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最近読んだ本とBirthday Wish


この本を読んで私もこんな風に服を買いたいと思った。

隠れ家的なお店に出向いて、すでにいくつかにセレクトされた服の中から、さらに店員さんの手を借りて私の1着をセレクトしたい。

宇宙的に膨大な数の服の中から選んだ気になって、中間のコスト分、値引きされたようなお得さ、好きな時に気軽に買えるネット通販は便利だ。

しかし先日、片づけの模様を書いたようにここ数年の間に買った服は、躊躇なくゴミ箱行きになった。それは単に値段が安かったからではないと思う。買い物にストーリーがなさすぎたからだと思う。

私が今やりたいと言っていることは、おばさまが馴染みの洋品店で買い物するのとなんら変わらないことかもしれない。でも一周回って湧き上がってきたこの感情は私には新しい。

さて、久しぶりに読んだ恋愛モノの短編は、キュンとしてよかったし、印象に残るフレーズもいくつかありました。

新しい色を何度でも重ねていく手間と気持ちを、わたしは面倒くさがっていた。

恋人同士のマンネリは夫婦にも当てはまりました。反省。

人と違うのが「個性」ではなく、自分らしいのが「個性」なんだ。

ファッションに限らず、今の私には生き方にも通じると感じました。


今の自分とはかけ離れた夢や目標に向かって努力して大化けする方法もあるし、過去にそうしたおかげで幸せになれたんだけど、いつもいつも大化けしなけりゃ幸せじゃないみたいな罠に陥ることもある。もう違う何かに化けずとも幸せでいること、ずっとこう幸せでいながら、もっと幸せな何かに変わっていく、それが理想の年の重ね方かと思います。

38歳おめでとう、私。









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