見出し画像

私が私を創る方法〜えるこ流セルフブランディング〜

師走の足音がダダッとすぐそこまで近づいておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

近頃はお気に入りのダウンを着てお出掛けした先のキラキラした街の雰囲気だったり、人がいない場所でふとマスクを外した瞬間の、鼻の奥に触れる冷たい空気にトキメキを感じていたりします。
これまでずっと秋が1番好きな季節だと思っていたのですが、冬も首位争いに名乗りを上げている今日この頃です。 

さて、11月のnoteはセルフブランディングについてです。

私は昨年から所属企業の認知を拡大するという目的で個人Twitterアカウントの運用を開始し、これまで憧れの発信者さんたちの見様見真似で手探り状態かつ多くの方に支えてもらいながらではありますが、現在も楽しく発信を続けることができています。

すると想定外なことに、この活動を通して
『SNSでの発信力がすごい』
『自己プロデュース能力が高くて羨ましい』
『言葉選びのセンスが好き』

などなど…
私宛にこのような嬉しいお言葉いただく機会が増えました。(自分で打っておきながら恐縮です…って思いました。)

自己表現が少しでも私の強みだと言っていただけるのならば、いつかその手法を言語化して誰かに還元したい!と漠然と考えていた矢先に、普段仲良くしてくださっている広報さんたちから有難いお声がけをいただき、小規模開催の勉強会にて私のセルフブランディングの仕方について先日シェアをさせていただいたので、今回はその内容をまるっと記事にして公開しようと思います㊙️

これまでTwitter運用ノウハウや、発信する上で気をつけていること、などをどこにも明記したことがなかったこともあり、拙い内容になってしまうかとは思いますがどうかお付き合いいただけますと幸いです。

STEP1.真実を追い求める

ここからは6つのステップに分けて私のセルフブランディングのやり方をご紹介していこうと思います。

まずは何事にも基盤づくりということで、セルフブランディングとは何か?そしてどんな目的の為に自分にはセルフブランディングが必要なのか?を考えてみました。

#セルフブランディングとは

セルフブランディング(せるふぶらんでぃんぐ、SelfBranding)とは、企業や組織に所属しない「個人」が、自らをメディア化し、自らの力でプロモーションすること。

Wikipedia

自分のパーソナリティを一種のブランドとして認知させる一連の取り組みを指す語。自分自身についてのプロモーション活動を行い、認知度やイメージの向上に努め、顧客の期待以上の品質で仕事をする、などの取り組みを通じて行われる。

実用日本語表現辞典

調べてみるとパーソナルブランディングという表現も存在していて、セルフブランディングとパーソナルブランディングそれぞれの意味の違いや、そもそもそれらを使い分けるか否かに関しても諸説ありそうなので、ここでは割愛。

そして企業の広報担当として個人のTwitterのアカウントを運用する上では、私=商品というわけではないので、そもそもセルブランディングという表現が合っているのだろうか?という疑問もにわかに生まれましたが、ひとまず突き進みます。

私のセルフブランディングの目的は、現在所属しているレイド株式会社の採用や事業広報の為に、会社の一員として信頼できる人間に映ること。そして魅力(アトラクション)が溢れるテーマパークみたいな人間になること、です。🎡

企業のブランディングでも自社の強みや商材の魅力を最大限に引き出して競合との差別化を図りますが、それと同様にセルフブランディングを手掛ける上で自分自身の強み魅力を知ることがかなり重要であり、その為にはまず徹底的な自己分析が必要かと思われます。

STEP2.新しいことを学ぶ

とは言っても、私が忖度ゼロで自分自身のことを自分だけの言葉で説明しようと試みると…

・自己肯定感が低いのに自己顕示欲が強い
・思い立ったら即行動、現状維持が苦手
・感受性が豊か、器用貧乏なセンスを持つ
・新しいモノが大好きなミーハー人間
・勉強は苦手だけど記憶力にはやや自信がある
・コミュ力は低いけど人と話すのが好き etc...

そんなんじゃテーマパークみたいな人間にはなれないぞ!と思わず自分でもツッコミを入れたくなる、なんだか地味でどんよりした雰囲気の自己分析結果になりました。
自己評価って難しいな。という壁に早速ぶち当たったわけですが、そんな時に頼りになったのが以下の自己分析サービス。

他にも無料〜有料のモノまで、企業の採用活動にも使用されていれるような適性検査など、様々な種類の心理学に基づいた性格分析ツールがあるのでぜひ色々挑戦してみていただきたいです。
自分だけでは気が付けなかった長所を教えてもらえたり、逆に苦手としている事柄との上手な付き合い方などを知ることが出来たりします。

ちなみに私の16Personalitiesの診断結果は広報運動家タイプでした!

