オタ芸コラム:海を隔てた朋友~虎年厄介大忘年会
明けてから結構経ってしまいました。砂塚ユートです。ご挨拶が遅れましたが本年もよろしくお願いいたします。2023年も変わらずオタ芸をシバいていく事でしょう。あと需要は不明ですが、ガンダム入門講座やエッセイなんかもそのうちね……。
さて、本来は何を置いても「なごうて!」のレポートを書くべきなのですが、参考までにYoutubeを開いたところ居ても立っても居られない光景が目に飛び込んできたため少しだけ寄り道します。性質上やや身内(創作ダンスお遊戯会)向けの記事になるかと思いますがご容赦ください。
あれ???????
異国の風景なのに知ってる曲と動きしかねぇぞ!!!!????????
\イエッタイガー!!/
はい。
というわけでこちら、2023年の1月8日に台湾で開催された「虎年厄介大忘年会」(中国語知らないのに意味がわかる!)の模様。日本の野外アニクラそのままの様子が流れてきて仰天しました。例えるのなら『龍が如く』をやり込んだ結果、一度も訪れた事のない歌舞伎町の地理を完全に把握していた時の感動に近いものを感じます。
寅年厄介大忘年会
①花の塔(『リコリス・リコイル』 ED)
備考:さかな~ チンアナゴ~。
というわけでリコリコスネークが台湾でも浸透している模様。体幹が良いのかみんな打ちが綺麗ですね。もっともこっちだと横で変な流れ出来るのが常なのでだいたい持って行かれちゃうんですけど。
②ハム太郎とっとこうた(『とっとこハム太郎』 OP)
備考:本邦ではアニクラを超えてオールジャンルでもお馴染みの光景と化したハム太郎サークルモッシュですが、当然の如く輸出済。むしろ曖昧になりがちなアイヌ語mixまで丁寧に聞こえます。中央の鹿スネークも完備。
③残響散歌(『鬼滅の刃』遊郭編 OP)
備考:まさかのインドダンス採用。サビスタートから入れるとだいたい2技尺なので汎用性が高く、こちらでもオタ芸の一種となりつつありますがよもやそこにお気づきとは。ウチだと『鬼滅の刃』のOPは「小島よしおスネーク」の課題曲ですが、流石に彼は海を渡れなかった模様。
④ロマンティック浮かれモード(藤本美貴)
備考:令和の台湾やぞ!?
こんなのサンチェさん以外に知ってる人いるんだ(驚愕)
⑤アキシブウェイ(アキシブproject)
備考:アキシブスネークという名の振りコピ。いちおう広義にはオタ芸なんですが、たまにこの曲みたく求められるパフォーマンスが本当にパフォーマンスレベルな事がある。ちなみに俺はまだこれ剥がせてないので負けてます。現地の人の歌唱っぽいのもいいな~、上手いし。チキパmixまで完備。
⑥Bad apple!!(東方アレンジ)
備考:オタ芸で対戦中の模様。初段にまさかのいとうあさこスネーク。同じコメディアンである小島よしおが越えられなかった海を容易く渡っていくのは『イッテQ』の面目躍如か。もうこれ創作ダンスお遊戯会海外支部じゃないですかやだー。
⑦コブラ(『スペース・コブラ』 OP)
備考:正真正銘「アニソンディスコ」が発祥のコブラジャンプ。余談ですが最近「shinig ray」の動画でたまにサンスネにこのコブラジャンプっぽい動きを入れてるオタ芸を視界の端で捉えます。ご存知の方は教えてください。
⑧a-ha…!(ray)
備考:あ~~~~~~~ガマンデキナイッ
彼らは果たして「我慢できない」という日本語の意味を知っているだろうか。
⑨You&me(田村ゆかり)
備考:最前で直立スネークを打つ時の作法は半裸。たとえ海を渡ろうとラップパートさえ歌えればそこはゆかり王国であり、彼らはゆかり王国民です。\テトテメトメつないだドキドキTIME 魔法のケーキどんなに食べても全然減らない ah/
⑩ワガママmirror heart(『政宗くんのリベンジ!』 OP)
備考:異国の地で見るナマステスネークの趣たるや、台湾とインドを結ぶ階じみて。オタクのシルクロードか? これ。動画にはありませんがホグワーツmixとかも流入しているんだろうか……。
⑪スパッと!スパイ&スパイス(『RELEASE THE SPYCE』 OP)
備考:ご当地スネークの流出はわりと以前から観測していますが、現地でどんな伝わり方してるのか気になりますね。どうあれ図らずも徳島が誇る阿波踊りの伝統が海外に変な形で広まってる事実には笑いを禁じ得ません。
⑫新宝島(サカナクション)~バニラの歌:マッシュアップ
備考:今さらですがここ、台湾じゃないですよね?
ツイノオタクアニクラ??
⑬공격전이다
備考:ことアニクラという場に関してはユーモアセンスが本邦となんら変わりのない事に気付きつつあります。音楽は世界を一つにするのかもしれませんね。そんな尊い学びを得るきっかけがコンギョだなんてそんな……。実際、かの曲の厳つさは台湾どころか南にある隣国でもネタにされているそうです。
さて、ここまでで既に海外渡航への不安がまるっと払拭される次元で「同じ」な事がわかりましたが、下記の動画ではさらに驚愕の光景が待っています。30分近い動画なので全部はピックアップできませんが、要点をいくつか抜いているのでタイムラプスと共に参考にしてください。(全部強いです)
やってんなぁ!?!?!?!?
目が飛び出るかと思いました。日本の野外トレンドの最新も最新を押さえたこのラインナップ、凄すぎる……。たとえば「Silent Sword」のせきやんスネークが再興したのは早くとも昨年6~10月頃からですし、「捕まえて、今夜。」の振りコピも界隈での発起は最速で史風さんだったと記憶しています。
その他、ハーコードライブは「ステップ踏会議」主催のたかおさんで観測して以来だったり、ルパンでのスーパーあさこ、そしてダメ押しのネオスカ……。
これはもう、完璧に創作ダンスお遊戯会という他ないでしょう。あっぱれ。幹的好。漂亮。有本事。佩服佩服!
終わり
ここまで通して見た時、まるで生き別れの兄弟と巡り合えたような喜びが駆け抜け、感動のあまり涙が出ました。
打ちたい。僕は彼らと、オタ芸を打ちたいです。
いつか創作ダンスお遊戯会の皆でツアー組んで台湾に乗り込みましょう。あんま金無いから一泊二日とかで、さ!
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