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暇空茜は「富のポンプ」を止める

 何度か本noteで触れてきたように、富のポンプとは、エリートが経済成長や歳入の一部を自らの懐にいれるための仕組みだ。
 富のポンプを動かせば動かすほど、エリートが過剰に生産され、大衆は困窮化する。その結果国家が不安定になり、最終的には内戦や国家の崩壊を引き起こし得る。

 現代の日本で、富のポンプは露骨に作用していないように思えるが、実際一部の開業医やNPOはこの富のポンプを作動させているように思える。

さて、ひまそらあかねとは何者だろうか、一言でまとめると法律とインターネットを使った戦いが得意なオタクだ。

 彼はもともとオンラインゲームにはまって高校を中退し、大学卒業後ゲーム会社に入社し、ベンチャー企業を立ち上げてソーシャルゲームを作る。その途中で裏切られる。そして自分の活躍に見合ったお金を受け取るべく裁判を行い、最高裁で勝訴して6億円を手に入れた。
この経緯は著書、ネトゲ戦記に詳しい。

 2020年ごろからは表現規制を行おうとするフェミニストの嘘を暴いたり、ハンターハンター解説動画を作っていたりしたのだけど、表現規制を推進しようとするフェミニストの背景を探っているうちに、2022年に社団法人Colaboという団体に気づき、この団体の不審な点を見つける。

そしてインターネットの公開情報や公的機関への問い合わせなどを行い、その一環として住民監査請求を行ったところ、衆議院会館で複数の弁護士参加の元、住民監査請求をリーガルハラスメントであると主張し提訴する旨の記者会見が開かれた。

ことをきっかけとして、いろいろな人を巻き込んだ大騒動が起きた。

な「どうして「一般人男性だが軽く調べてみたら政治家Xや内閣府や都庁や大手メディアやナニカグループボス級の元日本赤軍最高幹部重信房子の弁護士大谷恭子や厚労省元事務次官村木厚子やナニカグループ幹部級の北原みのりやその他大勢や共産党と強いつながりがあるColabo代表仁藤夢乃さんとセブンナイツと83-1委員会が総出で出てきて大騒動」になってるんですか?なろうにしても盛り過ぎにも程があるんですよ!こんなのネームでもって言ったら没ですよ没!!」

https://note.com/hima_kuuhaku/n/n562386b67199

 そのため、Colabo関連団体や東京都と裁判を行っていた。

そうこうしているうちに前述の書籍が出版されるも、発売前に炎上予告が届いて、アニメイトでの出版が中止されたり名誉棄損で書類送検された。


石丸伸二を批判したのちに都知事選に出馬し、相手方弁護士が同席のもと対談して漫画談義を繰り広げ、11万票を獲得した。

その間に自称学生と法的闘争を続けていた。

それとは全く無関係な、高崎物語というフィクションの解説ライブを連日行っているうちに、奇妙なことに相手方の担当弁護士の代理権が消失し、続いて同じ弁護士の代理権が、一般社団法人Colaboとの裁判でも消失した。

情報量が多い。

 彼がカウンターエリートなのかという話だが、違う。
彼はエリートではない。軍事的、官僚的、富(6億でできることは限られる)という権力に繋がる力を保持してはいない。イデオロギーも主流派からは全く離れたものである。

彼は支持者を組織化しようとしていない。頼るのは法的闘争においては自らの弁護士チームで、動画作成においては、相棒のなるくんだけだ。
選挙では、優遇すべき職種として警察と教員を挙げていた。どちらもカウンターエリートの支持者にはなりづらい人々だ。

 奇妙な因果から堀口系Youtuberという周辺産業も生まれたけど、彼はかかわりを最小限にしている。
 彼は単に調べていくうちに公金チューチュー節税チューチューと彼が呼ぶ富のポンプの仕組みに気づいて、それを止めようとしている。
 そしてこの富のポンプにぶらさがっているのが、過剰生産されたエリートであるように感じられる。(似たような事例はスウェーデンや米国でも報告されている

彼は権力を欲しているのだろうか。少なくとも旧来のカウンターエリートのような戦い方はしていない。基本的に一人ないし少数の仲間と、法律の範囲で戦いを繰り広げている。そこに暴徒となりそうな要素はない。

 ときに一部の支持者や支持者のふりをする人が突撃したりすることもあるけど、彼がそれを煽っているのは一度もみたことがない。

彼はそういった振る舞いを静止する。突撃する支持者はブロックして関りを絶ち、自らの支持者にも関わりを絶つよう促すことが多い。

実際、都知事選でひまそらあかね支持者は、彼自身と同様、選挙法を遵守していた。

正直、彼をカウンターエリートの文脈に組み入れることは不可能だ。
歴史上こういう、多くの人の支援を受けながら、孤立して法的な闘争を繰り広げ、政治的な目標(公金チューチューの撲滅)を達成しようとした人がいたか、というと…全く思いつかない。

 歴史的に見て、インターネット(と匿名化された送金システム)がなければ、こういう戦い方は不可能だった。支援者を集めるには、実際に会って支持者を組織化する必要があった。

 じゃあ彼のような孤立した戦いは、社会に何をもたらすんだろうか。

もし自分が公金を不正流用を目論んだとき、ひまそらあかねに目をつけられる可能性を想像して躊躇うだろう。彼の戦い方を見ると本当に戦いたくない、と思うから。

 彼の戦いはエリートに富のポンプを使うことを躊躇わせる。

ひまそらはあかねは公金チューチューをしているとやってくる恐ろしい存在で、現代のなまはげや張遼みたいな存在なのかもしれない。

何が言いたいかというと、一般市民男性でも富のポンプを止められるのだから、僕らもできるということだ。ただ、彼が言っているように僕らは彼みたいに6億円もっているわけじゃないし、仕事もあるから彼が扱っているネタには踏み込まない方が良い。
もっとずっと控えめな戦い方をしたり、戦っている人を支援するのが現実的な選択肢だろう。

クリニックや病院を転職する前(他の都道府県に転職する前などが良いだろう)に不正の証拠を集めておいて次世代運動の公益通報活動を使用する、こうした活動を行う団体やひまそらあかねにカンパする、noteを購入するなどの方法は一つの戦い方になる。

将来差し迫る危機に対して、まったく何もできない、ということはないんだ。


 


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