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年齢とともに変化する幸福感。今ここを知って改めて感じる幸福感がある

この記事は、エラマプロジェクトが主催するライティング&ブランディング講座「わたしの人生をつくるための文章表現スキルアップ講座(旧タイトル:ライターシップ講座)」の受講者による、講座終了後の課題作品です。

こんにちは。チハルです。

今回のテーマのきっかけは、先日の友人との対話から。

30代の真ん中、大人になってから、家族ぐるみでお付き合いしている友人です。もう一人の友人含めてよく3人で仲良くしています。
2人は忙しい中、4月に私のお誕生日会を素敵なイタリアンレストランを予約し祝ってくれました。

彼女は、夫とともに経営者であり、妻であり、2人の母親でもあり、3月まで資格を取るため学校へも通学していました。本格的に経営に携わったのはここ何年か最近のこと。
人並外れた体力を持ち、人間じゃない!!といわれていた彼女が、病気でもないのに体調を崩し、起き上がれない日のこと。

夫も子どもも、冷たい!!
動けない私をおいて食事に出かけた・・・。
この出来事が引き金で、自分の中にある悲観を吐き出し始めました。

まとめると、
資格も取って仕事がんばってるし、従業員の指導や問題も解決しなきゃだし。
どんなに忙しくても子どものことも考えなくちゃだし、こんなに頑張ってるのに夫は認めて優しくしてくれない。
子どもたちも勝手だし、こんなんだったら、家族なんていらなーい!!と。

挙句の果てには、

独身はいいよね、ぜんぶ自分の時間じゃーん。
自由だし!!独りってうらやましすぎる。
○!※□◇#△!○!※□◇#△!!!!
割愛…………。

本気では思ってないのはわかっています。
でも、その時は本気で悩んでますよね。

そこで、毎度の私の極論トーク!!!です。笑

独身がいいって今、言った?
そもそも、具合が悪いときにも、私ひとりですけど。
倒れてたら発見はしてくれるよね 笑。
発見されなかったら孤独死やーん!
家族がいるってそのぶん体験することが多くて、人間的にも経験が増えて豊かじゃない?
長生きしても子どもたちがいるんだし、葬式だしてくれるやん?

もう、内容が醜くなっていくので、割愛……。

結論。
ないものねだりだね。何を幸せとするかは自分だね、というオチになって話は終わりました。
大人になればなるほど、人生の課題が増えてやることが多くなる。
時間も足りない、体力がないときには、なおさら悲観したくもなりますね。

働く女性の幸福感とは

よくある働く女性意識調査などでは、
働く妻、専業主婦、シングルマザー、独身女性、とざっくりくくられている気がします。
一般的には働く女性の種類というのがあって、皆どこかに属するのかと考えさせられてしまいます。
また、幸福感格差というのもがあるらしい……

そこには年齢や、個々の生活背景はどれくらい反映されているのだろうか。
仕事においても家庭においても、20代、30代のころより年齢を重ねるほど、責任のあることが増えてきます。
時間が早く過ぎてしまって、体感時間も変わっている気がするし、一概には言えないかもしれませんが、年齢や状況によって幸福感を感じる要素は変化しているのではないかと思います。

幸福感の反対語は何?

辞書によると、「幸せ」の反対語は「不幸せ」
でも、不幸感とは、あまり言わない気がする……。
とすると、幸福感の反対語は何?

何が「幸せ」で、何が「不幸せ」なのかは、人によって異なりますよね。
自分にとってどんな状態や状況が「不幸せ」なのか、

まわりの友人たちに、「幸せ」の反対語は(インスピレーションで)何かと質問してみました。
―――――
不安
孤独
不信
退屈
飢え
ドキドキしない
病気
排除
絶望
無視
無関心
――――
やはり「不幸せ」のイメージは、さまざまですね。
さらに、上に出た回答それぞれの反対語を考えてみます。
――――
不安 ⇔ 安心
孤独 ⇔ つながり
不信 ⇔ 信頼
退屈 ⇔ 没頭
飢え ⇔ 飽食
ドキドキしない ⇔ ドキドキする(刺激・興奮)
病気 ⇔ 健康
排除 ⇔ 受容・寛容
絶望 ⇔ 希望
無視 ⇔ 尊重
無関心⇔ 愛(マザーテレサの言葉では!)
――――
「反対語の反対語」は、そのものです。
たとえば「幸せ」の反対語を「不安」と考えた人は、その反対語である「安心」を「幸せ」の同義語と感じているのではないでしょうか。

今回の彼女の場合は、「無視」「無関心」が、「尊重されていない」、「愛がない」
と感じてしまったのかもしれません。

「自分にとっての幸せ」を見つけるヒントになりますね。

年齢とともに時間の体感速度が速くなる?!

