![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/128965945/rectangle_large_type_2_d2c8e21e9eced78cd68164a72a8b4dc6.jpeg?width=1200)
オペラ:アンソニー・デイヴィス《マルコムX》をMETライブビューイングで観た(7,500字)
今、METに注目が集まっている。もはやオペラやクラシックの枠を超えて、というよりもこれまでオペラやクラシックに親しみがなかったひとたちを魅力している。その理由はMETが行っている新たな取り組みにある。
これまでクラシック音楽は多様性とは縁遠い印象を持たれていた。ヨーロッパで生まれ育まれたこともあり、圧倒的に白人中心の業界だったことがその理由だろう。しかし、アートやエンターテイメントの世界が大きく変わっている今、クラシックも変わり始めている。その中でもMETは近年のラインナップでその流れを顕著に反映させ、大きな話題を呼んでいる。
ここから先は
8,708字
/
2画像
面白かったら投げ銭をいただけるとうれしいです。