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【設定資料】「スーパーウェポンに関する議定書」

地球連合政府とルーランス諸国家政府が国交条約を締結するに際して、同時並行に発効した議定書である。

その内容は「地球連合政府はいかなる事態であれ、惑星ルーランスにおいて大量殺戮及び大量破壊をもたらす兵器を一切使用しない」というものである。

地球人が保有しているであろう想像を絶する超兵器(スーパーウェポン)に恐れを抱いたルーランス諸国家政府が、国交条約締結の前提条件としてスーパーウェポンの使用を封印する誓約を地球側に求めた結果、議定書が発効された。

ただし、あくまでペーパー上の約束事にしかすぎず、地球人に対してそれを強制する実質的な保障があるわけではない。地球人がささいな気まぐれでスーパーウェポンを使用する可能性は常にありえる。象徴的な議定書にしかすぎないといえよう。また、どの範囲をもって「大量殺戮及び大量破壊をもたらす兵器」なのか、その解釈は双方によって異なり当初は物議を醸しだしていた。

議定書発効以降しばらくは地球人がおとなしく活動していたため、当初の論争は先送りされた形となっていたが、地球とプリメシアの間で安全保障条約締結の交渉がはじまると再度注目されはじめ、外交的に地球人の兵器を封じこめておこうとする各国政府の主張が新聞の国際欄を賑わしている。


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