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なかにどんな人がいるの?Part2

こんにちは!本記事と出会ってくださりありがとうございます。

今回は、糸魚川駅北ラボのマネージャーを務める小出薫さんの紹介をインタビュー形式でしていきます。

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誰一人取り残さない

―――どんな人ですか?

出身は東京で、大学は京都で林業を学びました。その後、公共政策学という経済学・行政学・社会学が合わさったものを学び、法律を勉強して資格を取りました。

弁護士っぽい言葉になりますが、誰一人取り残さない、そしてなぜ取り残さないかを考えるということを大切にしています。裏返しで優柔不断とよく言われますが・・・

あとは、「ルールは変えていい」。常に合理的なルールなんて無いので、不都合が出れば変えて良いと思っています。

身近で法律相談をできるように

―――糸魚川に来た理由は?

全国的に、身近で法律相談ができるようにしようという弁護士会の方針があって、法律事務所が無い地域に若手を送り込む制度で、糸魚川にもともとあった法律事務所を引き継ぐ形で来ました。

3足のわらじ

―――今はどんな活動や取り組みをしていますか?

BASE968で、駅北広場キターレの運営と、テレワークオフィスのサポート、弁護士業務をしています。

キターレの運営の中では、経理やイベントのチラシの作成をしています。学生時代、演劇部でチラシや舞台装置を作っていたので。また、キターレのDIYワークショップでは制作物の設計をすることもあります。

テレワークオフィスでは、新型コロナウイルスのワクチン接種のコールセンター設置のサポートや、子育てなどでフルタイム勤務をしない方たちのワークシェアリングを、廃校になった今井小学校を借りてやっています。

人口減少のその先

―――今後糸魚川でしたいことはなんですか?

人口減少は良い・悪いではないと思っていて、その先を見据えて、地域をデザインしていきたいなと思っています。

人口減少に対して、人口を増やす以外の方法を探りたいというか。

それに付随して、地域にある仕事をアップデートしていきたいです。

都市部でできる仕事が糸魚川でできない、という問題を解決したい。

都市部で培った経験を糸魚川で活かせる環境をつくるのはもちろん、糸魚川からイノベーションが生まれるくらいにしていきたいです。

アイディアはある。形にしていく。

―――駅北ラボで臨むことはなんですか?

糸魚川大火によって4割の住宅そのエリアで再建せずに、他のエリアに移住し、5割の事業者も同じように無くなってしまいました。そこは空き地になりました。

そのスペースをどう活用するかのアイディアはたくさん出ているのに、

なかなか実現していません。

第一に家庭、第二に仕事、その次にまちという順番があるように感じていて、「まち」にエネルギーを注ぐにはハードルが高い。
そのハードルを越える、そしてアイディアを形にする。

そんな場所、コミュニティにしていきたいです。

(文・インタビュー:磯野絵里)

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