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グレッチェン・パーラトがティレリーについて語ってくれたインタビューのOutTake

『CDジャーナル 2016年10月号』掲載のグレッチェン・パーラトティレリーについて語ってくれたインタビューのアウトテイクです。

――ティレリーでワークショップやマスタークラスをやっているのをフェイスブックで見たことがあります。あれはどんなことを教えているんですか?

私が教えるのは、基本的にはソングライティングかな。でも、レベッカ・マーティンベッカ・スティーブンスと私たちのメソッドはみんな違っているから、それぞれいろんなことを教えているみたい。たくさんの参加者に教えたり、時に議論したりすることで、自分たちもインスピレーションをもらえていると思う。2~3時間で終るものもあるし、時間をかけたジャズ・キャンプ的なものもやっている。私はパフォーマンスも好きだけど、教えるのも大好きだから。

――ローレン・デスバーグにレッスンしたりしていたんですもんね。ところでソングライティングを教えるとき、大事にしていることはなんですか?

そこに来る人は、どうやって曲を書けばいいのかってメソッドを知りたがる人もいるんだけど、ソングライティングで自分探しをしているような人もいると思う。そんな場合は自分を掘り下げて、つつみ隠さずさらけ出すことを薦めているわ。

――テクニック的にはどういうことを?

たとえば2つのコードだけでやってみるとか。歌詞を書くエクセサイズもやってるけど、秘密なので参加してもらわないと(笑)。

――特別にひとつだけお願いします笑

私は限られたなかから積み上げていくようなやり方をしているから、生徒たちにもそれを薦めてるかな。最初は、作曲をするにもどこから手をつけていいのか分からないケースが多いと思うから、メソッドとして制約を設けることにしている。例えば、4つのコードだけで作曲するとかね。私自身そのほうが書きやすいかなと思うから。そう言う実践的なことも教えているかな。

※気になった方はぜひ、ティレリーのワークショップに参加してみてください。

あと、グレッチェンのインタビューならこちらも是非。

■グレッチェン・パーラトが現代ジャズから愛される理由――決定盤コンピを軸に〈魔法のヴォーカル〉が生まれた背景に迫る ➡ http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/9211

あとあと、ベッカ・スティーブンスのインタビューならこちらも是非。

■インタビュー:現代ジャズを代表するヴォーカリスト、ベッカ・スティーヴンス――多彩な参加作品に迫る! ➡ http://www.cdjournal.com/main/cdjpush/becca-stevens/1000001060 

ティレリー / Tillery

RPOZ-10026 定価2,400円 (+税) ➡ http://www.coreport.jp/catalog/rpoz-10026.html

【日本のみCD発売・日本盤ボーナス曲収録】

ベッカ・スティーヴンス/レベッカ・マーティン/グレッチェン・パーラトからなる、スペシャル・ユニット"ティレリー"待望のデビュー・アルバム!

■2010年からベッカ・スティーヴンス、レベッカ・マーティン、グレッチェン・パーラトの3人で「Tillery」として活動をスタート、その間に各ソロ活動が多忙になる中も、定期的に行っていたNYでのライヴが年々話題を呼んでいた現代ジャズのスーパー・グループのアルバムが遂に完成。CDリリースは日本のみ、しかもボーナス・トラック付!

■ニューヨークの空気をたっぷり詰め込みながら、ジャズ/フォーク/R&B他様々なジャンルが3人の美しいハーモニーとアレンジによって生まれ変わる。もはや"現代のクラシックス"とでも呼べそうな内容。

■カヴァー曲はプリンス『パープル・レイン』からM-1、ジョシュ・ティルマンによるソロ・プロジェクト、ファーザー・ジョン・ミスティのM-2、グレッチェンがチャリティー・アルバム『ARTS FOR LIFE – MY LIFE IS BOLD』で歌っていたM-6、そしてジャクソンズ『ディスティニー』からのM-10でのベッカとグレッチェンは、マイケル・ジャクソンのファルセット名唱を彷彿させる美しさ。そして日本盤CDにはA.C.ジョビン「コルコヴァード」を特別収録!さらにM-7にはラリー・グレナディア(b)とマーク・ジュリアナ(ds)、M-4には今回エンジニアを担当したピート・レンデ(key)が参加。そしてマスタリングは、ティグラン・ハマシアン他ハイエンドなミュージシャンから大きな信頼を得ているドラマー、ネイト・ウッド


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