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過食症(?)を治したい 〈Part1〉

今日は私が長年悩んでいる過食症について考えていることを書きたいと思います。

私はここ4~5年、過食症に悩んでいます。と言っても、過食症という確証はありませんが…
タイトルにハテナをつけた理由も、自分が過食症である自信がないからです。

ご存知ない方のために簡単に説明するとすれば、過食症は拒食症などの摂食障害の一つで、もっと大きな括りで言うと依存症の一つです。「食べる」という行為に依存することで心の健康を保とうとしている状態です。

自分の食生活が明らかに乱れるようになってから、ネットでたくさんのことを調べました。
よく見かける過食症の症状や事例をネットで見ると、私は過食症ではなくてただの「食べ過ぎ」ではないかと思うことがよくあります。

そう考えるようになったのは、自分の食生活に悩まされるようになってから2~3年の頃に姉に言われた一言がきっかけです。


「痩せられないのってさ、自分は過食症だから、病気だから仕方ないって自分を甘やかしてるからなんじゃない?」


過食症を治すために決まって初めに言われることがあります。
「まずは過食してる自分を責めるのをやめる」ということです。
つまり、過食症ということにしてしまえばいくら食べても自分を責めなくていいのです。だって過食症という「病気」なんだから。
姉の言葉を思い出しては今でも涙が止まらないのは、自分でも疑っていることを明確に言語化されたからだと思います。
同じように食べ物をたくさん食べるという行為でも、ただのデブ活か、過食症の症状か、言い方によってこんなにも聞こえが違うのですから不思議なものです。

一口に「過食症」と言っても、その症状は様々です。私の場合、よく過食症とセットになっている嘔吐が伴っていない「過食非嘔吐」で、かつ最近は改善した方で、調子がよければ過食症の症状が出ないこともあり、正直、そこまで日常生活に支障が出るほどではありません。
故に、自分が過食症かどうかの自信がありません。

という私の状況を以前、摂食障害を専門に研究していらっしゃる大学の教授(この教授に出会えたことは幸運だったと思っています)に相談したことがあります。
その際に言われた言葉で今でも症状で気分が沈んだ時に見る、お守りのような言葉があります。

「自分が辛いと思った時点で摂食障害であり、それを否定する権利は誰にもありません。」

「今も過食の症状があっても「あたりまえ」に大学に通ったりバイトなどをされているのだと思います。でも、過食やその悩みをかかえながら毎日の生活をまわしていくことは、たぶん「あたりまえ」のこと、「ふつう」のことではなくて、ご自身が意識されないところでも、相当頑張られているのではないかと思います。過食のことに困っていると、どうしても、過食をしていることや、本来やるべき/やりたいと思っているのに過食によって「できなかったこと」に目が行きがちになるのでは?と思います。もしも、過食がなかなか止まらないことで、ご自身を責める気持ちが強くなることがあれば。過食と向き合いながら、大学に通ったり就活をしたり、その他沢山のことをこなされているという、ご自身が「できていること」、「やってきたこと」に目を向けてみていただけると良いのではないかと思います。」

私は今後も、この過食症と付き合っていかなければならないようですが、私はこの言葉にとても救われています。
この言葉は摂食障害だけではなく、多くの精神的な疾患を抱えている中で通常を装って生活する方々にも響く言葉だと思います。
今回はこの言葉をシェアしたくnoteを書きました。
このnoteに目を止めてくださり、ここまで読んでくださった多くの方にこの言葉が届きますように。






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