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日記:2024年6月14日 快晴
・相変わらず薬頼みではあるが、ここ数日は不思議と早寝早起きのリズムが継続している。一般的にそれは善い事であるはずなのだが、普段からろくに回らない頭で早起きしたからと言って、なんら生産性が向上するでもなく、むしろ無益なまでの空き時間が発生してしまい、只々手持ち無沙汰を感じる。ロードワークに勤しむ程度の殊勝さがあれば、もう少しマシな人生を送れていたであろうが、生憎とそういう星の下には生まれていないので、結局ぎりぎりまでインターネットを徘徊した結果、朝食を摂る暇すらなくなってしまったのは我ながら皮肉なことである。やれやれ、生きるのが下手くそですみませんね。
・うへぇ~、動いてないのに暑いよぉ~……。日中はもとより、朝から意味わからん気温と陽光ですっかり焼き殺されてしまった。こんなのもう別に吸血鬼でなくとも堪えられんわ。案の定、予報を見るとまだ6月の半ばだというのに、予想最高気温35℃などと既にして異常な数字が刻まれていた。億年単位の惑星スケールで言えば、良くてもほんの微熱程度の事なのだろうが、これがデフォルトになってくるといよいよ原生人類の滅亡も間近であるかのように錯覚する。とはいえこの国がまともな統計を取るようになったのは戦後からだろうし、その間のたかだが7、80年の異同で情けなく慌てふためくようなものでもなかろうが。
・午前の業務を終えて移動。ついでに昼食も済ませようとバスに乗ったのだが、耳栓をしながらインターネットにうつつを抜かしている間に、乗り換えるべき区間を通り越してしまい、致命的なロスが発生してしまった。こんなしょうもない理由でリスケする訳にもいかないため、泣く泣く優雅なランチタイムを返上する羽目になってしまった。せっかく早起きしたけど、おれ今日はダメな日かも。
・予定が思いのほか巻いたので、遅ればせながら諦めかけていた昼食を拾い直す。失点が大きかったこと、絶食に伴う極度の空腹、そして週末というスパイス3点セットが利いたので、またしてもバスに揺られながら、とある僻地へと赴く。それはわずかに3万7千円から成ったとされる、全ての始まりの地……。
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・俺ガイルの聖地巡礼です(大嘘)という訳で、京都は北白川にある数年ぶりの天下一品総本店に上陸。まさか今日ここに来られるなんて夢にも思わなかったぜ。天一といえば店舗によって味に大きくブレが伴う事で知られるが、それゆえにここはひとつ原点-ジ・オリジン-に立ち返りたく思う。
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(+ライス並 ¥190)
・ちょっとした高級食になってしまったな……。まぁそれは前に言及したし、今回は本店という付加価値もあるので控えるが。以前に訪れた時は正直あまり他店との違いを感じなかったが、時間を置いた事で見えてくるものもある。まずそこらの店舗に見られるスープの滑らかさに比して、総本店のそれはやや粘度が濃い。流石に「極鶏」ほど極端に箸が立つほどではないにしろ、余さず麺と絡み、啜り終える頃には意図せず完飲してしまうほどであった。
・また、単なる感触以上に見た目にもその差は歴然としたものがあり、平均的な店のスープが白濁としているのに対し、本店のそれは近くで見るとかなり色黒く見える。いわゆるどろどろ系のラーメンは京都には多くあってそれなりに食べ歩いてきたとの自負を持つが、それらに共通する良くも悪くも鶏一辺倒な雰囲気を感じさせず、ほかの何物でもなく、いま俺は天下一品を食しているのだという確立された個性の前には甚だ圧倒されるばかりである。これを思えば、そんじょそこらの店舗で提供される物は薄めたカルピスのようにすら思えてならない。すきっ腹というのもあって約5秒で完食。ごっそさん。
・オチがなくていまいち締まらないが、直前に5000字近く書いたので今日はもう脳の疲労が限界です。さようなら。
・頑張って書いたので読んでください。
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