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からくりを知ってる人はだいたいニセモノ。



 いつかテレビで、「これニセモノだなと思うことありますか?」みたいな内容のインタビューをしているのを見た。20代くらいのお姉さんが、「”天然だよね”って言われて、”よく言われる”っていう人は、だいたい天然じゃない。」「あぁ、わかる。」「わかるよね!本物の天然の人は怒る。」みたいなやり取りをしていた。
 「なるほど、」と、あいづちを打ったスタッフが、少し意地悪そうに「お姉さん、天然ですよね。」というと、「えへぇ?違いますよぉ。」と、嬉しそうに答えた。
 からくりを知っている人はだいたいニセモノなんだと、このとき思った。あのお姉さんは、天然な女の子でありたかったんだろうな。天然な女の子に憧れて、嫉妬していたんだろう。本当に天然な人は「本物の天然は」なんて話しないもんね。

 本物を知っていたら、ニセモノを作ることもきっと簡単だけど、本物のふりをし続けるのはとても難しい。カニカマもいつかは、カニじゃないってバレちゃうし、ネタばらしするなら早めがいいかも。


🤝🏻恋人ごっこ

 「1回だけデートしてよ。」誰かに誘われるなんて経験なくて、舞い上がってデートしたのに「あの店の照明ってずるいよね。酔ってたら、女の子みんなかわいく見える。」って。勢いで誘ったら、思いのほか相手がノリノリっぽくて、萎えちゃって。しかも、思ってたのと違った人が来たときの反応やめなさいよ。

 「俺の友達はさ、もっといろんな女の子とデートしてさ、女の子との会話の仕方とか、練習した方がいいと思うんだよね。」
 デートって、恋愛感情を含む相手と、2人きりで時間を過ごすことだと思ってたから、2人きりで出かけることをデートと呼ぶのはやめた方がいいと思った。わたしみたいな、恋愛経験の浅いやつは勘違いしてしまうんだよ。そして、わたしを踏み台に使うな。
 彼は、自分の見せ方が本当に上手で、どうやったら相手に喜んでもらえるか、いいなと思ってもらえるか、ちゃんとわかっているようだった。でも、本当に好きな人に巡り合うのはこれからみたい。がんばってね。


📱恋人ごっこのその後

 彼が紹介してくれたお友達は、連絡もマメでいい子だったけれど、一度食事に行っただけで、終了。恋人になる相手には、わたしと同等か、それ以上にお勉強ができてほしいという願望がある。全国上位に食い込むメジャーなわたしの苗字を読めなかったこと、読めない漢字、知らない言葉が多くて、会話中に補足説明が必要で会話のペースが落ちてしまうのがちょっとネックだった。彼には、よく笑う年下の女の子が似合うと思った。


🎨大切を増やしていこう

 ニセモノって悪ことばっかりじゃないと思う。ニセモノでもうまく使いこなして、本物のふりしてたら、自分のものにできることもあると思うから。
 本当のわたしは、自分に自信がなくて、ネガティブで世の中を斜に見るのが大得意な根暗。だけど、口にする言葉をポジティブに変えて、誰かの悲しい一言も「こういう見方もあるよね」って、転換するようになったら、少しだけ世界に色が増えた。「エマちゃんみたいにポジティブになりたい。」と言ってもらえることも増えた。
 物事は見たいように見しか見ることはできないから、自分がどんな世界に住んでいたいか、自分で決めたらいいだけ。難しいときはひとやすみ。あの人みたいになりたいなって思ったら、まねっこしてみたらいいかもね。スキを集めて自分をスキになろう。



 きょうも読んでくれてありがとうございます。またね。



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