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アメリカの図書館で日本の漫画を借りまくる

こんにちは倉くらのです!

アメリカ駐在編第二弾をお送りします。

第一弾の記事はこちらから↓

前回の記事の最後に触れた通り、漫画と小説には飢えました。今日はこの辺りのことを書いて行きたいと思います。

今は電子書籍があるから漫画も小説も電子でいいじゃないか、と思われるかもしれません。
ですが……

自身も電子で小説を販売していながらこう言うのもなんですけど…

私、電子書籍って苦手なんです!!

どうも電子だと目が滑ってしまうのか頭の中に入って来なくて。ただでさえ低いストーリーの理解率がさらにぐんと落ちてしまいます。
それに漫画は美麗な絵や楽しいストーリーを自分の好きな時に、好きなページから開いて読みたい。
小説も大好きなシーンをパカッと気軽に開いて読みたい、そんな思いがあるからです。だから好きな本を買うなら紙だなと考えています。


では、そんな私が具体的にアメリカでどのように漫画や小説に触れたかを書いて行きます。


その1 日本のAmazonから海外発送する

日本からお取り寄せは可能です!
ただし、送料がそこそこかかります……。
金さえ積めば何とでもなる! セレブ向きな方法

冊数を注文すればそれなりに送料として金額が上乗せされてしまいます。詳しくは忘れちゃったんですけど、本5,6冊につき送料+1,000円~2,000円ぐらいの間ぐらいだったかもしれません。
堅実に生きていきたい我が家には何度も注文するのは難しかった。
どうしても欲しい本だけ注文していました。

子供達はどうしても欲しかった「鬼滅の刃」を購入していました。ちょうど夏休みのシーズンで暇を持て余していたので、読むのは一日一冊と決め、毎日読むのを楽しみに過ごし、大切に大切に繰り返し読んでいました。
手に入りにくいから余計に大事に読み込みますね。

私も日本で発売日を追い続けていた本を数冊だけお取り寄せしました。
特に印象に残っているのは「フォーチュンクエスト」最終巻です!!

学生の頃に出会い、20年以上に渡って追いかけていたので、最終巻を手にした時は感慨深かったです。読み終わるのが寂しい気もして、ゆっくり大事に読みました。
しかし欠点もありました。
最終巻を読み終えた瞬間に、過去の巻を読み返したくてたまらなくなりました。好きなシーンをパラパラと読み返したい。でも、本は全て日本に置いて来てしまったから読めない…! というジレンマにしばし身悶えしました。


その2 ガレージセールで購入する

ガレージセールというのは、自宅の車庫を使っていらないものを売るフリーマーケットのようなものです。週末になるとあちこちの家で気軽に開催されます。

日本人がたくさん住んでいる地域だったので5,6件ぐらいでグループになって共同開催されることが多かったです。
本帰国に伴う処分も多かったので非常に安くて、日本のものも手に入るから日本人だけでなく現地の人からも大人気でした。開催されると人がいっぱい溢れるぐらい来ます。

ここに来ると日本の本が手に入るから私も何度も足を運んだことがあります。日本の本ありますと聞けばある程度遠くても行っちゃう。
ここで購入するのは自分用というより子供用ですね。
子供達には英語も頑張ってもらいたいけど、同じぐらい日本語も忘れて欲しくない……
そういう思いがあるので、頑張って子供でも読めるような本を探しました。

日本の子供達は漫画にとても飢えているので……
コロコロコミックやちゃおなどの雑誌は特に大人気でした!

うちは義実家のご厚意で定期的に宅急便でそれらの雑誌を送ってもらっていました。ありがたかったです。
子供達は届いた雑誌を擦り切れるぐらいに何度も何度も読み込んでいました。そしてアメリカを離れる際には同じように漫画に飢えている子に譲ってきました。


その3 日本の古本を取り扱うアメリカの店舗から発送してもらう


アメリカ→アメリカへの発送なので、送料もそれほど高くありません。
古本の値段も比較的安価。
品揃えもそれほど多いというわけでもないのですが、日本の本が手に入る! これは大きかったです。


