス」という新宿デカバーZというクラブのレギュラーパーティで、ほぼ毎月回してます。最近は超特急という、ダンス・ヴォーカルグループの音楽が大好きです。

デカバーZのサイトはこちらから。

DJの活動実績としては、12年間で累計400回ぐらいです。正確な実数ではなく、今までだいたい月3回ぐらいはやってたよなあという振り返りに基づく数値ですが、これまでに3桁は確実にDJやってます。

金稼ぎ実績としては、DJ活動3年目以降ぐらいから、確定申告をしなくていい雑所得の範囲で毎年お小遣いを稼ぐほか、飲み代には困らない範囲でお酒やCDやエントランス料金がタダになる権利もらう、という感じです。

そのほかインターネットに趣味の文章やライブレポやPR文章書いて、金銭発生したりnoteで投げ銭もらったり、というワーキングクラスとして生きています。

自己紹介は、以下のnoteを参照のこと。コロナウイルスの事態収束したら、めちゃくちゃいろんな現場でDJやりたいです。オンラインパーティーも喜んでお受けします。パーティーのPR文章やライブレポート作成もできます。

ご依頼はTwitter(@em_meow)のフォローとDMでオファーよろしくお願いします。金額は応相談で。

この時点でまだ序文なので、ついでに私のDJ MIXやおすすめしたいリポストしたMIX聴きながら、以降の文章読んでもらえたら幸い。別に聴かなくてもいいです。

https://www.mixcloud.com/em_meow_303/

このnoteの主旨

コロナウイルス a.k.a 新型肺炎 a.k.a COVID-19の影響で、世界各地でDJの懐が厳しいという話を知り、一個人として何かサポートできないかな、というのが発端です。

また今回に限らず、今後不況や災害などで音楽活動が厳しくなった場合に備えて、インターネットが存在しうる場合に限るものの、情報共有インフラが使える環境下で金稼ぐ方法を知ってみて欲しい、という意図が含まれます。

しかしながら、タイトルにある通りこの記事は自分用の「まさか、な将来」に備えた内容、つまりPrepare for the future(by Fallout)な、超個人的オンライン金稼ぎ経路メモでもあります。

よって、このnoteがあらゆるDJに適用できる内容というわけではないと、ここに明記いたします。加えて、今すぐ金稼げる手法だけではなく、長期的な意味で今後の自分自身を助ける手法も含んでいる点はご了承ください。

当noteにおける注意事項

このnoteで記載している事項は、全てを自身が売る側として実践したわけではありません。自分で調べてこれなら決済周りいけるやろ、と判断したものも混在します。

また、決済のルートとしては自分自身が金払う側でやってみて、好きなアーティストをサポートできたと体感したので記載しているものもあります。

具体的に言うと、私は日常的にBandcampで金払って好きな音楽買って、一方ではnoteでお金頂いたことがある、そういうレベルです。

一点注意しなければならないのが、すべて民間企業運営なので、いつサービス終了するか分からないことです。なので、できるだけ多く経路を持ち、常に新しいプラットフォームをチェックして、いつどれが終了しても大丈夫だと言える状態にはしたほうがいいな、と思っています。

このnoteを特に読んで欲しい人と、あまりご期待には添えない人について

以下に列挙します。この時点で文体含め主旨が合わない人は、めっちゃ申し訳ないけれど他の支援策を検討して欲しい。私には、そういうところまでのフォローはできない。

このnoteを特に読んで欲しい人:
・そういう送金経路もあるのか!を知りたい人
・集客人数1000人未満キャパのDJオファーでやっている人
・オンラインであれこれやることに抵抗がない人
・来年の確定申告をできる自信がある人

このnoteで、ご期待には添えない人:
・オンラインでの活動に消極的な人
・集客1001人以上が基本の人(規模がでかいのはカバーできません)
・来年の確定申告をできる自信がない人

