歌詞を読む45 「 梅雨 」
きみが話したことをよく思い出す ひとつの言葉噛みしめる
あの時のぼくには届かなかったけど
ぼくが伝えたものはすぐ散らばった どんな話してたかな?
いつでもきみの脇を通り過ぎてたね
そういえば庭のあじさいの色が変わったよ
空は海にさわれない 海は空にさわれないのに
ここから見ると 境目はわからないんだ
きみは二人の違い数えて並べ ぼくはだまって頷いた
意味なんて少しはあっただろうか
海が太陽あびて輝くのなら ぼくら知らずに歌うけど
空の星は海から昇ったんだろう
この間庭のあじさいがすべて枯れたんだ
ぼくは海にさわれない ぼくは空にさわれないのに
ぼくから見ると 違いなどわからないんだ
きっと空をすくっても透明だね
空は海にさわれない 海は空にさわれないのに
ここから見ると 境目はわからないんだ
ぼくはきみにさわれない ぼくはもうさわれないけど
今から行くよ 違いさえ分からないんだ
今から行くよ
きみなしじゃ分からないんだ
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