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他の意見にも惑わされないためには?物件探しは自分にとっての幸せ探しそのものだった

こんにちは!ひらみんです。

突然ですが、聞いてください。わたくしごとですが、今住んでいるシェアハウスが2025年3月に閉まることになりました。

駅からちょっと遠いけど、静かな住宅街で、とっても快適に暮らしていた私。引越しなんて考えてもいなかったのですが、「年度内に引っ越さねばならない」というミッションが急に降ってわいてきました。
実家を出て以来、ずっとシェアハウスに住んでいたので、これを機に一人暮らしをしてみようと決めました。人生で初めて一国一城の主となるわけですから、3月に出ていくまでの時間を使って、いろんな家を見て、じっくり考えようと思っています。

そしたら、家探しをきっかけに、自分にとっての幸せを形作るものが見えてきた、というお話です。



どういう家に住みたいか

部屋探しにあたり、検索サイトで一番最初に聞かれるのは、「どのエリアに住むのか」です。
何市に住むのか、JR沿線か、私鉄沿線か、どの駅にするのか、駅の南か北か、もっと具体的にはどの町かも指定できます。職場への出勤の経路や時間も気になります。夜の人通りの多さや治安も考えたくなります。

次に家賃や間取りです。私の給料で支払える家賃はたいしたことないので、1Kか1DKぐらいで、あんまり選択肢は多くありません。

それからやっと、条件を選べます。
私の中で一番優先順位が高いのは、日当たりです。南向きや東向きを希望したいところ。長い時間を過ごす場所だから、明るい場所がいいじゃないですか。お日様で乾かす洗濯物は気持ちいいですしね。
それと、キッチンは広めで、コンロは2つほしいです。気分転換に料理しているところもありますから。
あとは3点セパレートと言われる、お風呂、洗面所、トイレがそれぞれ独立しているというものです。ビジネスホテルみたいに、洗面所とお風呂とトイレが一緒なのは、毎日だと少し不便そうかなと思います。あ、そういえば、洗濯機は室内に置きたいです。

セキュリティのことも考えると、2階以上にした方がいいらしいので、それも条件に加えたいところですね。あと、下にコンビニとか飲食店が入っていない、家だけの建物がいいと思っていました。
引越しを考え始めた当初、私が考えていた条件はこんな感じでした。

どんどん増える希望条件

引っ越ししなきゃいけなくなった、という話をすると、友達から「女性の1人暮らしにはオートロックが必須だよ」とか「浴室乾燥機があると、梅雨でも便利」と言われ、急にあった方がいいんじゃないか、という気になってきました。

場所についても、通勤のしやすさを考えて、中心地からあんまり離れたくないな、とか、西から来る電車は混んでるな、とか、これからの親の介護などのことを考えると、実家の近くの方がいいんだろうか?ということも思い浮かんだりします。

さらに、実際に探し始めると、わりと新しめの家で、駅から徒歩10分ぐらいで、職場には歩いて行けるし、南向きで理想的な部屋があったのですが、父に「そのエリアはやめた方がいい」と言われてしまいました。
実はその辺りはラブホテルがいくつか集まっているエリアで、廊下からも見えたんですよね。ラブホテルって逆に夜に人が歩いていて人気があるように思って、私は気にしていなかったのですが、父として「娘にはラブホテルの近くに住んでほしくない」という気持ちは理解できるような気もして、その部屋はお断りしました。

なんだか急に、「父が納得するエリアか」という視点が入ってきてしまいました。

「この部屋は北向きだけど、実家が近いから、ここにするべきなのか」とか「西向きで線路沿いだけど駅から近いし、このエリアなら、お父さんも納得するかな」など、どこに住むのがいいのか、よくわからなくなってきました。

また、内覧に行った時に担当者からコンビニが近いことや、宅配ロッカー、敷地内のゴミ捨てエリアについてアピールされたりもしたのです。営業の方がアピールするぐらいなので、一般的には優先順位の高いものなのだろうと思うと、便利そうでいいなとそこでも迷い始めました。

自分が幸せだと感じる空間を創るために

特にアドバイスを求めたわけではなかったのですが、いろんな人から追加条件を教えてもらったら、あらゆる角度で条件の優先度を考えなければならず、だんだん嫌になってきました。全部の条件を必須にしたら家賃の金額が合いません。本当に希望する条件と、そうでない条件をもう一度しっかり考える必要がありそうです。

そうしたら、誰かに言われた条件に惑わされることなく、「こういう生活がしたい」という自分の気持ちをもっと大事にしてもいいんじゃないかなと思い始めたんです。

そのためには、もっと自分が具体的に考える必要があったので、新しい部屋でどんな生活を送りたいか、ということをもう少しつっこんで考えてみました。

私は、快適にのんびり過ごしたいんです。休日に近くを散歩したり、窓から入ってくる風にあたりながら寝落ちしたり、たまにちょっと時間のかかる料理を作ったり、友達がお茶しにきたり、そんな風に明るくて居心地のいい部屋に住みたいんです。

それが実現できる条件はなんなのか。
私にとって大事なのは、やっぱり日当たりとキッチンの広さです。明るくて料理ができることは、私にとって大切なことです。
あと、3点セパレートがいいです。
駅から多少遠くてもいいから、静かめなエリアを希望します。具体的には、電車の駅から徒歩15分なら歩きます。
この際、通勤とかスーパーとか実家とかはいったん横に置いちゃおう。よく考えたら、リモートOKの職場で、毎日絶対に出勤しないといけないわけではありませんでした。
それに親の介護は、必要になるかどうか、今はわかりませんしね。

それから、やっぱり女性の一人暮らしなので、セキュリティを考えると2階以上がいいのだと思います。でもそれだけ。オートロックはあればありがたいけど、必須じゃないです。

あと、父がいいよという場所であることも必須かなと思いました。父は治安について私より詳しいので、最終的には父のお墨付きの場所であることは、セキュリティ面でのひとつの安心材料だと思いますから。

逆に、コンビニと宅配ロッカーは必要なさそうです。
浴室乾燥機は今の私には贅沢です。なくても生きていけます。

こうやって自分の快適な生活のために必要なことを取捨選択しました。

全部を羅列することはしませんが、きっとこれらは、他の人の優先順位とは違う、私の部屋選びにとって必要な条件です。これこそが、自分が満たされて心地よい空間を作るために必要なものなんじゃないかなと思います。

あなたらしい選択の理由があったはず

私が悩んでいるように、部屋選びの先輩であるみなさんもきっと、自分にとって幸せな空間になりそうな部屋に悩んで、住んでいるのだと思います。今のお部屋に住もうと決めた理由はなんでしょうか?
家賃が安いから?学校や駅が近いから?

私のシェアメイトは埼玉出身ですが「神戸に住んでみたかったから、ここに来た」と話しています。

誰もが「こういう生活がしたい」と思い描いた生活ができそうに思ったから、今のお部屋を選んでいるはずです。日常生活に埋もれて、ただ単に忘れているだけだと思うんです。

私がシェアハウスに住む理由は、キッチンです。一人暮らしでは実現できないキッチンの広さは私にとってとても魅力的でした。その広いキッチンで、今からチャプチェを作ろうと思います。

引越し当時の想いや期待を叶えられるのは、あなた自身だと思います。あなたらしい幸せな生活を思い出してひとつでもトライしてみませんか?

Text by ひらみん(ふつうの会社員)

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