オンラインで金稼げる項目に使うフォーマットと見方

思った以上に使えそうなツールやプラットフォームが多かったので、フォーマット作りました。このテンプレでやっていきます。

見出し:<サービス名>+<主なやり方>
・誰向けか
・送金経路の作成難易度(激ムズ、むずかしい、ちょっとむずかしい、かんたんのレベル分け)
・金銭周りの設定ページ
・さらに口座設定方法や入金方法調べるためのキーワード(これを軸にGoogle検索してください)
・+αコメント(おまけとして、すごく良い事例を添える項目もあります)
・自分ならどういう使い方するか

では、以降これいけるんじゃね? という方法を紹介します。

1. Bandcampでオリジナル曲やグッズを売る

・誰向けか:自分でオリジナルの曲またはグッズ作れるDJ
・送金経路の作成難易度:ちょっとむずかしい(英語読める+設定手順が理解できる前提)

・金銭周りの設定ページ:
利用規約ページ:
https://bandcamp.com/terms_of_use

アーティスト・レーベル向けヘルプページ:
https://get.bandcamp.help/hc/ja#-artists-labels

・さらに口座設定方法や購入方法調べるためのキーワード:
「Bandcamp 口座 設定」「Bandcamp 曲 買う方法」で検索検索。

参考例:

+αコメント:
インディーバンド、クラブミュージック周りで大鉄板な音源販売プラットフォーム。自分で自由にアカウント登録〜楽曲販売できます。デジタル音源以外に、グッズやレコードも登録して売れます。

試聴用プレイヤーも優秀。私はストリーミングツールとしても使っており、BGMとして聴きながらその曲を購入するかどうか検討しています。

2020/3/20の手数料フリーなアーティスト・サポート・デイでは、5000円ぐらいいろんな音楽買って支援しました。これからも好きなアーティストの曲買っていきます。注意事項としては、利用規約で「カバーのアップは受け付けません」と書いています。

自分ならどういう使い方するか:
私はMacBook Pro使ってるので、とりあえずガレージバンドやDAWで曲作って、ここに登録して売ることを考えます。Macの各種アプリやデータ保存可能なブラウザベースのシンセとかも交えたら、クオリティはどうあれ音楽を作ることはできるので。

あと、自分のロゴとかデザイン作ってそのステッカーとか売る、とか。小さな投資で自分の音楽的な何かを売りすいのが、Bandcampの強みだと思います。

2. YouTubeでCM貼って動画を配信

・誰向けか:リアルタイムMIX見せられるDJとか、DTM解説動画作れるDJ
・送金経路の作成難易度:むずかしい(配信機材の調達ができれば、たぶんかんたん)

・金銭周りの設定、ヘルプページ:
クリエイター向けヘルプセンター
https://www.youtube.com/intl/ja/creators/

YouTubeヘルプ-YouTube で収益を得るには
https://support.google.com/youtube/answer/72857?hl=ja

YouTubeヘルプ-YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格
※チャンネル登録数は1,000人以上、年間再生時間が4000時間以上必要です。あと18歳以上であること。
https://support.google.com/youtube/answer/72851

・さらに口座設定方法や入金方法調べるためのキーワード:
「YouTube 広告収入」で検索検索。

+αでのコメント:
もはや言う必要がない、Googleに買われて以降スタンダードになった超大規模動画配信プラットフォーム。パートナープログラムへの審査時間が必要など、今すぐ何かできる手法とは言い難いのですが、YouTubeをよく見る人の嗜好とマッチングできればワンチャンある。

・自分ならどういう使い方するか:
作業用MIXいっぱい作ろうかな。YouTubeが保有している楽曲の権利範囲を調べてから、そこに問題のない範囲で選曲して、MIXデータ作るのはどうかな?と考えました。

・おまけ:
個人的に、「うわすげー!YouTube便利ー!」となったきっかけが、ギターの種類やメーカーごとにどう音が違うのかという解説動画と、UKガラージをMIXしてくれるDJの動画でした。学べる動画と作業用/リスニング目的BGMの動画がよかった。DTMテクニック動画とかも勉強になる。