なんだか自分が思っているより素敵な人だよ、と褒められているみたいで嬉しくなりますよね。今のお仕事、結構私に向いているのかなって思ったり。(突然調子に乗るな)

ですが、これはとある性格診断の資格を持つ友人から聞いたお話で、多くの人は自己分析テストなどに回答をする際、自分がそうありたいと願っている項目を無意識に選んでしまいがちなのだそうです。

つまり超正確に自分のことを理解しているマンではない限り、自己分析ツールに頼ったとしても、結果には理想の自分が投影されてしまっている可能性があるということなのか…?という疑惑が生まれたところで次のステップへ。

STEP3.自分と他人の両方を受け入れる

それでは自己分析ツールだけではなく、自分と実際に関わってくれている周りの人達からどのような風に自分が見られているか、という客観的な視点を取り入れよう!と考えたわけです。

ジョハリの窓が他者評価も取り入れた自己分析の心理学モデルとして特に有名ですよね。辻田さんのnoteでも図を用いてわかりやすくご紹介されていますのでぜひご一読ください。(2記事連続で勝手にご紹介🙏)

実は私は大学時代、心理学を勉強しない心理学部生だったのですが、講義のワークショップでジョハリの窓を実際に体験した際に『自己評価と他人からの評価のギャップえげつない…』と感じたのを覚えています。

ここでもう1つ私が学生時代に学んだ、セルフブランディングだけではなく、私が生きる上でもとても大切にしている『自己一致』という言葉をご紹介したいと思います。

これはアメリカの臨床心理学者であるロジャースが提唱した考え方の一部でして、概要をざっくりご説明をすると、経験に基づいた本来の自己と、こうあるべきだという理想の自分とが乖離した状態では心理的安全性が低く、人は生きづらさを感じてしまうらしいです。
つまり、現実の自分理想の自分が重なっている部分、すなわち自己一致と呼ばれる範囲が大きければ大きいほど、人間は居心地がよく、"生きやすい"と感じるそうです。
ありのままの自分を正しく認識した上で、その自分のことを矛盾や偏見なく受け入れられているのが健康的な心の状態であり、その状態に導くカウンセリングの手法があると講義では習いました。(おそらく)

私なりの『自己一致』の解釈を他者との関わりに落とし込んでみると、下記のような図になりました。

コレはあくまでえるこ流『自己一致』の解釈です。

自己分析や他者との対話を通して知った、特に自分が素敵だと思える自分の姿について積極的に自己開示をしていくことで、理想の自分を現実の姿へ、現実の自分をもっと理想の姿へ近づけられるのではないか?つまり2つの集合がピンクに重なっている部分を自分の発信の力でこじ開けていけるのではないか?と考えています。
現実とSNS、どちらの世界でも息のしやすい状態に自らを運んでいくことは、楽しく発信を続ける上でとても大切なことだと私は考えているわけであります。

対面のコミュニケーションだけでは中々難しいと思われがちな自己開示が、SNSでの発信を通してなら誰の時間も無理に拘束することなく実践ができます。
続いてはそのコツについて書いていこうと思います。

STEP4.愛を輝かせる

そう、それはいたってシンプル。

"好き"を伝えることです。

お気に入りのスライドです🪄

『人間の脳みそは主語を理解しない』というお話を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?スライドのページにも記載した通り、特にマイナスな言葉は自分に向けて言われていると勘違いしやすい傾向があるそうです。

それを逆手に取れば、好きの主語もなんだって良いのです。

私自身もそうなのですが、有益な情報や学びがシェアできないと悩んでいる内は、ただSNSにポジティブな言葉を発信するだけでも誰かの心を温めることが出来ると思っています。それが、私が"好き"という言葉を大切にしている1つの理由であり、そしてあわよくば私のことも好きになってもらおうという、そんな魂胆もあったりします。(なんて正直者)

"好き"という言葉を大切にしているその他の理由については、こちらのインタビュー内で語らせていただいていたりもします。

私の好きなモノなんて誰も興味がないのでは?と不安に思っている方はこのように考えてみるのはいかがでしょうか。
誰かが日常生活を通して自分が好きだと発信したモノにどこかで出会った時に、ふと自分のことを思い出すきっかけになる。するとビジネスに直結とまではいかなくても、新たな出会いや思いがけない再会に繋がってくるかもしれません。

