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本帰国 銀行での手続き
日本の銀行口座は居住者でなくなると解約するのが基本ですが、海外で生活している国民が多いニュージーランドでは非居住者となっても銀行口座を維持することが可能でした。
インターネットバンキングや銀行のアプリには日本から引き続きアクセス可能で、日本の住所を登録しておけば、キャッシュカードもニュージーランドから日本に郵送してくれます。(日本の銀行とは大違い!)
気になる海外送金についても、インターネットバンキングでいつでも出来るから大丈夫!と。
(後日実際に送金してみて、銀行から銀行へ海外送金してもそこまで手数料が高いとかレートが悪いということはないように思いました。Wiseは不要?)
なので、銀行でしたことはニュージーランド居住者と非居住者では利息にかかる税金の比率も高くなるし日常的にニュージーランドの銀行口座を使うこともなくなるので、不要な口座を解約し、より手数料の少ない口座への一本化くらいでした。
ただ帰国して困ったのは、ニュージーランドの口座は夫婦のジョイントアカウントなのに日本の銀行にはジョイントアカウント(共同名義口座)というものがなかったことです。
そのため、ニュージーランドの口座から日本の夫の口座への送金は良いが、私の日本口座への送金となると夫からの贈与という扱いになり「贈与税」がかかる可能性があるのだとか!
(夫の日本口座に送金されたお金を私の日本口座に振り込む場合も同じ扱い)
ニュージーランドの口座は私の口座でもあるのに贈与になるとは。
本当に納得できず、なんとかならないものかと思っています。
ちなみに、キウイセーバー(ほぼ強制積み立てのニュージーランド個人年金)に関してですが、国外に退去してもうニュージーランドには戻らない!という場合は特別に引き出すことも可能なようですが、そのままにしています。
*キウイセーバーは現在はアルバイトも含め給与から天引きされる仕組み(何%天引きするかは自分で決めることができる)になっており、本人の積立分に応じて事業者と政府も積立してくれて、本人が選んだファンドで運用していくという仕組みの個人年金です。
事業者と政府で確か本人と同額積み立てるのだったかな、うろ覚えですがかなりお得感のあるキウイセーバーですが、ニュージーランド国外で受け取る場合、政府が積み立ててくれていた分は返金しなくてはならないそうで。(知らなかった!)
増額されていたことによる運用益は返還しなくて良いと思うので、これはこれで仕方ないのかなと思いますが、残念です。
ニュージーランドの年金は税金から支出されているのですが(これが財政的に厳しくなったので、2007年にキウイセーバーを作ったのでしょう)これも受け取ることが出来るのはニュージーランド居住者だけなので、本帰国するとこちらの権利も失います。
現在ニュージーランドの永住権は国外に住んでも失効することはないので、本帰国してもまたニュージーランドに戻る、という可能性もほんのりとは残っており。
そういう意味でも年金系はそのままにしています。
IRD(Inland Revenue Department、国税局)の窓口にも帰国後の相談に行きましたが、銀行での手続きが連携されるため特にすることはなく、私の未払いの税金が発覚した(!)のでそれを支払って終了でした。
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