小池花奈 Electone & Piano Live(2024年2月4日(日)、@ムジカサロン・フォレスタ)

フライヤー

2024年2月4日(日)、ムジカサロン・フォレスタ(東京・石神井)において『小池花奈 Electone & Piano Live』(主催=ベースオントップ)が開催。

本ライブは、YouTubeにエレクトーンの演奏動画を多数アップし、最近ではリアルのライブ・コンサート・イベントにも多数出演されている、鍵盤奏者・作編曲家の小池花奈さん(以下、Kanaさん)によるエレクトーンとピアノの演奏。

会場は、東京・石神井の閑静な住宅街の中にある「ムジカサロン・フォレスタ」。グランドピアノ Steinway B-211、ヤマハ エレクトーン STAGEA ELS-02C が常設された音楽スタジオ。

グランドピアノ Steinway B-211、ヤマハ エレクトーン STAGEA ELS-02C

ネット情報によれば、スタジオはかりんの木が使用され、音色を美しく響かせてくれる空間とのこと。また、天井は石神井公園の池に映る月をイメージしたものとのこと。

スタジオ天井

以下、会場で観覧した(+後日配信アーカイブを視聴)際のレポート、および個人的な感想となります。


■ 前半の部

会場には、Kanaさんの演奏を聴こうと、エレクトーンやピアノを習われていると思われる方、演奏を聴く専門の方、ご夫婦やお友達と一緒に来場されている方など、数多くの人(男女比率は 3:2 くらいでしょうか)が集まり、開演を今か今かと楽しみに待ちます。

また、今日は同時にツイキャス向けのライブ配信が行われるため、多数のカメラがスタンバイ。

開演時間となり、会場左前方の控え室?付近を注目していたところ、意表をついて?!、Kanaさんは後方のドアから、星柄+白黒のチェック柄の衣装を纏って登場!

新年初ライブ、一曲目の演奏はエレクトーンで〈『オペラ座の怪人』メドレー〉。誰でも知っている恐怖のメロディーから、静かで流れるようなメロディーへの演奏。Kanaさんの演奏の中でも人気の曲。個人的には〈Angel of Music〉がお気に入りです。

今回、私は後方席ながらも演奏の様子がハッキリと見える座席に座ったのですが、今まで気がつかなかった細かなメロディーの部分も演奏されているのが確認でき、ちょっと新鮮な気分に。

また右足のフットスイッチが頻繁に切り替わってゆく様子が確認できると同時に、Kanaさんの足が緊張でガクブル ((((;゚Д゚))))))) の様子も。。。

続いて〈アフリカン・シンフォニー〉の後は、あいさつ。来場の御礼、当スタジオ設置のグランドピアノ スタインウェイの綺麗な音色、そして先ほどの「足ガクブル状態」のお話などがあり、ピアノの演奏へと続きます。

オリジナル曲〈stella〉。イタリア語で「星」を意味するこの曲は、夜空に瞬く光をイメージさせる楽曲。KanaさんのPocochaライブ配信では「ライブ配信終了の定番曲」としても有名?ですが、ここ最近のライブやコンサートでは早々と演奏されることが多い傾向です。

ピアノの演奏の様子

〈浜辺の歌〉。JR大阪駅うめきたエリアで開催されているコンサートで、自身が編曲した同曲が演奏され、季節は違うがタイムリーな曲であるという話を添えて演奏。

続いてはオリジナル曲の〈雫〉。「心情を雫に喩えたような曲」との説明がありました。(なるほど・・・)

エレクトーンに移り、Kanaさんにとっては、初めて/難易度高め/珍しいジャンルの〈スウィングしなけりゃ意味がない(It Don't Mean a Thing)〉を手拍子を観客に促しながら演奏。そして、先日YouTubeにアップされたばかりの、愉快で楽しい〈ディスコ・キッド〉の演奏で前半は終了。


