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アラサー留学生のほいくだより Vol.1~保育園の1日~

オーストラリアのメルボルンにて幼児教育を学んでいるアラサー学生です!

CertificateⅢ in Early Childhood Education and Care(通称:チャイルドケア)の取得に向けて学業に励んでおります。
日本でいうところの専門学校1年生です。

勉強しながら働けるのがオーストラリアの学生ビザの良いところで、
運良く仕事も見つかって現地の保育園で働いています。

今日はそんな保育園の1日をご紹介☆


・1日の流れ~2歳児クラス~


7:00 オープン、受け入れ開始


8:00 Breakfast 朝食タイム
・ベジマイトトーストが出ます。食パンを四つ切りにしたものを一つずつ配る。"More please!"と言う子には欲しがる分だけあげる。

8:30 自由保育
・雨じゃない限り園庭で遊びます。小雨の場合は屋根のあるところに限定して遊びます。大雨はさすがに室内。

9:30 Morning Tea
・日本でいう「午前のおやつ」時間。たいていフルーツと牛乳、そしてヨーグルトが出ます。たまにクラッカー。

10:00 自由保育
・園庭で遊びます。製作活動がある場合は、5~6人のグループを作って交代で活動に参加します。クラス全員で一緒にすることはありません。

11:15 Group Time
・みんなで輪になって歌を歌って、本の読み聞かせ。ランチにスムーズに進むように子どもたちを落ち着かせる時間です。読み聞かせ後、順番に子どもたちを手洗いさせます。

11:30 Lunch Time
・お昼ご飯はパスタやごはんもの、焼きうどんなど1品のみ。毎日違うメニューだけどあまりレパートリーは無いです。飲み物は牛乳か水。
子どもたちに食事を配ったあとは、自由に食べさせています。手づかみ食べの子どももいます。スプーンやフォークの持ち方の指導はしてないです。

*お昼が終わった子どもから順に、日焼け止めを塗る。超がつくほど重要な仕事です。(オーストラリアの日射しは日本の7倍、オゾン層なし)

12:00 自由保育
・日焼け止めを塗った子から順に帽子をかぶって園庭へ。お昼寝前にちょっと遊ぶ。子どもたちが遊んでいる間に部屋の掃除。(昼食後の部屋はカオス)

12:30 お昼寝
・掃除後、ベッドの準備ができたら、園庭にいる子どもたちを5~6人ずつ部屋に連れていく。こどもたちに「お昼寝したい人~?」と聞いて、行きたい子から連れて行くようになっています。

14:30 起床
・ぼちぼち子どもたちが起きてくる時間帯。電気をつけて、カーテンを開けて、自然に目が覚めるようにしています。場合によっては、音楽かけたりします。子ども向けじゃなく、保育士が好きな曲(笑)

15:00 Afternoon Tea
・日本でいう「午後のおやつ」の時間。パウンドケーキが出たり、チーズやクラッカー、ドライフルーツのワンプレートが出たりします。

15:30 自由保育、お迎え
・おやつが終わったら園庭で遊ぶ。この時間帯から家族のお迎えがぼちぼち来ます。早い子は早いし、クローズの18時ギリギリまでいる子どもも。
ただ、お迎えが遅い場合はかなり厳しく園から忠告することになっています。

18:00 クローズ
・部屋の除菌と次の日のために部屋をセットアップして終了。クリーナーが来るので大がかりな掃除は不要。イスを机に上げるくらいでOK。


と、こんな感じで1日が終わります。
子どもたちの自由遊びの多さに、働き始めたときは驚きました。

日本では季節のお祝い事に合わせて製作活動をしたり、運動会などのイベントがあっていましたが、オーストラリアでは無いみたいです。
国が違えば、保育園の様子もこんなに違うのか・・・と面白い発見があって楽しいです。


「なんでこんなに自由保育ばかりなのかな」と考えたときに、一つ理由として挙げられるのが、オーストラリア政府が掲げている教育目標です。
私が一番好きな教育目標です。

「子どもたちは遊びを通して学ぶ」ということ。


子どもたちの遊びは、ただの遊びではありません。
遊びの中で身につくスキルがたくさんあります。

「たかが子どもの遊び」と思わずに、子どもたちの世界に飛び込むのは大事で、子どもたちとの遊びを通して学びを深めることも実は多いです。


今週も元気に子どもたちと遊びます。

P.S. 子どもたちが毎日、鼻水ズルズルなのは世界共通のようです。風邪もらう保育士(笑)今日もお疲れさまです。


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