見出し画像

ヘルニア克服体験からみる、身体のデジタル性と業務のデジタルトランスフォーメーションについての話。

半分冗談、半分本気みたいな話で、ここ2,3日ふと考えていることが人間の身体の動かすメカニズムとデジタルデバイスの動くメカニズムってやっぱり同じだよな、と考えている🤔 デジタルデバイス自体も人間がつくっているものだから似てくるのかなと思っている。

身体もデジタルデバイスも【入力→伝達→出力】で動いている
どういうことかというと、身体もデジタルデバイスも、まず入力があって、経路で伝わって(伝達)、出力があるという一連の流れで成り立っている。人間の身体でいえば、脳から指令が走って、その信号が神経を伝わり、筋肉が反応するということだし、デジタルであれば、キーボードでパチパチ打った入力が、回路を伝わり、モニターに出力されるということだ。

ヘルニア経験がこの考えを加速させている
なぜこんなことを考えたかというと(当たり前と思う人には当たり前なのかもしれないが)、昨年2017年春頃に私は腰のヘルニアをやっていて悪化していく中で右のつま先が動かなくなりかけた経験がありました。実際、MRIを撮ったところ、9段階でいうと8か9ぐらいに大きなヘルニアだと診断され、足を動かすと痛みが走ることから足をあまり動かなさいように安静にするようになり、どんどん周辺の肉が固まっていってしまった、という次第です(無理やり筋トレして回復しようとしたことも原因かと💦笑)

この症状の解決はカイロプラクティックでおこなったのですが、症状の原因は脳から受けた信号が右つま先を上げる筋肉まで届いていなかったことが原因でした。筋肉と神経の周りの筋膜が固まっていってしまい、その筋膜が信号を遮断していたのですね。

その原因となる付近の筋膜をペリペリ、ペリペリ剥がしていって(「筋膜リリース」)、信号が通るようにリハビリをしていくことで回復できたのです。そのカイロプラクティックで治療を開始し、コリのような部分を除去していくことで、徐々に神経の流れが通るように回復していき、いまでは元通り動くようになるという体験をしました。

業務のデジタルトランスフォーメーションにひるがえり…
業務のデジタルトランスフォーメーションという文脈で少し具体化すると、いま私は自社のeコマースの運用をしています。eコマースなので、お客さんがWebサイトで商品を購入し、購入したらサイトは自動的に「購入ありがとうございます」ページに遷移することや、サンキューメールが登録したメールに届く、ということはデジタルで自動化されていますよね。

ただ、自社では、そのいただいた注文情報をCSVで書き出し、自社の発注システムに取り込むというアナログな作業を行っています。そのシステムではまたデジタルに処理が進み、物流拠点で再度パッキング等のアナログがあり、請求書の発行は再度アナログの作業が挟まり…と、デジタルとアナログをいったりきたりするということが起こっています。

私はこのアナログの部分=(神経の通りの悪い)コリのようなもの、と捉えられるな、と考えています。クラウド型のサービスであればこのシステム間の移行をAPIでつなぐでしょうし、既存システムがある会社はそこをいかに軽くできるかを考えていることでしょう。もしかしたらRPAなども一つの解かもしれません。

そんな訳で、いま、仕事で業務のデジタル化をする中でこのヘルニア体験、そして身体のデジタル性の考えがリンクするな、と感じているという訳です。

デジタルトランスフォーメーションする2つのコツ
最後にこのデジタル化をする上で、ここがポイントだなと思ったことをまとめて締めくくりとしたいと思います。

1.プロセスの全体俯瞰とポイントの把握
まずは、プロセス全体をみることが重要です。入力→伝達→出力は自分の見える範囲にしぼって把握することも可能ですが、自分の業務にかかわらずできる限り業務全体、少なくとも前後の2, 3部門分みることがダイジだと思います。また、プロセスの整理をするだけではなく、コリ(=アナログ作業、または課題)がどこにありそうかな、とポイントの把握をしておく必要が必要です。そのような課題が何箇所ありそうで、その中で改善にインパクトが大きそうなものは優先順位をつけるとコレとコレとコレ、といった感じです。

2.やり方に執着せず、課題(=コリ)に執着する
そして、主に実行していく段階ですが、課題に対しての解決策に執着する方がいますが、解決策には固執しないことがダイジです。ヘルニアのときも患部とその周辺への刺激をおこない、また、少し角度変えるだけで効き方も変わりました。また、下半身が悪いときに上半身もほぐすことで良くなることも多々ありました。このように、構造全体に働きかけることで、課題が解決することがあるのです。なので、その思いついた解決方法には執着せず、でも、解決したい課題だけは忘れないように、いろいろな手をあの手この手で動かしていきましょう。

以上。
ということでまた次回もつづく。
(60-90m)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?