直近で天才だな、と思った企画としては、「ライブハウスによるYouTubeチャンネル開設」です。これはまじで天才。


ライブハウスやクラブ運営に携わる人がYouTubeでできること、あるんじゃないかなあと思ったら四谷アウトブレイクの方が、もう答え全部出してて脱帽しました。

ライブハウスだから提供できる情報と想像できる、「そのライブハウスで食える名物飯、ライブハウスあるある、ここでライブしてもらってすごくよかったアーティストの感想、言える範囲内でのイベント裏話トーク、法律や条例を踏まえた対応アナウンス」など、一通り動画でやっててもはや感動しかない。すごい。

自分であれば、見る側としてわざと広告流して、「このチャンネルは広告配信効果がある」と、YouTubeのアルゴリズムに認識させます。もちろんアドブロックは外して閲覧する。

3. YouTubeのSuper Chatなど投げ銭可能な機能付きで配信

・誰向けか:リアルタイムMIXできるDJ、トークも好きなDJ
・送金経路の作成難易度:激ムズ(入金可能にする設定ではなく、投げ銭されるためのカリスマ性とファン数獲得がネック)

・金銭周りの設定ページ:
YouTubeヘルプ-Super Chat と Super Stickers を有効または無効にする
https://support.google.com/youtube/answer/9278306

YouTubeヘルプ-YouTube プレミア公開
https://support.google.com/youtube/answer/9080341

Super Chat によるファンとの交流
https://creatoracademy.youtube.com/page/lesson/superchat?hl=ja

金払う側向け:
YouTubeヘルプ-Super Chat と Super Sticker 購入の詳細
https://support.google.com/youtube/answer/9178268

YouTubeヘルプ-Super Chat と Super Stickers を管理する
https://support.google.com/youtube/answer/7288782?hl=ja

YouTubeの手数料%がでかいとか、そういう話を知るのに有益なリンク
https://note.com/shibuyahal/n/n2b90d998bfbf

・さらに口座設定方法や入金方法調べるためのキーワード:
「YouTube Super Chat」で検索。個人的には正規ルートでクレカやデビットカード作って、それ経由で投げ銭するのがいいかなと。

+αコメント:
YouTubeにおける投げ銭機能。YouTuber、Vtuberまわりだとよく知られているようなのですが、これを使ってクラブまわりが金稼いだのは後述のDommune以外にあまり聞いたことがない。事例がすでにあったらごめんなさい、謝罪です。

金の払い方は超かんたんです。
Super Chatやってるチャンネル行く>そこで「¥」マーク押す>手持ちのクレカ・デビット番号とセキュリティコード、郵便番号入力>指定金額とコメント書く>終わり。

注意点としては、入金用に新規作成されるアカウントと自身のGoogleアカウントが紐付けされるので、そこに抵抗がある人は厳しいかもしれません。

自分ならどういう使い方するか:
これは界隈文化の話なのでいたしかたないのですが、いわゆるニコニコ動画出自の歌い手界隈の方が、「推しに遠隔で金を払う」意識がとても高い。すごい。尊敬。クラブ周りがこれを実装しても、リスナー側がちゃんと金払うかあやしい部分があります。

ただ、自分が金払う側として考えるなら、「Aphex Twinだけど、なんか質問ある?」みたいなAMA(Ask Me Anything)トーク配信で、Super Chatで金出した人の質問にだけ答える、みたいな企画はいいと思う。

リアルタイムにDJやトークするだけでなく、パーティーオーガナイズやってるDJであれば、その過程自体も人によっては金を出したいコンテンツになると思います。

おまけ:
事例紹介としては直近だと、M.S.S Projectが投げ銭でトータル1億円超え、そのほかのプロジェクトでも2万円とか5万円投げ銭するのをリアルタイムで見ました。

あと、芸人のパペットマペットが、ゲーム「あつまれどうぶつの森」を生配信してるのですが、そこでも普通に200円とか500円投げ銭されてるのは見ました。ほんわかしたチャット欄が楽しいです。

メディアレイピスト宇川直宏氏のメディアDommuneも、Super Chatで投げ銭を受け付けています。3/26時点のライブ配信で、投げ銭されてるのを確認できた。私も、うすらほんのり投げ銭した。個人的には期間限定でなく永続的にやるのも良いと思います。

