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昆虫ゼリーを食べてはいけません。     (行け行け!!七転八起一家!!)


とある夏のある日‥‥‥


「見てーー⁈ 凄いのいる!!」

「何々!?ゴキブリ⁈」



「違うよー。もっとデカいやつー!!」

「エッ!?何々!?どこどこ!?」



「ここっ!!」

「うっわー!!マジ デカい!?やばい!?」

「あっ!!すっご〜い!!かっこいい!!」



ドタバタ ドタバタ あちゃこちゃ わちゃわちゃ



ドドーンっと ホンモノです!!!!

我が家に大きな大きなクワガタが 入り込んでいました!!


たいそうご立派な 雄々しいクワガタとのご対面を


母娘息子、親子3人、大はしゃぎして喜んだ私たち。


(ちなみに、クワガタを見る意味を調べたら‥‥‥
自宅の外壁や樹木でクワガタを見つけたなら、何かのチャンスや勝負が到来するとの解釈あり。
クワガタは土の中に2年いることから、忍耐を経て、成功や夢の実現が叶うなども意味するそう。取り組みが成功する。勝運勝利を導くなどなど 良い意味あり。
今回のように家の中でみかけた時は、家族でポジティブにチャレンジ&行動すると良いそうです。)





少し落ち着いた頃
母である私は 一つの不可解な疑問が湧き上がった。



「どっから入ったんだろうねー?こんな大きいの‥‥!?」



「・・・・・」



一瞬、言葉を失う、中1の息子と高3の娘。



沈黙を破ったのは息子だった。



「小さい虫みたいに、隙間や穴じゃ無理だから…‥。
玄関から堂々と入ったんじゃねー?
誰かにくっついて‥‥とかさ‥」

「うわーっ、それコワーっ。
‥‥あたしについて来たんじゃないよねー!?」

「そうなんじゃねー!?」

「ウソー!?」  


落ち着いてて マイペースな息子と 
明るく賑やかで マイペースな娘。

ぎゃーぎゃー 騒ぎながらも 
楽しそうな 中1と高3の我が家のきょうだいは
ウマが合うらしく いつも仲が良い。


「誰にくっついて入ってきたにせよ。
挟まれなくて、良かったよー。」



私は子ども達を微笑ましく見ながら 言った。


親子3人、侵入経路の推理にまで
クワガタ談義に花を咲かせていると・・・・・



「昔さあー。オレ、お姉ちゃんと一緒に
昆虫ゼリー、食べたよねーー!!」



マイペースで穏やかな息子が ポツリと言った。



ギョギョギョギョーーー!!

なんだって⁇  昆虫ゼリーを食べたって⁇

(注意・母の心の声)



あっけにとらている母(私)尻目に



娘は笑いながら肯定した。



「そうそう。覚えてる覚えてる!!
〇〇〇がまだ保育園の時だよねー。私が小3くらい。私はちょっとかじってよしたけどさー。〇〇〇は2つか3つ食べちゃったんだよねー。」



「!!!!!!!!! ?!?!?!?」

母は(私は)絶句した。


しばし ノックダウン フリーズ母。


・・・・・・
そして 我に帰る母(私)。

あまりに貧乏な我が家は
サバイバル きょうだいを生み出してしまっていたのか・・・・・(心の声by母)



聞けば‥‥‥   10年ほど前、
私と主人で副業のアルバイトへ行っていて
子ども達ふたりだけで お留守番をしていた時の事らしい。


パパとママが お仕事に行っていて。
用意してあった、昼ごはんやおやつを
きょうだい2人で全部食べてしまい、


お腹が空いたのに 家に 直ぐに食べれるものが
何も無くて

(貧乏で 誠にすまん!!)


ついつい 冷蔵庫の中に 保管してあった
昆虫ゼリーが 黒蜜のゼリーのように見えて
ついつい パクリと 行ってしまったらしい。

(苦労をかけて 本当にすまん!!)


「ごめんねー 〇〇〇と〇〇〇に
苦労をかけてばかりで‥‥。本当にごめん。すまない。」



10年の時を経て
私達夫婦が全く知らなかった
子ども達のエピソードを知らされた私は

申し訳無さ過ぎて
ごめんねしか言えず
笑顔が引き攣ってしまいました。


その後、時間差で 心配が押し寄せて来た私は
いまさら慌てても 仕方ないのに 
血相変えて


「具合悪くならなかった!?
お腹壊したりしなかった!?」


「大丈夫だよー、、何にもなかったよー!!」


「よかったあーーーーーー!!!!」


子ども達は ふたりして 笑っていました。
まるで 苦い思い出を 楽しんでくれてるようでした。

ちゃんと元気に生きてるよー!!!!


後から子ども達ふたりが調べたら

昆虫ゼリー自体は、間違って 人間が食べても
害のない 大丈夫な原材料を使っているらしい。


ただ、

消費期限が設定されていないので、
人間の食材に比べて 原材料が古くなっている可能性が出てくる。


だから ぜったいに食べては行けないのだ!!

昆虫ゼリーは食べちゃ行けないよー!!


(良い子も 保護者も お気をつけて下さい。)



なぜだろう?
我が家は 昔から 試練やアクシデントに見舞われる。


ざっと 思いつくだけでも ズラズラ出てくる。
(下記参照)


破談1回、倒産2回(自社、勤務先)夫の長期闘病2回、
夫の貰い交通事故計3回(鹿2回と大型トレーラー1回)、子ども達を含めた家族の入院手術計13回以上・・・etc.・・・)


だから、夫婦共働きで 真面目に働いていても

夫が何度も働けなくなったり

私が 家族の看病や入院に付き添ったり

それらが原因で 家計が傾き 

子ども達にも 〇ンボー生活を させてきてしまった。



今回の 昆虫ゼリー事件を
本当に母として 痛烈に 申し訳なく 消沈していると



「ママ、気にしないで!!
〇〇〇も〇〇〇も この生活 好きだから!!
お金無くても 家族仲良しで 楽しいし!!


パパとママが 頑張って働いてくれて
ママが美味しいご飯作ってくれて
みんなで一緒に食べれるし!!



可愛い小さい家で のんびり暮らせるし‥‥。


何回もパパが死にかけたのに
元気になって 復活して 
また 一生懸命働いているんだから。


みんなで命を守って生きてきたんだから

だから 〇ンボーでも 楽しいから
心配しないでねー!!


この家に生まれて 良かったよー!!

ママ  いつも ありがとう!!」



天使は 近くに いるのですねー!!

泣 泣 泣  😭 😭 😭


こちらこそ。 生まれてきてくれて ありがとう!!

お母さんにしてくれて ありがとう!!


子ども達に 母として 育てて貰って感謝です!!




ちなみに

昆虫ゼリーは フルーツ系のモノはフルーツ味らしいが
我が家のきょうだいが 10年前に食したものは
琥珀色のタイプだったので

樹液味 木をかじってる味だったそう。

(幼い時に 苦味を味わう経験をさせてしまい‥‥
申し訳ない。)

でも いつか きっと 役に立つ

無駄なことなんて 何にもないものねー


七転び八起き一家

今日も 美味しいご飯をニコニコ食べて

幸せですよ。


読んでくださりありがとう。
皆様にもいっぱいの笑顔を。

Blue moon

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