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【読書】『失敗を語ろう。 「わからないことだらけ」を突き進んだ僕らが学んだこと』辻庸介

印象に残った箇所をいくつか。

ビジネスで結果を出せる人に共通する資質。「お金を集める能力」

これは起業家の資金調達というだけでなく、必要なリソース、予算を会社から獲得する能力とのこと。
確かに、この能力大事だし、磨いていきたい能力です。いろいろ条件はあるのでしょうが、以下みたいのが必要なのかな。実績、事業理解、ビジョン、戦略、人望など。

リーダーはツラいときこそ明るく

リーダーが暗い顔をして下を向いていたら、会社全体が暗くなり、良いことは何もないとのこと。
これは胆力が問われるところ。基本的にはできても、ツラい状況がつづくとフッと弱気が顔を出してくることがあるし、チームの数字が悪く、なかなかメンバーを奮い立たせることができないと、厳しい態度を取ってしまうこともある。

「キレたら負け」

失礼な態度を取られても、キレてはいけないとのこと。
辻さんもそんな側面があったのか、とイメージにないため、「他石の石」ではないけど我が身を振り返る(既に「他石の玉」ですがw)。自分も昔から根っこはキレやすいと思うので、気をつけねば。タヌキが出ても、野生だなと。

「ユーザーが一番の味方に」

顧客がパートナー企業にサービスの価値を語ってくれたことで、トラブルを解決できたエピソードがあった。
これは再現性をここに求めるべきことではないが、こう思ってくださるぐらい、「三方よし」の精神で事業に向きたいと思う。(上司からKPIや数字で詰められようと、ポジションの人参をぶら下げられようと(そんなことはないのだがw、例え話です)、自分が仲間や家族に恥じないマインドでビジネスに取り組もうと思います。企業の相手も同じ同時代の人間なので、ここの違いは思想の違いということで。一方で、思想が違くとも多様性の精神だし、より深い層の共通理解を探ろう)

「自社の利益誘導だけになるようなダサいことはしないでおこう」

政府主催の委員会などに呼んでいただくことが増えた際のささやかな誓いとのこと。
めちゃいいですね。APIの世界線も「ノーサイド」みたいに言っている同僚がいて、自分もダイジにしようと思う考え方。

感情をそのままぶつけない

創業期から一緒にやってきたメンバーが辞めるときに失敗してしまったとのこと。素晴らしい時間を共に過ごしてきたのにきれいに送り出せなかったと。
これ、自分もそうしちゃいそう。気をつけよう。もしそのような状況に出会ったら、思い出せますように。

仲間になる人の3つの共通点

  • 専門的な実務能力

  • 根が明るく、嘘をつかない(一緒にやっていきたいとメンバーに思わせる人間性)

  • 最後まで諦めずにやり切る(最終的に結果を出す人はこういう人)

たしかに、どれもダイジ!

愛はきちんと伝えないと伝わらない

一緒にやってきた仲間が担当している事業と競合する企業のM&Aを行うことを事前に知らせず、誤解を生んでしまったときとのこと。
こういう細部に渡る気遣いは自分も苦手なので、何か感じ取ったら、声かけをダイジにしたいし、いろいろな人の気持ちに気付けるように小説とか、映画も観よう(どちらかというと、アクションとか観ちゃうからな…)

自分が快適に感じるやり方で経営することが一番長続きするし、無理しないからダイジ

『ビジョナリーZERO』にあったリーダーシップのスタイルの話と一緒ですね。自分も他のマネジャーを見て、こんな風に政治的に動いて、人にやらせないといけないのか、とか思ったりした時もあったけど、そんなことないらしい。自分のやり方でやろう。

最大限の誠意を尽くす

事業撤退を決定した際に、雇用した現場メンバーに対して、逃げずにとことん向き合って、最大限の誠意を尽くすというもの。
これについても、本当に最後の最後で問われるのは人なのだなと思う。ことに向き合う覚悟や誠意、胆力と、人間を磨くだけの修行を日頃しておく必要性を感じる。( #plankchallenge364 だけじゃ足りないわ。やはり柔術始めようか)

以上。
会社の成長と共に、失敗を重ねながら、自身も「2.0」へと進化される姿が想像できる一冊でした。私も失敗を恐れず、邁進しつつ、人間力を高める修行を行いたいと思います。

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