![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78441560/rectangle_large_type_2_45d983c02250b93a9e7266ac0ddd2277.png?width=800)
駅北ラボ#007-3 小林紘大が語る"プロセスメイキングを意識したプランづくり&実践"(前編)
ミーティング#007part1・2につづいて
今回は参加者それぞれがプランの組み立て方を学びました!
ミーティング#007part1・2のおさらいはこちらから↓↓↓
小林紘大が語る! 「プランづくり」のポイント
![](https://assets.st-note.com/img/1652388057818-okuilnNDpJ.jpg?width=800)
駅北ラボマネージャ・小林紘大より
「まず、自己紹介から!
小林紘大と申します。新潟市在住の建築士です。
糸魚川へ関わるきっかけは、
2019年と2020年に開かれたリノベーションスクールです。
そこで糸魚川との縁ができ、毎年ずっと関わっています。
現在は、月1回は糸魚川に来ています。
去年から駅北ラボのマネージャも務めています。
駅北ラボ以外にも、
3M(さんえむ)プロジェクトのクラウドファンディングに関わっています。
是非皆さんご支援ください(笑)。
建築以外の案件も含めて約30件が同時に動いていて、
色々な企画に関わっています。」
そんな、新潟県をまたにかけて活躍中の小林マネージャは、
実践の中で事業をつくる3つのポイントを語ります。
「1つ目
プロセスを発信していくことです。
企画段階から情報発信をめちゃくちゃ意識して、
サービス開始前からファンがいる状態をつくります。
2つ目
関係者を巻き込んで協働することです。
一人ではできないので、プラン段階から仲間づくりを意識します。
3つ目
その場の雰囲気とか、「場」とか、
リアルなもの、ここでしかないもの、糸魚川にしかないもの、
その場所の素材を必ず活かすことです。」
そのプランのターゲットは誰?
![](https://assets.st-note.com/img/1652388605650-yuNc3r44rX.png?width=800)
「プランを考えていると、よく「みんな」と言ってしまうんですが、
「みんな」というワードを禁止していて、
100の「いいね」が集まるよりも、10の「超いいね」が集まるように
内容を精査していきます。
誰に向けて、誰の問題解決をしているのか。
誰のお困りごとを解決しているのか、誰が喜んでいるのか、
ということをしっかりと決めることを意識しています。
つまり、町のコンテンツ、糸魚川の魅力、駅北の魅力、歴史などを含め
ターゲットのインタビューをしていきながら、
まちのコンテンツを丁寧に読み解いていきます。
決して思いつきや勢い、ものまねにならないようにします!」
事例1 フレンチカレーとお菓子の店 Pino(新潟市)
ここからは、小林マネージャが実際に手掛けた取組みのお話です。
実際の成功事例、非常に面白く、勉強になりました(^^♪
![](https://assets.st-note.com/img/1652604031352-PTlsgyoNE5.png?width=800)
新潟市のフレンチカレーとお菓子の店「 Pino」は
もともと地域にあった空き物件が舞台です。
長く愛されるお店を作るために、プロセスメイキングを大事にして、
26歳の夫婦と僕でプランを立てました。
きっかけは、「ここにカレーとお菓子の店をつくりたい」と相談を受けたことです。
そこからてこの話が始まりました。
最初に現地を見に行って、
「こんな感じにしたら良いんじゃないか」というスケッチを描きました。
外壁には、木を貼って印象的な存在にできるのではないかと考えました。
![](https://assets.st-note.com/img/1652604163414-dYjAtDjGnh.png?width=800)
コロナ禍でテイクアウトもできるようにしたかったので、
テイクアウトとイートインの窓口を設計の中に組み込んで、
大きいテーブルをドンと置くことにしました
激しい改装・・・外に木を貼ったり、
大きいテーブルを置いたりするのに、
不動産オーナーに何と言おうかなと。
何より費用もかかります。
その対策としては・・・「オーナーも仲間にしちゃえ」です(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1652604282782-yVO23ymStJ.png?width=800)
オーナーにプレゼンをすることにし、
プレゼンの際には、売り出す予定のカレーも食べてもらいました。
結果は・・・大好評をいただきました(笑)
その他にも、
マーケットやマルシェにどんどん出店して、
「Pino」というステッカーを作って販売したり
テストマーケティングという形を実施し、インスタグラムで発信して、
フォロワー1500ぐらいから結構バズり、
ファンがいる状態を作ることができました。
早めにタイトルやロゴを決めてデザイン投資ができると、目標ができます。
また、今回は、
オーナー夫婦、建築のチーム、工務店、デザイナー、全員のSlackを作り、
打合せの様子を見える見える化して、ワンチーム感が出るようにしました 。
誰がどの役割をするか、この辺で出番が来るなとか、
その流れとゴールを決めておくとチームの結束力があがります。
オープン前から取材されるようにする作戦も練って、
プロセス発信ということで皆で壁を塗りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1652604639669-0AhQjpJwhQ.png?width=800)
建築コストが限られていたのですが、
オープン当初からフォロワーが1000を超え、
取材インタビュー記事が上がっているという状況を作りました。
また、オーナーの理解をいただいて、
工事期間が延びても家賃が発生しない状況を実現できました。
その結果、良いスタートダッシュを切ることができました!
![](https://assets.st-note.com/img/1652604464834-rv4VIAvGmG.png?width=800)
とくに、(1)プロセスを意識したプランづくり・実践のポイントは、
〇プロセスを発信し、
オーナーさえ仲間に巻き込み、共感者を得る
〇店を始める前からファンや応援者を付けておくことで 開店後の集客作る
「店舗ロゴ作成&それを利用した SNS アカウント始動 」
→ 認知拡大 ・イベントにて商品の試験販売 → サービスブラッシュアップ
〇メディアの活用
です。
プロセスメイキングを意識した実践、ぜひやってみてください!!」
Pinoさんと小林マネージャの実践、いかがだったでしょうか?
次回は、新潟市古町を舞台にした「8BAN EVENING MARKET」のお話。
ガレージにサウナとマーケットが出現します。
そして、プランづくりのコツのまとめもあります。
ぜひ、お楽しみに!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?