■ 後半の部

10分間の休憩の後、我々観客はまだこの時点では気がついていませんでしたが、ここから“5曲連続”、Kanaさん怒涛の演奏が始まります 😱

いろいろな音が混じったエレクトーンでの人気曲〈RYDEEN〉の演奏。異国情緒溢れる〈ラストエンペラーのテーマ〉。ピアノに移り、今の季節にふさわしい〈津軽海峡・冬景色〉〈春よ、来い〉。エレクトーンに戻り、オリジナル曲でKanaさんの代表作〈赤龍の舞せきりゅうのまい〉と。。。

演奏が凄すぎて、演奏後は少しぽかーんとしてしまった私ですが (^^; 、中には演奏の様子(指先の様子など)を食い入るように観ている人も。そのくらい迫力のある演奏でした。

MCでは、「日本と中国を感じるアジアテイストの音楽が好きなので、繋げて演奏してみました」とのことでした。

特に〈ラストエンペラーのテーマ〉〈赤龍の舞〉の演奏では、アジアの伝統楽器の響きがとても印象に残りました。

5曲連続の後も、(ややニュアンスは違うかもしれませんが)「T-SQUARE曲はエレクトーン系YouTuberの課題曲」みたいなお話があった後、映画『グランツーリスモ』 日本語吹替版よりT-SQUARE〈CLIMAX〉の演奏!Kanaさんアレンジによるノリノリの演奏で、両足が動く動く!!!

そして早くも本ライブのラストを迎えます。ピアノに移り「新しいことに勇気を出して挑戦することをイメージ」したオリジナル曲〈鏡の国〉。

フィナーレにふさわしい感動的な曲で個人的には、Kanaさんが2020年からYouTubeに本格的に挑戦し、クオリティーの高い演奏動画やライブ配信で多くの人を魅了。こういった音楽活動が評価され、多数のコンサート・ライブ・イベントに出演することとなった、ここ数年間の活動が思い出されるようでした。

演奏後は、Kanaさんに大きな拍手が贈られ、ライブは締めくくられます。

MCの様子


【アンコール・あとがき】

観客からアンコールの手拍子があった後、Kanaさんが再登場。静止画の撮影可のお知らせがあった後は、エレクトーンによる〈威風堂々 第一番〉の壮大なオーケストラサウンド。そしてピアノによる〈旅立ちの日〉。今日、一生懸命演奏してくれたKanaさんに再度、大きな拍手が贈られ、ライブは終演しました。

全16曲の演奏で、あっという間の約2時間でした。終演後はお疲れの中、観客一人一人に対して丁寧なお見送りもありました。

今回、季節感もある幅広いジャンルで、繊細で感動的な演奏、さらには5曲連続の渾身の演奏、観客の皆さんの反応を確認しながらの面白トークなど、楽しいひとときをどうもありがとうございました!

特に〈ラストエンペラー〉、T-SQUARE〈CLIMAX〉、〈鏡の国〉が聴けたのは嬉しかったです!

以上、ライブレポートと感想でした。

会場案内


■ KanaさんのX(旧Twitter)より


■ Kanaさんのインスタグラムより(セットリスト&解説あり)

 ⇒ https://www.instagram.com/p/C29r4rhvXkK/


■ ライブ配信のアーカイブ

ライブの様子はツイキャスにて、2月18日(日)23:59まで、アーカイブで見ることができます。恐らく、視聴期限当日?前日?までは配信チケットを買える(※支払い方法は、視聴期限が近づくとクレジットカードなどに限定される)と思います。

 ⇒ https://ja.twitcasting.tv/c:hazeatbot/shopcart/272852


(演奏、MCの写真はアンコール以降のものです)
(文・撮影/Electone演奏動画大好き)





【ライブレポート バックナンバー】

ここ何回か当方が記載した、Kanaさんのライブ(ピアノとエレクトーン)レポートを紹介しておきます。


(以上、ライブレポートでした)


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