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片づけの魔法①

こんまりさんのメソッドに沿って服を片付けた。

手持ちの中で、各季節を過ごせるベストメンバーをミニマムスタッフィングで選出すること。

と私は理解した。

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一か所に集めるともう全部捨てて新しくしたい衝動に駆られる。全部捨てたら着る服がなくなる。裸ではいられないから、何か買わなくてはならなくなる。それで素敵なものが買えるわけない。予算も時間も確保できないし、今はどこのブランドが好きかとか、体型や年齢、立場の変化にうまく合わせたファッションがわからないのだし。

こんまりさんの畳む収納をとにかくやった。

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知識として頭に入れることがいかにわかったつもりであるかと実感した。

手のひらを使って畳む感覚がとても新鮮だった。手あて、という言葉があるように、手のひらの力ことも知っていたけれど、自分の手のひらの温かさは、私はこれまで子どもにすら伝えていなかったと思う。

私は手先が器用な方なので、あらゆることを指先だけでやってきたんだと思う。手のひらの温かさみたいなものをもっと伝えられたら家庭もうまくいくだろうなと思った。

最終的にポリ袋4つ分くらいを処分し、服はオフシーズンで引き出し収納二つの量になった。(下段は夫と娘のもの)

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手持ちの服の中で、最高のチームを編成し、全てを洗い直し、一枚一枚手のひらを使ってたたんで収納したら、やっぱりかつて私が気に入って買ったものだし、いい思い出を纏った服が残ったので、とても愛おしく大切に思えた。

それでいて薄情な気もするけれど、もっとチームをよくしたいと思う。もう量は増やさないつもりなので、今後の買い物は慎重になるに決まっている。

こんまりさんの片づけは哲学だとおっしゃる方もいるとか。

逃げたり、蓋をしたりせず、めんどくささと向き合い、とことんやると、目の前のモノの片づけだけでなく、確かに頭の中のごちゃごちゃにも効いてくる実感はある。

前回、20代の頃の服を捨てられないと書いたけれどもほとんど手放した。前に進むために!とか思い切った決断とかそういうのではなく、自然とそうなった。







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