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【コラボハイク】 #5 GLAY×春

こんにちは。俳句と戦国をこよなく愛するリモートワーカーのIshida Reiko(俳号:佐久良花)と申します。今日もよろしくお願いします🤗✨

昨晩は友人と音楽を聴く理由について語り合いました。

私は仕事をしたり、家事をしたり、俳句を考えたり、車でどこかに出かける時など暇さえあれば音楽を聴いています。

1 なぜ音楽を聴くのか

なぜ音楽を聴くのか、改めて考えてみると面白いなと。
「子供の頃から音楽は好きだったなぁ。」
「そういえば、ピアノも習っていたなぁ。久しぶりに弾いてみたいなぁ。」
「考えてみれば、娘は二人とも音楽大好きだなぁ。」
「若い頃によく聴いた曲を聴けば、自然と元気になれる。」
「愛しい人を想って感傷に浸ってた頃もあったなぁ。」
 「頑張っていた頃よく聴いていた曲を聴くと、勇気をもらえる。」

音楽を聴くことで癒されたり、あれこれ考えを巡らせたり、想い出に浸ったり、慰められたり、勇気づけられたりいろんなことができますが、結局何のために音楽を聴くかと問われれば「心を整えるため」ではないかなと思いました。

私はフルリモートで6年以上働いていて、ここ数年は外出のしづらい時期も続いており人とリアルで話す機会はかなり限られています。
普通なら、オフィスに行って同僚や先輩と雑談する中で自分の考えが纏まることもあるでしょう。
業後、友人と飲みに行って元気になって帰宅することもあるでしょう。
休みの日には少し遠出して、ご無沙汰していた人に会いに行くこともあるでしょう。
それがなかなか叶わない今は、音楽に委ねる時間も増えているようにも思います。

2 フルリモートの「メリットでもあり、デメリットであること」とは

フルリモートの最大のメリットとデメリットは「一人の時間が多いこと」です。

ん?メリットもデメリットも同じなの?と不思議に思った人もいらっしゃると思います。そうなのです。メリットもデメリットも「一人の時間が多いこと」なのです。

では、一人の時間が多いとどうなるのか。

邪魔をするものがなく、一人で仕事したり、勉強すると「集中」できます。私は仕事や勉強にのめり込めるタイプで、母となった今でも仕事をしたり、勉強をしたり、趣味を楽しんでいる時もすぐに家族の声が聞こえなくなるくらい没頭できます。
そんな私なのでフルリモートでも誘惑に負けることなく、自然と集中できますし、ノイズが少ないのでパフォーマンスが上がりやすいと感じています。
それもあってか、本業の他にテレビのコメンテーターや記事の執筆、プロジェクトの企画などもこなせているのではないかなと感じます。

では、デメリットとは何でしょう。

ひとりになると様々なことを考える時間が生まれます。
考える時間を持つことはとても大切なことです。
ただあまりに一人で考える時間が多いと、強い孤独を感じ自己肯定感を失いがちです。
この「強い孤独」こそ最も厄介なものだと思っています。
強い孤独を感じると、自分の良い面や恵まれている点に目が向かず、満たされていないことや足りないものにばかり意識が集中します。
リアルで人に会うなど刺激が少なければアイディアも生まれにくく、孤独感だけが募り、やがては自己肯定感の喪失につながります。

現代は日常に多くの情報が存在しています。自分で情報に手を伸ばさなくても、スマホを開けばネットニュースが流れ、SNSも流れてきます。
自分の心が元気な時は、積極的に情報収集し行動に活かしていけるでしょう。反面、そうでない時は情報に流されて自分を見失うこともあると思います。
最近はロシアのウクライナ侵攻のような悲しいニュースが日々流れていますし、知人のキラキラしたSNSに眩しさを感じることもあるでしょう。

物理的にひとりなので、心が孤独を感じた時埋めてくれる存在が必要です。
もちろんSNSやソシャゲ、そしてZoomやGoogle meetを使えば誰とでもすぐに連絡を取れます。
オンラインで繋がる仲間に、仕事でもプライベートでも大いに助けられていると感じます。

とはいえ、仲間と繋がれない時間ももちろん存在します。そんな時、埋まらない心の隙間に音楽を添えているのだと思いました。

上述したように、音楽を聴いて元気をもらったり、やる気が生まれたり、勇気づけられることはとても多いです。
音楽聴いて涙することもあります。涙といっても決してネガティブなものではなく、「心の浄化」だと思っています。友達に話して涙する代わりに、音楽を聴いて悲しみ、悔しさを心に留めず涙を流すことで、心をリフレッシュさせているのです。

元気な時には周りへの感謝の心を忘れず調子に乗りすぎないように、落ち込んでいる時は前を向けるように、親友の代わりに声をかけてくれているのだなと。そうやって心を整えることで、失敗を未然に防いだり挫けることなく進んでいけるようになるのだと思います。
音楽は、フルリモートワーカーにとっては大事な存在ですね。

3 薄氷

そして今日は懐かしい曲を聴きました。
GLAYのHOWEVERです。
改めて聴いてみるとまだ少し肌寒い日も残る「初春」をイメージしました。
春先の大好きな季語に「薄氷(うすらい)」があります。

川の岸辺や池、水たまりなどに張っている薄い氷。春先は朝陽が昇れば儚く消えてしまいます。その儚さにそこはかとなく美しさを感じます。
「薄氷」というその言葉の響きと美しさが何とも素敵です。

HOWEVERの歌詞の中で最も印象に残ったのは、「愛しさの意味を知る」という言葉です。
愛おしいと感じる瞬間は誰にでもありますが、その意味を知る瞬間ってどんなんだろうと。

愛しさの意味ひとひらの薄氷に 佐久良花

朝陽が昇ればやがて消えてしまう薄氷に、愛しき人への想いを重ねています。句またがりにして、儚さに一抹の寂しさを表現してみました。
儚いからこそ美しく、愛おしい。薄氷の氷面に愛しき人の姿を思い浮かべて、同時に自分の心に問いかける、そんな春の朝の一句です。

🎵HOWEVER(Amazon music)

📘薄氷(きごさい歳時記)

最後に、記事のアイキャッチに使用した画像はロシアの風景だそうです。
どうか世界に平和が訪れますように。

それでは、また。

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