4. Mixcloudでの課金を受け付ける

・誰向けか:DJ / 音楽作れるDJ
・送金経路の作成難易度:激ムズ(配信側がProアカウントにならないといけない)

・金銭周りの設定ページ
https://www.mixcloud.com/select/creators/

・さらに口座設定方法や入金方法調べるためのキーワード:
「does mixcloud pay djs」とか英語圏キーワード。

+αコメント:
恥ずかしながら、この記事書くまでMixcloudがここまで進化してたのは知らなかった。でもこれリスナーが5000人以上常にいて、金払ってMIX聴きたい! というカリスマ性ないとたぶん無理。そのぐらいリスナーがいるDJには、一つの手法としてありだと思います。

紹介する理由は、Mixcloudが「音楽制作者 / DJ / リスナー間の三方良し」を目指す姿勢が超いいなと思ったから。

仕組みとしては、「聞く側:好きなチャンネルをサブスクリプション課金する」だけなんですが、お金の配分が「まずMIXに使われた曲の権利者に払う>そのあとMIX制作者とMixcloudで分け合う」という考え方みたいです。ただし、手数料%が結構えぐい。

なので、このモデルを良くしていくためには、音楽制作者がDJ MIXに使われるような曲作ることに加えて、Mixcloudが権利元把握できるよう、メタデータもきっちり作ってアップロードしてあげることかなと。作業コストが高いのですが、後々効果があるとは思う。

自分ならどういう使い方するか:
いきなりこれやっても、自分のカリスマがなさすぎて稼げないので、まずはDJスキル高めることと知名度爆上げすることやってから、ここへの課金プロセス組みます。聞く側としてなら、好きなDJがこれやってくれたら金払いたい。

Mixcloudは英語メインなので、知名度あげるコンテンツも英語ベースじゃないと意味がないやろなと思います。英語わからんという方は、ぜひDeepL翻訳使って欲しい。これ超すごいツール。無料です。

おまけ:
ストリーミング配信サービスのSpotifyも、アーティスト支援をやるそうです。

プロジェクトの一環として、近日中にSpotify上でアーティストがファンから直接募金を集めることができる機能のリリースを予定しているという。

とのことですので、自分だったら個人的に支援して欲しいアーティストを推すために、Spotifyプレイリストを作ってプレゼンしたり、支援募っているアーティストに金払います。

5. チョコ入りマシュマロください!と言う

・誰向けか:誰でも
・送金経路の作成難易度:かんたん(稼げるとは言ってない)

・金銭周りの設定ページ:
有料機能を含む包括的な利用規約
https://marshmallow-qa.com/terms/paid_service

特定商取引法に基づく表記
https://marshmallow-qa.com/terms/sctl

チョコ入りマシュマロFAQ
https://tayori.com/faq/a7e775d112c305f6164107ce6a0222ca17e334d3/category/c2385581e8645bdba7441509856ff2ec179a2f62

・さらに口座設定方法や入金方法調べるためのキーワード:
「チョコ入りマシュマロ 収益」とかで検索検索。

+αコメント:
お菓子の方のマシュマロと、検索結果ゆれ起こしててわかりにくいのですが、ざっくり言うと「匿名で、Twitter上の気になる人に質問できるサービス」です。

できることとしては質問箱(Peing)とほぼ同じやつ。質問を受け付ける側も質問する側も、Twitterアプリ連携でアカウント作成できるので、まじ秒。Twitter経由で質問と、それに伴う投げ銭ができるサービスです。

自分ならどういう使い方するか:
既にアカウントは持っているので、もしフォロワーもっと増えたら口座周り設定するかも。

質問に答えることがチョコ入りマシュマロへの対価なので、DJするときに心がけてることとか、DJで出たパーティーや過去にやったパーティーの裏話を話せる範囲で話せるかと。興味ある人がいれば、の話ですが。人気商売はむずかしい。

