特大最推しすきすきすきっぴ様。
17:30。
これは、わたしの推しの彼がかつて配信をしていた時間。
一日の中でとっても特別な時間。仕事が終わったら、元気にあいさつ、マッハでお着替え。帰りの車の中は、彼の話を聞きながら運転するのが日課だった。
「エマ!いらっしゃい、来てくれてありがとう!お疲れさまやで。」
”あぁ、これこれぇ!”
17:30にスマホの先で会える彼は、メディア露出のない活動者の中で初めての推しとなっていた。
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わたしは推しという存在に対する感情と、リアルでの恋愛感情の区別ができない。とっても不器用な心と脳みそを持っていて、大変苦労している。だから、オタ活と恋愛の同時進行は不可能。恋人の限界オタクをしているか、特に好きなアーティストやアイドルがいるかのどちらかだ。なんなら、推し先のリアコだ。同担拒否はしないし、害悪ではなつもりでいるが、それは、相手にしかわからないことだろう。
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顔出し不要の、声のみで配信活動をできるアプリ。暇つぶしで入れた、通話アプリで、配信してそうな声と言われることが多くて、図に乗ってダウンロードした、それの中に彼はいた。
”オモカテ(オモシロカテゴリー)”として、日常で起こった出来事や過去に起こった出来事をSEやエコーを巧みに使って話す、エピソードトークがメインの雑談配信をしていた。そして、そこに集まるリスナーもおもしろい子が多い。容赦ないツッコみも、彼を好いている身からしたら、特大ご褒美だ。
はじめは、元気よくはきはきと話し、よく笑う子という印象だった。その子の話で、わたしも声を出して笑った。赤い和服を着た笑顔のアイコンをみるだけで、1日の疲れも溶けていくような気持になった。きょうも、彼が笑っていてくれてよかった。
話上手でおもしろいことはもちろん、特定の人物を傷つけるような発言はしないし、物事をいろんな方向から見ることができて、柔軟な考え方をしていることも彼の魅力のひとつだ。彼の方が年下だけれど、そういう見方もあったのか、と気づかされることもある。配信者をするようになって、心無い言葉に傷つけられた経験もあったんだろうな。
みんなが笑える自虐ネタ。自虐ってやりすぎると本人以外笑えないみたいな空気になることもあるけれど、その境界線を見極められていて素敵。
耳壊れるくらいの音割れもたまらない。わたしの耳がよくなりますように。細かいけど、一人称が「僕」のところも、たまらない。大好きだ。
ファンとの距離感のとり方も完ぺきだと思う。もっともっとと、ファンサを求めたり、裏で繋がろうと近づく人だっているだろうけど、ほんとにクリーン。自分が配信をした日に遊びに来てくれるとか、他の配信で会ったら声かけてくれるとか、そういう形でしっかり返してくれる。カミサマ…。
害悪ではないと言いつつ、限界化まっしぐらなので「苗字おそろいにしよう!」とか、「銀行口座教えて!」とか、「家買って待ってる!」とか、重すぎるにも程があるムーブ。「いや、重ぉ!」と笑ってくれる彼と、彼のリスナーに助けられて、わたしはきょうも生きてます。
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彼を”推し”と呼ぶようになって、推しのいる生活いいなぁと思うようになった。最近は、他のアプリで公認配信者になった彼。キレキレのエピソードトークを聴くことは減ったけれど、推しであることには変わりない。裏で、”特大最推しすきすきすきっぴ”と呼ぶくらいには、限界化しているし、なんならばれている。好きバレ上等!これからも、元気に推し活します。
きょうも読んでくれてありがとうございます。またね。
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