「世界の美しさを思い知れ」@107日目

頭で感じているのではなく、心でなんとなくつながりを感じる人。
双子が感じるつながりってそんな感じなのだろうか?
こればっかりは双子に聞いてみるしかないのだけど、
あいにく近くにそんなことを聞ける双子はいない。

そんなつながりをもった人間が急に自分を置いて死んでしまったら
どんな気持ちになってしまうのだろうか?
やっぱり、何か「答え」を探してしまうのではないかと思う。
それを求めて貴斗は尚斗が訪れたことのある世界中を旅し、
そこでたくさんの美しい光景や美味しい食べ物、素晴らしい人達と
出会う。

率直な感想としては、「旅に出たい」だった。
さまざまな国の情景が頭に浮かんでくるような表現で描かれていて、
自分の目でその景色を見てみたいと思った。
自分の記憶の中で美しいと思った景色は北海度の知床と沖縄の夜空ぐらい
しか思い出せない。それでも、たった一度しか見たことがないその景色を
今でも鮮明に映像で思い出すことができる。
その時に感じた、言葉に表せられないような感動を味わうこと、
その美しさに触れること。
自分が自由に動ける間に、たくさんの場所に訪れてみたいと思った。

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