自分のマシュマロアカウントはこちらです。何か質問あったらこちらにください。回答はTwitterに公開されます。返信不要の場合はその旨記載ください。質問は無料でもできます。

https://marshmallow-qa.com/em_meow

おまけ:
マシュマロ開発者のコラム。これ読んで、発展途上ではあるけど信用したいサービスと思った。PR記事ではあるけど中身があるので良い記事。

6. ブログ作って音楽や機材をアフィリエイト紹介する

・誰向けか:文章書くのが好きなDJ
・送金経路の作成難易度:むずかしい(ドメイン登録手続きやブログ立ち上げがだるいのと、継続して執筆する意志の強さと、情報商材に振り回されないリテラシーが必要)

・金銭周りの設定ページ:
手法がいっぱいあるので割愛。ググって構築してほしい。書籍もいろいろ出てます。

・さらに口座設定方法や入金方法調べるためのキーワード:
「ブログ アフィリエイト 設定」「ブログ Google AdSense」「ブログ 広告 収益化」とかで検索検索。

+αコメント:
ブログで稼ぐのはオンラインにおいて古典的ですが、基本でもあると思います。稼ぐ方法はいろいろあるのですが、以下が基本の3軸です。

・読んだ人にとって有益なメディアである(広告を貼る価値のあるメディア化)
・ブログ主が専門的知見から、特定の商品を激推しする(アフィリエイト)
・ブログ主の知見を元に、スポンサーから送られた商品を徹底解説する(PR)

自分ならどういう使い方するか:
あんまり自宅待機が続くようなら、いい加減自分のブログ立ち上げようかなと。やることとしては、自分が好きなものであり徹底的に語れるものを取り上げて、「これは何か、なぜそれが良いか、このページを見てる人にどう役立つか」を書きまくります。

音楽以外に書評や映画感想文、好きな食べ物やブランドなど、記事を見てくれる人に対して、紹介するプロダクトの魅力が伝わるよう書くやつです。

noteでもアフィリエイト可能なのですが、note開始時にAmazonのやつ申し込んだら実績がないと判断されたのか審査落ちしました……今なら許可してくれるかしら。

応用編:
ブログにAmzonギフト券や欲しいものリスト掲載して、お金でなくモノを募る手もあります。ブログでなく、各種SNSで募る人も見かけますね。ただし、Amazonの欲しいものリストはシステムがガバガバとよく言われているので、慎重に調べてご判断ください。

おまけ:
「DJ 稼ぎ方」で検索して出てくる、有益な記事を紹介します。これは著者のスキルを売り込むコンテンツマーケティングとしても有益だと思っています。一部このnoteに書いている方法と重複していますが、それだけ大事なことということで。

上の記事で素晴らしい一文がありましたので、引用します。

私が知っている殆ど全ての音楽プロデューサーは、グラフィックデザイン、写真、ビデオ編集などのような他の創造的なスキルを得意としています。これらのスキルを収益化していくことを怖がってはいけません。ちょっとした毎時の仕事よりもずっと楽しいですよ。

わかる、ほんとそれ。

こちらの記事も勉強になりました。ありがとうございます。

続いて以下の記事は、「個人パートナーの仕組みをDJにも導入できないか」考えるという、先見の明を感じる記事でした。いろいろ見てみて、2018年以降はDJが日記や告知だけではなく、金銭を含めて継続的な活動するために考えるコンテンツとして、ブログ書く動きがあるのかな、と感じました。

本業(Webマーケティング系)の身としてひとこと:
現在のGoogle検索って、キーワードによっては「いかがでしたか?」ブログのような、内容がうっすい記事にハックされがちなので、それらに負けないように検索アルゴリズムが変化しようとも、ずっと読むべき価値がある内容にするのが大事。

それが印刷されてZINEやフリーペーパー、本になっても読む価値あるか?と考えるのは、指標の一つになりえます。

ちなみに、アフィリエイトはSNSでもできます。方法は「Amazonアソシエイトなど、アフィリエイトコードついたURLを貼ってツイート>それクリックしてそのままお買い物する」というもの。

https://affiliate.amazon.co.jp/

この手法を悪用して「Twitterのトレンドワードに便乗、詐欺的にクリックを促すスパム」もいるのですよね。もちろんそうした使い方は規約違反ですし、読む人側から見ても非常に心象悪いので、絶対にやらないでください。

