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ついにやらかした…【消えた取材音源】

ついにやってしまった。

ライター仲間から、何度も聞いていた話。

「原稿を書こうとしたら、音源が録れてなかったんだ…」
「取材が終わってレコーダーを見たら、録音が開始されてなかった…」
「なぜか録音が途中で止まってたんだよね…」

以前の私は、どこか他人事だと思っていた。

だって、録音をする時は開始されているかしっかり確認しているし、取材中に録音が継続されているか画面を確認している。

「も〜〜〜みんなおっちょこちょいだな〜〜〜」なんて思ってた昨日までの自分を殴りたい。

でもちょっと弁解させてほしい。私は録音がされているのを確認したし、途中で何度も録音を確認した。

でもさ?

レコーディングを切ろうと思って、ボタンを押しただけなのに。

これまでの1時間弱の録音がエラーで開けないなんて、予想できなくない??

しかも今回は、私が執筆をするのではなく、チームのライターさんに任せる案件。

やばい。取材音源が、消えた。

取材音源が消えたときにした3つのこと

でも私は、過去の自分を褒め称えたい。先の音源消失の先駆者たちのおかげで「スマホの他に、PCでもレコーディングをしておく」というリスクヘッジをしていたのだ。

1.サブのレコーディングを確認

まずは、最寄りのスタバに駆け込む。サブで録っていたレコーディングを確認。大丈夫、聞ける。

ちょっとタイプ音がうるさいのと、相手の声が小さいことを除けば、最大音量にすれば聞けなくもない。うん。

2.ライターさんへの謝罪

いの一番にしたのが、ライターさんへの謝罪。

そんなメッセージに即レスで返ってきたのが以下の返信。

「音源の件、まったく問題ないのでそのまま投げてください!」
「文字起こしを早めにして、聞き取れない部分は質問できるようにしますね」

ポンコツな私を支えてくれるライターさんに頭が上がらないので、とりあえず後でスタバギフトを送ることにする。

3.覚えている限り、メモを詳細に書く

ライターさんに依頼する前に、覚えている限りの内容をメモに書き起こした。

ちなみに、私が取材した案件はライターさんにこんな感じでまとめて私ている。

中身出せないので目次だけ

これは編集者としても、自分が書くときも意識しているのだが、取材後の熱量と記憶が新鮮なうちに「読者に伝えたいこと」「記事に盛り込みたいこと」をまとめるようにしている。

こうすることで、メインメッセージが定まるので、後で音源を聞き直して→構成を作って…という時間も大幅に短くできる。記事としても、熱量をそのまま構成に反映することが可能だ。

ちなみに、普段もオフライン/オンライン問わず、取材直後の打ち合わせを入れるようにしています↓

ライター・編集者たるもの、転ばぬ先の杖を用意しよう

今回は、PCでサブ音源を録っていたことで大事には至らなかった(たぶん)。

ただ、音源が消える、撮影データが消える…なんてことはいつ自分の身に起こるかわからない。

  • ライターは、2つ以上の機器で録音する

  • 編集者は自分でも録音をしておく

  • カメラマンさんであれば、メモリーを2つ挿せるカメラにする

など、起こり得るデータ消失に備えて、つねに“転ばぬ先の杖”を用意しておくべきだと痛感した出来事だった。

PCで録音しておいてよかった〜〜〜〜〜〜〜〜。


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