翻訳をする際のルーティン4つ
9月上旬、翻訳実務検定(TQE)を受験しました!
5日間、ネットや辞書を使って翻訳を進めるのですが、高度な日本語力を求められるこの試験。
新聞の社説や契約書などの文章が合計2問出題されます。
今回は韓国語を和訳したのですが、試験をどのように解いていったのかわたしが普段しているルーティンを紹介します。
1.内容をじっくり読む
2.いったん翻訳機を使ってみる
3.その分野でよく使われる適切な単語を探す
4.一度寝かせて再度翻訳に向き合う
1.内容をじっくり読む
まずは内容をしっかり理解することから始めます。既に知っている話もあれば、初めて目にするようなテーマもあるので、専門用語なども調べながら全体の概要と細かい部分の理解に努めます。
内容がわかっていないと、間違って意味を理解したまま翻訳したり、これってどう訳したらいいんだろうとつまづきます。あくまでも原文で言っていることを忠実に理解することが翻訳の第一歩。
2.いったん翻訳機を使ってみる
Googleをはじめ翻訳機を使うことである程度翻訳をする時間を省けます。特に韓国語の場合はPapagoという韓国の翻訳サイトがかなり翻訳のレベルが高いのでおすすめ。
また、インタビューや感想文などは一文が長くなりやすい傾向があります。あまりにも長いと意味がわかりづらく、翻訳機の誤訳も増えてしまいがちです。なので、一文が長い時は意味が伝わるところで文章を区切ってあげると翻訳機もうまく回ります。翻訳をするときはしっかり意味が伝わるような翻訳を心がけています。
3.その分野でよく使われる適切な単語を探す
韓国語と日本語は非常に似ている単語が多いので、韓国語の読みをそのまま日本語に直訳しても意味は伝わります。しかし、日本語ではあまり使わないような訳し方になってしまうこともあるので注意が必要です。自然な翻訳をするには、その分野でよく使われている単語を当てはめることです。
特に何かの法律や憲法などはその分野で使われる単語が決まっています。その分野特有の単語をしっかり押さえてこそ、自然な翻訳になるのでその分野に関するサイトを一通り見て、この訳で正しいのかを見極めます。
4.一度寝かせて再度翻訳に向き合う
良い文章は一晩寝かせることで出来上がると言われますが、これは翻訳についても同じです。一通り翻訳をしたとしても、時間が経って再度見てみると、もっとこんな表現にしたほうが良いのではないかというところがいくつか出てきます。その修正が多いほど文章はより磨きがかかってきます。少し骨の折れる作業でもありますが、より高度な翻訳を目指す際には欠かせません。
最後に
以上、翻訳時に行うルーティン4つでした。
今回、翻訳実務検定を受けたんですが、翻訳ってほんとおもしろいですよね。日本語の学習にもなるし、普段接しない分野のことに関して知識も得れるし一石二鳥です。
結果はどうなるかわかりませんが、最近翻訳をすることも増えてきたので今後も翻訳の学習しっかり続けます!
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