アフィリエイトはあくまでも手段の一つですが、何かを熱狂的に愛していてみんなに布教したい!という方や、これなら徹底的に語れる!というものを持つ人にとっては、対価を得る手段としても書くモチベを維持する手段としても、良いものだと考えています。

めちゃくちゃマジな話として、当事者として一次情報を持つ人による詳細な情報をまとめた記事こそ、SEO業界で言われている「コンテンツ is キング」です。この機会にSEO、YoutubeでのSEOなど、未来の読者やリスナーが検索で自分のコンテンツにたどり着くにはどうしたらいいか、を考えるのも悪くないんじゃないかなあ。

7. 有料note記事を書く

https://note.com/

・誰向けか:誰でも
・送金経路の作成難易度:かんたん(noteの雰囲気を気にしなければ)

・金銭周りの設定ページ
note公式ヘルプセンター-記事(有料)
https://note.pieceofcake.help/hc/ja/sections/900000084306-%E8%A8%98%E4%BA%8B-%E6%9C%89%E6%96%99-

・さらに口座設定方法や入金方法調べるためのキーワード:
「note 有料」あたりで検索検索。公式ヘルプが結構しっかりしているので、設定だけならググらなくてもいけるかと。

+αコメント:
この文章が公開されている場所です。noteの特徴は3つあると思います。

1.異常に書きやすく、リンクや目次タグといったhtml学習コストが少ない
2.アップしたコンテンツを有料にするまでのプロセスが超ラク
3.はてなブックマークやTwitterへの拡散など、note以外へのリーチを強くしている

クリエイターをサポートするためのプラットフォームというコンセプトは伊達ではなく、Webで公開するためのコストを徹底的に下げて、中身のクオリティに集中できるという環境作りがうまい。

自分ならどういう使い方するか:
もう既に使っているので、あとは有料設定や口座まわりやろうかと思います。この記事は無料公開ですが、もし良い記事だと思ったら投げ銭して欲しいけど、それより支援したいDJに金払った方がいい。

新たに書くとしたら、パーティー思い出話、好きな曲やアーティストの感想や概要まとめ、DJするときに心がけていること、自分がパーティーやるときの準備や進行管理テクニック、などですかね。

自分語り(読み飛ばしてOK):
私事でいうと、2/25に公開したミッドサマー退席記事が異常にバズり続けてるんですが、こっちの記事こそ、たくさん読んで欲しいやつ。でも、ミッドサマー退席記事を読んでくださって素敵なコメントつけてくれた人もたくさんいた。皆さんありがとうラブ。

2020/2/25以降、3週連続でもっとも読まれたnoteのひとつなんだって。通知きました。まじかよ。スクショして保存したわ。この記事だけで通算30万PVは、さすがに花生える(枯れてくれ)。

超特急はほんとにやばい。すごいかっこいい。ついでに見てってください。

本業(Webマーケティング系)の身としてひとこと:
noteは本当に書きやすくて、読む側としても余計な広告とかがなく、文字もデカめで読みやすいです。また、本当に初めてWebで文章書く人のために必要なチュートリアルコンテンツも、わかりやすくて優秀。

タグを含む内部のコンテンツ検索はちょっと弱いので、そこをがんばっていただけるともっと使いやすくなりそう。SEOもがんばっている、というCXOのnoteも読んですごい、となった。

一番気になる点としてはnoteのメイン層が意識高すぎて、その空気が肌に合わない可能性もある、ということです。こればっかりはメディアの持つスタイルやカラーだからね、しかたないね。

もちろん、やばいコンテンツを出しまくってるエッジな著者もいます。

事例としては、ミュージシャン/DJの高野政所さんがnoteをメインにコンテンツアップしまくっています。投げ銭を募っておりますので、親方に課金しましょう。レッツ、ストリート・ウェブ・サヴァイブ・テクニック!