"好き"を頻繁に発信すればするほど、ポジティブな言葉の印象と共に自分のことを覚えてもらえるチャンスがきっとやってきます。ぜひ一緒に好きの陣取り合戦をしましょう✊笑

ちなみに私のことは以下のワードなどで思い出していただけると光栄です。

#えるこの好きなモノ

・Disney
AAA
ミュージカル
 ・スタバ

スプラトゥーン3 etc…

そして今この記事を読んでくださっている優しい皆様のことも私は大好きです。😎

STEP5.プライドを掲げる

上記のようにただ"好き"を発信するだけでは、自分の強み魅力で競合との差別化を図ったり、企業の一員として信頼される存在になるという目的に対しては不十分かもしれません。

そこで必要になってくるのが、プライド(おこだわり)です。

これまでのステップを通して、私は自分が発信をする上で大切にしているのようなものを見つけることができました。

1.嘘をつかない
-信頼される人間になる為に一番大切なルールだと思っています。
2.断言をしない
-同じ考え方ではない人を否定してしまう可能性があるので、絶対という言葉などはなるべく使用しないようにしています。
3.他人と比べるのもあり
-良くも悪くも気になる相手のことは、自分の内面にセンサーがあるはずだと考えて発信のヒントにしています。
4.テーマパークマインド
-誰かが遊びにきてくれた時に、楽しい気持ちになるSNSのアカウント作りを心掛けています。
5.すっぴん写真は載せない
-これは自分の顔の話ではなく、画像加工のこと。人・モノ・風景どんな写真を載せる時も必ずお化粧をしています。
6.ミーハー万歳
-価値観のアップデートの為にミーハーな性格は自分の強みとして育てていきたいです。
7.嘘はつかないけど盛りはする
-言葉や写真の力で少しでも素敵な自分を魅せられるのがSNSのいいところだと感じています。

平成レトロという言葉に最近出会い、
衝撃を受けました。(何の話?)

STEP6.自分が変われば世界も変わる

他人にも自分にも嘘をつかずに
“好き”でいてもらえる
または“好き”でいられる自己に
成長するための魔法 ー

最後にやや某テーマパーク風に、私にとってのセルフブランディングとは何かをまとめてみました。

いかがでしたでしょうか?

ビジネス的な内容からは離れてしまいましたが、現在私が所属しているレイド株式会社では、それぞれの個が活きる社会を目指すといったレゾンデートル(MVV - "ミッション・ビジョン・バリュー"のようなもの)があります。
なのでこの個性強めなプレゼンテーションも、その企業理念に基づいているということになりますね。はい。

自己肯定感の低かった私だけでは見つけられなかったセルフブランデングへの強み。周りの方から『教えて欲しい』と言っていただかなければこの記事も生まれていなかったと思います。
私の軸やこだわりは大切にしつつ、周りの方からの客観的な視点も柔軟に取り入れながら、心地いいと感じられる自己へ変化をし続けたい。あらためてそう思えるきっかけになりました。

タイトルにも付けましたが、これはあくまで私が私を創る1つの方法に過ぎません。人間の数だけ自己(セルフ)が存在し、それぞれ違ったブランディングへのアプローチがあるんだろうな、という新たな発見にも繋がりました。ぜひここまで読んでくださった皆さんのセルフブランディングのやり方についてもお聞かせください。

ここまでご紹介した各ステップの名前ですが、なぜこんな不思議な名前をつけているのだろうと疑問に思われた方はいますか?
実は私が大好きな『キンキーブーツ』というブロードウェイミュージカルの歌詞に登場する“人生を成功させる6つのSTEP”からヒントをいただきました。

さて、書く習慣を身につけるべくまずは月1の更新を目標にしている私の個人note、4本目の記事でございました。
3日坊主ならぬ、3ヶ月坊主にならなくて偉いね!と思ってくださった方は、ぜひスキをポチッと押していただけると嬉しいです。👍❤️


■Rayd is

レイド株式会社は、採用から組織づくり、またそのための企業ブランディングまで、企業の「人」にまつわる課題をコンサルティングおよび実務まで介入するHRソリューション企業です。

レイド株式会社へのお問い合わせはこちらから

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?