人事評価は経営の最大メッセージ!
最近考えるのだが、人事評価というのは経営陣の社員に対する最大のメッセージになり得る、ということだ。
言い古されてきたとは思うが、改めてそう感じている。
結論としてあるべき方針は以下。
改めてこれ大事だなと。報酬体系。組織が考えるあるべき人材像には昇給を行ない、力はあるが求める人物像と違う者には賞与で労う。
これは追うべき方向の変化によって、求められる人材要件が変わったときなどはまさにそうで、これまでのやり方で成果を上げてくれた人に、昇格または昇給はできなくとも、賞与などの一過性のものでまかなうことがいい。
ただ、求める方向の人材として成長しているあるべき人物には、常となる評価をすることがダイジ。そのことが周りにも影響を与え、周りも同じ方向へ進んでいけるのである。故事でいえば、「隗より始めよ」でしょうか。
そのため、やってはいけないことがある。それは「ちょっと違うんだけどな」と思っている人に対して、昇給などの評価をしてしまうこと。それでは、たとえどんなにあるべき人材像を標榜していようと、結果からみれば社員はどの方向に向かえばいいのかわからない、ぶれぶれ状態になってしまうためである。
先日読んだ『21世紀の楕円幻想論』でも、負債が消えたら縁も消えた、という旨の話が出ていて、カネによって貸し借りをチャラにできるという状態もまさに賞与的な一時的刹那の類いなんだろうと思う。
一方で、「縁を切らずに」昇格させる人物については肩に重みを背負って、ともに実現していきたいと思うような、意思をもって評価するといいんだろうと思う。
もちろんいうは易し、横山やすしではあるが、そんなことを考えて、また日々前進させていきたいと思う。
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