このほか、関西ハードコア(パンクの方)について思い出を語るというnoteも見かけました。まじですごくて、書籍としてまとめても価値があると思う。明らかに金出して読むべき記事群なのですが、なんで無料で読めるんや……。

スタバのなんちゃらフラペチーノとかサードウェーブコーヒー片手に、すぐエモいとか言い出す中目黒在住者(妄想です)や、ハーブティー片手に日々の気づきを綴る二子玉川在住者(強めの幻覚です)の真横で、キンミヤ片手にタバコ吸いつつ地元のサグい話をすることに抵抗がなければ、かなり使いやすいプラットフォームです。

8. 音楽以外にできることを売る

・誰向けか:DJ以外に何かしらのスキルを持つ人
・送金経路の作成難易度:かんたん(売るスキルがあれば)

・金銭周りの設定ページ:
ここでは決済プラットフォームの例として、gumroadやPring、Pixiv Fanbox、PayPalのDonateを例に挙げて参照します。実際には銀行口座を直に教えるとかそういう方法でもいけると思う。

gumroad
https://gumroad.com/

Pring
https://www.pring.jp/pring/

ももいろクローバーZがPringでの支援募っています。

Pixiv Fanbox
https://www.pixiv.net/fanbox

栄免建設さんがPixiv Fanboxでコンテンツ配信しています。

PayPal Donate:Webサイトにドネーションボタン設置もできる。
https://www.paypal.com/us/webapps/mpp/non-profits/fundraising/donate-button

※2020/3/27時点だと、PayPalにめちゃくちゃお問い合わせ来ててサポートの回答が遅くなる、というアナウンスがありました。コロナ関連でオンラインでの送金が多すぎてサポートもパンクしてると思われます。なので、自分で調べてわかる範囲でやった方がいいと思います。

・さらに口座設定方法や入金方法調べるためのキーワード:
「<各サービス> 送金」「<各サービス> 入金確認」とかで検索検索。

+αコメント:
決済を簡単にするWebサービスや、自分のファンとコミュニティを金銭的にも繋げるWebサービスは思った以上に多いということがわかりました。これをどう使うかは、それぞれのスタイルや界隈文化によると思います。そのため細かな言及はできないので、各自ご検討ください。

先ほど挙げたサービスの紹介ページを見ながら、自分に合うものを選ぶのが良いと思います。

自分ならどういう使い方するか:
金払う側の立場で言うと、好きなDJやアーティストが「この決済サービス使ってます!こうするとお金払えます!」と分かりやすく説明してくれるとありがたい。

仮に私がgumroadを使うとしたら、音楽以外のコンテンツを販売するとした場合、「Twitterにて”パーティーや新譜の徹底解説記事書きます。1記事=5000円でやります。お支払いはクレカ必須です”という文言と共に、gumroadの決済URLを貼る」。
こういう内容をコンスタントにツイートします。

これで実際に依頼されるかどうかは自身のカリスマ性にかかってきますが、気軽に依頼できるプロセスを作ること自体が大事。

おまけ:ヴァーチャルパーティーとか各種オンラインで金稼ぐ事例

この項目では、面白い試みだと思ったオンラインで金稼ぐクラブまわりの事例を紹介します。天才の発想と思ったものや、今の自分には無理だけどロマンがあるという憧れも含みます。

・ベルリン発の“24時間オープンのヴァーチャルクラブ”『United We Stream』がローンチ

・ドリンクチケットとか、オンラインで買えるようにすればいいのでは?というアイデア

・2020/4/5、接続先非公開、オンラインでレイヴをやるという試み。これは見る予定。※2020/4/8追記:申し込みしたら、VRサーバが満員(!!!)とのことで、Twitchでしばらく見てました。なのですが、回線切れのアクシデントが。。。こういうのをきっかけに回線インフラ強くなるのかな、とは思った。

・配信ライブの環境構築をお手伝いします、というVJの投稿。※初出時意図を読み違えてしまいました。申し訳ありません。

・JUKEコンピ作成して、寄付金は募金にまわすというアプローチ

オンラインで金稼ぐ方法準備したら新規リーチを増やす

オンラインで金稼ぐ方法を準備したら、徹底的に露出しましょう。Twitter広告を出稿せよとか、そういう話だけではありません。

自分のことをポジティブに言及してくれている人がいたらRTする、リプライでお礼するなど真摯なコミュニケーションを試みる、毎日○時配信などコンスタントに情報発信する、ただの広告や告知だけだと味気ないので何かしら読ませる工夫をする。これらも新規顧客を獲得するために大切なことです。

