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しょーもな人間のある夏の日の話。





小学生の頃、全校集会で毎回倒れちゃう子いましたよね。

あれ、わたしです。

健康上の問題なし。貧血なし。食べ物の好き嫌いなし。そんな、何気原因かわからぬまましょっちゅうぶっ倒れていたわたし。

成長とともにその頻度は減ったものの、オリンピックくらいの頻度で気を失うことがあるんですよね。職場でも1度倒れたことがあって(しかも、勤務開始5分くらいで)、職場長にストレッチャーで運んでもらったことがあります。その日は、起立性低血圧ではということになって、点滴を1本打って早退させてもらいました。



あれから、早4年。
健康に日々を過ごしていたわけですが、昨年の夏、盛大にやらかしました。

特大寝坊、大遅刻です。

学生の頃でさえも、寝坊したことなんてなかったのに。
いつもよりも、起きる時間が遅くなっても「うわぁ!寝坊だ!急げ!」で、全て済んでいたんですけど、去年の寝坊は勤務開始時刻から3時間後に起床するという…。起きたときの空気の違いと、頭真っ白で、全身から血の気が引く感じ…。

スマホの充電はフルMAX、アラームもばっちり設定されていた痕跡あり、スヌーズも何度も鳴った痕跡あり、そして不在着信。もちろん、マナーモードも解除されていました。相当な疲労の蓄積があったんでしょう…。耳も聞こえないとは。相当働きたくなかったんだねと、思います。



100%わたしが悪いとして、同僚がいる前で「もしも連絡がつかなかったら、わたしがあなたの家まで行かなきゃいけなかったんですよ」と、自分に降りかかる苦労について語られたり、「きのうは夜遅くまで遊んだんですかねぇ」と、嫌味を言われたり、「社会人としての自覚を持って働くように」と、答えを教えてもらえないことについて、こんこんと説教を受けました。

説教のためにご足労いただかなくても、わたしがお部屋まで伺わせていただきますよ。それにしても、わたしはそんなに辱めを受ける必要はありましたか?ありもしないことを想像して嫌味を言う必要はありましたか?そして、社会人としての自覚って何でしょう。あなたが働くうえでの心構え教えていただいてもいいでしょうか、ご参考までに。

後輩も増えてきて、中堅と呼ばれる立場にいるらしいので、後輩のみなさんにはこんなどうしようもない中堅にならないように反面教師にしてもらえるといいかと思います。

感情的に怒られるの苦手で、ずっと「はい、すみませんでした」と、話を聞いていたけど、「すみませんでした、じゃないですよ」と言われて、ちっちゃい声で「…ヘ?」と言ってしまいましたね。聞こえてなかったみたいだけど。
どうしたらいいんでしょう。何も言わなかったら、「何とか言ったらどうなんですか!?」でしょ?もう、無理ですって。

いや、普通に反省してないっぽいな、わたし。
一気にどうしようもない人間味が増して、何もしたくないよー!わたしのことなんて放っておいてくれ!になっちゃいました。遅刻癖、寝坊癖はついてないけど、朝布団から出るのが本当に辛いんだ、毎日。よく頑張っています。



どうしようもないわたしも、生きていくためには、ごはんを食べないといけなくて。ごはんを食べるためには、お金が必要で。お金を得るためには、働かないといけなくて。きょうも、そうして働いて、生きていきます。

遅刻した日、病棟の先輩たち「生きててよかったよ。で、なんで寝坊した?」と、失敗を笑ってくれてありがたかったですね。当直だった師長さんが病棟へやってきて、わたしを見つけると「あ!遅刻した人だ!」と笑ってくれて、「大丈夫だよ、みんなそういう失敗することもある。俺ね、夜勤に遅刻した」と、にこやかに去って行って、ほんとうにいい人だなと思いました。

きょうも読んでくれてありがとうございます。またね。





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