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年間100冊以上読む人間のマイベスト10冊

年間100以上読むことを10年以上続けている私がおすすめする10冊の紹介。正直、紹介したい本はまだまだある。でも、今の時点でのマイベストを選ぶとしたらこの10冊(2024年7月23日現在)

また、自分の中でのアップデートがあった際に更新していく。


ビジネス書

ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣

習慣形成と改善に関する科学的なアプローチを提供する本。習慣の重要性や習慣形成の基本について記載があるが、この本の一番面白いところは”アイデンティティ”に着目している点。習慣化したいけど、どうしても続かないということは誰しも経験したことがあるだろう。それは、自身のアイデンティティに基づいていないからである。一貫して行動することで習慣が定着するというのは非常に面白い学びだった。それはどうやればいいの?については本書をお読みください。

ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する

物語がどのようにして人間の思考や行動に影響を与え、時にはその影響がネガティブな結果をもたらすかを探求する本。物語は非常に大きな影響力を持つ。物語は現実の出来事よりも強い影響を与えるし、人は物語でしか理解をすることができない。これらは様々な分野で活用されており、昨今では政治に結びついて語られることが多い。物語の危険性として、誤情報や偏見の強化がされることが挙げられ、更に集団思考を促すころで社会の分断や対立を引き起こす。

じゃあ、どうすればいいのか?について、明確で効果的な対処案は書かれていない。個人的な対処案として、別の視点からの物語を見る意識が重要ではないかと思う。自分の意見は偏った意見なのではないか?という視点をいつも持つことで過激な方向に向かないように注意することは一助になるのではないか。

サイコロジー・オブ・マネー――一生お金に困らない「富」のマインドセット

資産を築けない人の特徴、そしてお金を手にし続けるために大切なマインドセットを紹介する一冊。お金の本は数多あるが、この本が一番まとまっていると感じた。お金についてそこまで本を読んだことがない人におすすめ。

この本でないと学べないものがあると聞かれるとそういう部分はほとんどない。お金の本を大量に読んでいる人は別に読む必要はない。復習にはいいかも。

未来は決まっており、自分の意志など存在しない。~心理学的決定論~

自由意志の概念を否定し、人間の行動や選択が心理学的および生物学的要因によって決定されるという立場を探る本。人に意思なんて存在しない。そんなバカな?と思うが、この本を読むとそうかもなと思える。人間の行動や意思決定は、個人の経験、遺伝的要因、環境要因などにより事前に決定されている。自由に選択を行なっていると信じているが、それは錯覚である。

この論を正とした場合、どのような影響が社会に与えるか。まずは、犯罪や非道徳行為に対する罰の考え方が変わる。現在、精神疾患者であれば罪に問えないが、それの対象が全員になる。だってその人自身は選択していないのだから。何を根拠に罪に問うのか。

決定論を受け入れることに私が肯定的なのには理由がある。これを受け入れることで、他人に優しくなれるからだ。他人にブチギレている人間を見ても、すでに決定されており、それをするという意思を自由に持ったわけではない、かわいそう、となる。

また、自分自身について考える時に自分の意思はどうやって生まれたのか?という考え方になるので、客観視しやすくなる。内省が進む。

この本が絶対的に正しいと考えているわけではないが、面白い考え方なのでぜひ読んでもらいたい。他の人がこの本を読んで何を思うのか知りたい。良かったらコメントください。

ゼロ秒思考

即座に思考を整理し、問題解決やアイデア創出を迅速に行うための方法について記載した本。個人的に一番影響を受けた自己啓発本。

やり方は簡単。A4用紙1枚に1分で書く: A4用紙を使用し、1つのテーマについて1分以内にメモを書く。1枚につき1つのテーマとし、4~6行程度でまとめる。毎日10枚書く: 毎日10枚のメモを習慣化することで、思考力と問題解決能力を向上させる。これだけ。注意点としては、必ず1分以内。時間を守る。

これが結構効果がある。思考の整理が進み、スピードアップする。簡単な方法なのでぜひ実践してみてください。

小説

ゴールデンスランバー

伊坂幸太郎の大ファンであり、全ての小説を読んだ私からすると選ぶのが本当に難しかったがこの本を選んだ。この小説は、サスペンスとヒューマンドラマを融合させた作品。主人公が元首相暗殺の容疑をかけられ、無実の照明をするために逃亡をすることで物語が始まる。

この小説は、映画化もされている。映画もなかなか完成度が高かったので、そちらもおすすめ。

正欲

現代社会における「正常」と「異常」の境界や、人々が抱える内面の葛藤を描いた作品である。社会が定義する正常とは何か?生き方はどうあるべきか?と考えさせられる。多様性ってなんだろうね。

新世界より

貴志祐介によるSF小説。1000年後の日本を舞台にし、人間の進化や社会の変革、倫理的な問題を深く探求している。

人類は「呪力」と呼ばれる超能力を持つようになり、この力を利用して新しい社会を築いている。主人公たちは、村の学校で教育を受けながら成長していきます。彼らは「呪力」を学び、使用方法や社会のルールについて教えられる。主人公たちは、呪力を持つ者たちがどのようにして社会を支配し、その力を維持しているかを知ることになります。物語のクライマックスでは、早季たちは社会の矛盾や暗部に立ち向かっていいきます。

テーマとして、進化と倫理や、自由と秩序などがある。そんなことは置いておいてとにかく面白い。上中下と少し長めの小説だが、この本は土日に睡眠時間を削ってほとんど読み切ってしまった。本を進める手が止まらない。目も冴えて寝れなくなった。普段ほとんどSFを読まない私でも楽しめた大作でした。

その他

完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込

天才はあきらめた

最後の2冊は一緒に紹介。お笑い芸人のエッセイ。この2人は本当に天才なんだなと。芸人さんの本ということもあり、非常に読みやすく笑える部分も多々あり。若林のエッセイはこの後の本も面白いですが、少しずつ成長し、最近の本では小さくまとまってしまった印象がありました。この最初の一冊をまず読むことをお勧めします。

おわりに

何度も読み返した本、つまらなかった本など今後も書いていきたい。

おわり。

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