そういうのがTLに流れることはうざいし、ダサいからやりたくないという感情もわかります。ですが、現実として露出の多さ=良かれ悪かれ存在を認知されることに繋がるので、フォロワーを不快にさせない範囲での拡散、リテンション(そういえばこんなパーティーやMIXあったな、という想起のこと)、を継続してやることが大切です。

「なんでこの人自分より売れてるの?」という疑問に対する答えの一つとして、その人はこまめに自ら情報発信している、もしくは情報発信してくれる何か(メディアやファンやインフルエンサーや、今自分が認識している界隈とは別界隈の人)とのコネクションがある、と考えられます。

日本語だけでなく多言語でやる(翻訳ツールを添えて)

自分がやっていることが拡散されないのは、もしかして日本語圏のみで情報発信しているからではないか?という疑いも持ってみたいところ。

たとえば、私が好んでDJしているジャンルのブレイクコアは、イギリスやベルギー、フランスといった英語圏または英語が比較的通じる言語圏で盛んなジャンルなのですが、そういうところに情報を伝えた方がやっぱり良いよね、という反省があります。

自戒を込める意味で、今後はMIXアップロードする際に英語での説明文を入れるよう気をつけていきたいやつです。

先ほどもYouTubeの項目で紹介しましたが、今の翻訳ツールは本当に便利なので、Google翻訳やDeepL翻訳を使い、Weblioなどで辞書を引きながら正しい意味か確認し、日本語圏以外にも支援を募る文章が伝えられるか、やってみて欲しいです。

日本語英語併記の活動としては、今(2020/3/29時点)めっちゃTwitterでRTされている「#SaveOurSpace」があります。ライブハウスやクラブまわりの嘆願書署名アクションです。

また、英語圏の記事もチェックするのはとても良いと思います。以下に紹介するのは当記事で書いている内容と相反する部分はあるものの、いくつかの提言は一理あるし、そもそもこういう情報流通や分配システムどないなん?という提言を紹介します。

すげーーーーーーーーーわかる。私はこの人の意見、DJとして超同意です。

環境負荷に関する言及は、いきすぎるとアレなのであんまり言いませんが、全体的にはすげえ良い。

Google自動翻訳文+意訳による引用ではありますが、感銘を受けたものを抜粋します。

「ベルリン-ロンドン-ニューヨークの軸から離れましょう:エレクトロニックミュージック産業は、いくつかの主要都市に大部分が集中し、そこで起こるすべてが他のシーンに大きな影響を与えています。これらの場所のアーティストやナラティブは、他の場所で起こっていることよりも優先され、ジャーナリスト(これらの都市にも集中している)は、彼らのすぐ近くで起こっていることの重要性を誇張しています。」
※個人的には、ここに東京(特に渋谷)も含むと考えています。
「DJとプロデューサー間の収益ストリームの再調整:簡単に言えば、DJは多すぎ、プロデューサーは少なすぎます。」
「(ストリーミングサービスにおける)PROシステムを修正しましょう:DJ自身はプレイリストを自己報告することでサポートできますが、ほとんどのアーティスト(音楽制作者)はこれを知らないか、努力する気がありません。プロデューサーも問題の一部です。」

すっごいわかる。ほんまそれ。これは今すぐ、のお話ではなく今後長期的に見て改善した方がいいのでは?という話としてとても良いと思いました。

最後にご紹介したいのは、オンラインで金稼ぎやっていくにあたり本質的なところ見ましょう、という話です。DJって人気商売だよなあ、どうなるかわからんけど自分も意識してやっていこう、となっております。

ここまでご覧いただき、誠にありがとうございました。自分の考え方や目線が嫌い、という人も少なからずいることは予想されるのですが、自分用の覚書としては便利なまとめにしたつもりです。

もし、これがDJをやっている方にとって何かしら有益であれば、幸甚に存じます。

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