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自律神経は「呼吸」で整える

はじめに


ストレス社会は現代になって、よく聞くようになりました。特に近年では、携帯電話やSNSの普及で、常に監視され、休日と仕事の垣根が曖昧となったこともストレス社会を引き起こした一つの原因とされています。

現代に生きる私たちは、ストレスと付き合っていかなければなりません。 そのためには、自分自身でメンタルケアをする必要があります。

以前までは体内の機能は「自分ではコントロール不能」とされていました。しかし、近年はその常識が覆されつつあります。

自律神経に働きかけることで、9段階ある意識レベルのうち「覚醒」と「鎮静」の揺らぎを調整出来ることが分かったのです。

つまり、自律神経を調整することで「心身ともに安定した状態」に導くことが出来るのです。


目次

  1. 9つの意識レベル

  2. 自律神経を調整するには

  3. 迷走神経とは

  4. 迷走神経を高める呼吸法

  5. まとめ

9つの意識レベル


人の意識レベルは「パニック」~「うつ」までの9段階に分けられます。

自律神経でいうと、

  • 交感神経が優位:慢性ストレス~パニック

  • 副交感神経が優位:無気力~うつ

そのため、パニック・うつ状態どちらでも不安定な状態になります。
つまり、私たちの意識は「覚醒」~「落ちつき」の間を揺れ動くことが理想です。

この自律神経が調和して「覚醒していながらも落ち着いている」状態こそ、ストレスフリーな状態なのです。

自律神経を調整するには


私たちは、人間関係のストレスから環境のストレスまで多くのストレスにさらされています。このことで常に「緊張」が強いられ、交感神経が優位になりっぱなしに…

この社会背景を考えるとやはり副交感神経を優位にする対策が必要です。

そこで是非、知っておいていただきたいのが「迷走神経」です。
聞き慣れない方も多いと思いますが、この神経こそが現代人の健康の鍵を握っています。

迷走神経とは


迷走神経は副交感神経を支配しています。
そのため、活性化されると副交感神経が優位になり、生活に落ち着きと静けさがもたらされます。

特徴としては、

  • 心身を緩和・鎮静状態にする「ブレーキ役」

  • 血圧低下

  • 心拍の鎮静化

  • ストレスの緩和

  • 痛みの軽減、

  • 睡眠の質の向上

  • 消化・吸収の改善

  • 免疫力アップ

いかがでしょうか。
放っておくと交感神経が優位になりがちな現代人が、なぜ副交感神経を高めるべきかがわかりますね。

では、具体的に何をしたら良いのか。

重要なのは以下の3つ。

  1. 呼吸法の習慣

  2. 良質な睡眠を得る習慣

  3. 栄養を満たす食事習慣

今回は特に重要な「呼吸法」について解説していきます。

迷走神経を高める呼吸法


意識する点は、お腹を膨らませたまま、息を吐くこと。
効果的に行うためには、

  • 1日5分程度の呼吸を毎日続ける

  • おすすめの時間帯は、長い会議や仕事がひと段落した後、就寝前。

  • 気持ちが落ち込んだ時やイライラした時は、
    「吐く方を一層長く」と意識しすると良い

  • 座ったままでもOK

まとめ


意識レベルは、意識がはっきりして物事に集中できる
「覚醒」~「落ちつき」の間が理想です。

  • 現代人は交感神経が優位になりやすいため、
    副交感神経を高める必要がある。

  • 迷走神経は呼吸・睡眠・食事で調整する。

  • 特に呼吸法は簡単で効果抜群!

どうでしょうか?
「適切な呼吸」を「適切なタイミング」で行う事で自律神経を整える事が可能です。今回のコラムを参考にストレス社会を生き抜きましょう!

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