大人になると子どものころよりも、1年が早く感じますよね。
年齢を重ねていくと1日、1か月、1年、、時間が早く感じる。
月日が経つのは恐ろしく早いです。
子どものころは、夏休みもそもそも1日が長かった記憶があります。
40を超えると、「え? もう金曜?」「「え? もう月末?」
「あ、あれ? もう7月?今年もう半分??」となり、気が付くと「ちょっと待ってもう12月とか嘘でしょ!?」ってなります。

歳をとるにつれて月日の流れを早く感じたり、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまったりします。
別に1秒の定義は変わらないのに不思議です。

これには理由があるそうです。

“歳をとるにつれて月日の流れが早くなる”という現象は、『ジャネーの法則』という立派な名前がついています。
科学というより心理学ですが。この法則は“年齢を重ねていくと、その年齢に占める1年の割合が減っていく”というものです。

この法則は、『主観的に記憶される年月の長さは、年少者にはより長く、年長者には短く感じる』という現象のことで、これは、19世紀のフランスの哲学者ポール・ジャネが考案し、甥の心理学者ピエール・ジャネが著書で紹介した法則です。

生涯のある時期における時間の心理的長さは、年齢の逆数に比例するらしいとのこと。
たとえば、50歳の1年は50年分の1年ですが、5歳の1年は5年分の1年ということになります。
つまり、生きてきた年数によって1年の相対的な長さがどんどん小さくなり、それによって時間が早く感じるということ。
簡単にいうと、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、50歳の人間の10日が5歳の人間の1日に当たることになる。

そしてこの体感時間を積み重ねていくと、人生100年として、それまでに積み重なった体感時間を1(100%)としたときに、20歳の時点でなんと69%が過ぎちゃってるのですね!

え?ということは?????

40歳を超えると人生の85%、50歳で90%・・・・。
私はすでに、8割5分を超えて終わってます。
ギャーー!!恐ろしい!!

それと、楽しい時間は早く過ぎる”という現象、こちらは脳科学です。
楽しいとその物事に集中して、余計なことを考えていない、つまり時間の経過を意識しないと、時間の経過が早く感じられるそうです。
また、楽しいと心拍数が上がり、動作が機敏になるのも早く感じられる原因のようです。

他にも、代謝によっても時間の経過の感覚に差があるという話があり、とても興味深いです。

この代謝による時間経過の変化を、私たちは毎日感じています。
みなさん、朝と夜、どちらの時間の経過が早く感じられますか?
 個人差はあるとはいえ、朝の方が早く感じられる人が多いのではないでしょうか? 
起きてボーッとしてたら「わ! もうこんな時間!」のような。

起床時は代謝が低く体温も低いために、代謝が高まる昼に比べ、時間が早く過ぎるように感じると考えられています。
毎日でも感じるのであれば、年齢とともに代謝は低下していきます。
子どもは代謝が活発で、体温も高い。
歳をとると、代謝が落ちて体温も低くなってきます。
ゼンマイ仕掛けの時計を想像してみると、わかりやすいかもしれません。
子どものときは、ゼンマイがくるくると早く回るけど、大人になるほどゆっくりしたペースになる。
たとえば、これまでの1分が30秒ぐらいになって、相対的に時間が短く感じられるというわけです。

そして、そもそも私たちは約3分の1を「睡眠」に費やしていて、睡眠の時間と質が不十分だと、疲れやすくなり、代謝も下がります。
時間を有意義に過ごすことも難しくなり、睡眠不足が続けば、体もメンタルの不調にもつながりますよね。

このほかにも、新しい経験が減っていくと、時間の経過が早く感じられるようです。
子どものころは、日々新しい発見があり、些細なことにも楽しさや喜びを感じられます。
でも大人になると、そのような新しいものに出会うチャンスが減り、ほとんどのことに慣れてしまいますよね。
淡々と日常をこなすだけになってしまいます。
人は、未経験のことをやっているときは、それが強く意識として残り、時間が長く感じるそうです。
知らないところに車で行くとき、同じ道でも帰りは早く感じます。
これは、道を無意識に覚えているためだそうです。

確かに子どもの頃の方が、心ときめく経験が多かったですしね。
集中して同じこと繰り返してたら、そりゃ大人はすぐに時間経っちゃいますね。

自分との対話で幸福感を感じよう!

大人になればなるほど、経験値が増えて出来ること、やれることが増えてきます。
ましてや、できることが増えれば、抱えるものも増え、多忙になってきます。
なのに、体感時間が早くなってしまう要素も増える。
なんてことでしょう。

心と体のバランスが大切ということはいうまでもなく、ですが、日々多忙に過ごしすぎていると、自分のなかの変化にも気が付かずそのバランスを崩しやすくなるのですね。
子どもの頃は、周囲の大人たちが日々の楽しみや行事を用意してくれていました。
大人になったら、自分で自分を楽しませる時間をつくることが大切なのですね。

それと、
彼女(友人)の旦那さまの名誉のために。彼は友人たちのなかでも定評がある、いつも奥さん思いの優しい旦那さまです。笑
ようは、彼女の幸福感アンテナが故障していて、キャッチできなかった。

年齢や社会的役割によって自分の構成要素も変化していく。
それぞれの人生には素晴らしい幸福で豊かなことがある。
悲観や不足感を感じてしまっても、その変化にも気が付き、“いまここ”にある幸福なことに目を向けられれば、自分の中にある、幸福感に触れることができるのでなないでしょうか。

自分の心と体の変化に気づけるような、対話ができたらいいですね。
忙しいと感じてしまう時こそ、立ち止まり、自分と丁寧に向き合って対話することを私も心掛けていきたいです。

みなさんは、幸福感を感じる大人の時間をどうすごしていきますか?

text by チハル

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