その4 まなびライブラリーで読む

毎日毎日英語ばかり眺めていると日本語が読みたくなる。
活字、活字が読みたい~~~~~~~~~~~!! という禁断症状が訪れる状態に。

同人活動再開した今でこそネット小説を読んだりしていますが、当時は全然読んでなくて…商業作品中心でした。だからそれが手に入りにくいと禁断症状が現れる。

そんな時に活躍したのが進研ゼミに入会すると使える特典「まなびライブラリー」

子供達は日本の勉強もしなければいけないので、進研ゼミ海外講座を受講していました。それでまなびライブラリーにログインすれば自由に電子書籍を読むことができます。
新しく発売したような、そこそこ人気の本などもあります。
ただし進研ゼミの特典なので…児童向け。

児童書なら電子書籍でも大丈夫そう。目は滑りにくい。
活字に飢えた私はノンフィクションの話とか、ざんねんないきもの事典とか歴史などの面白雑学的なものをよく読んでいました。
大変助けられました!

子供達が寝る前の読み聞かせの時にもまなびライブラリーは使いました。
それなりに大きく成長していた子達でしたが、日本語を忘れて欲しくない…という思いのため決行。
本を読むのが少々苦手な子供達でしたが、読み聞かせはとても喜んでいました。

10歳までに読みたい世界名作シリーズなどはよく読み聞かせしました。
「怪盗アルセーヌ・ルパン」「名探偵シャーロック・ホームズ」実は私も読んだことが無くて…一緒に楽しみました。

あとはちょっと難しい本も読み聞かせなら聞いてくれます。
「ホームレス中学生」
子供達に大変ウケていました。でもお母さんが亡くなるシーンは私が泣けてしまって読めませんでした。飛ばした。


その5 図書館で借りる

図書館には日本の漫画コーナーがありました!
ただし中身は英語……!
でも、日本の漫画です、漫画が借りられるなんて!

本棚に置いてある本は一部だけですが、書庫の方にはもっとたくさんの漫画があるということをオンラインで貸し出し予約するようになってから知りました。

「鬼滅の刃」や「ドラゴンボール」「進撃の巨人」など日本でも大人気の本がありました。
ただしオンラインでは英語名で記載されていて、表紙が登録されていないものも多くて探し出すのはけっこう大変でした。

「鬼滅の刃」-Demon Slayer
「進撃の巨人」-Attack on Titan

日本語タイトルが何にあたるか調べて、知らない漫画などはAmazonで内容を調べて…という感じで借りるかどうするか決めていました。

漫画を読むことは英語の勉強にもなるのでとてもいいな! と思いました。外国の人は日本語を勉強する時に漫画など読んで覚えるって聞いたことがあったので、その逆バージョンですね。
子供も私も読んでいました。

特に良かったのは「となりの関くん」My Neighbor Seki
授業中にこそこそと遊ぶ関くんの話。
関くんは基本しゃべらないし、英語で読んでも難しくなくて、何をやっているのか内容も分かりやすかったです。

「ワンパンマン」One-punch Man
アニメの一期は見たので、内容をある程度把握していた状態で漫画を発見したので、続きが気になっていたこともあって読みました。
細かい部分までは理解できませんでしたが、何となく話の内容は分かりました!


そして私はすごいものをアメリカの図書館で発見しました。

何と……BL漫画を……!!

「テンカウント」Ten Count
たぶん他にも探せばあったと思うのですが、英語名→日本語名に調べるのに時間がかかったので私が気付いたのはこれぐらいです…。

全6巻ですが貸し出し中だったので1巻だけ借りることができました。
1巻は健全な感じでした。

続きが気になっていたので、日本に帰ってから購入し改めて読んでみたところ2巻以降の話はけっこう……すごい内容だったよ!!!
すごく〇〇(ピー)です。
というかこれを借りられるアメリカの図書館。しゅごい…。
しかも貸し出し中ということは、日本のBLは現地の人にも受け入られているのだな! と思いました。

日本の漫画は…大人気でした!


このような感じで飢えは感じつつも、何とか誤魔化し誤魔化し手に入るものの範囲で日本のコンテンツを楽しんでいました。滞在していたのも2年だったので、何とかなりました。これが5年だったら…果たして耐えられていたでしょうか?(笑)

最後までお読みいただきありがとうございました!

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