2021年3月14日のツイート
今週末、3月21日に世田谷大蔵運動公園で行われるトラックレース「OTTセンゴとゴセン」のエントリーをまもなく締め切る予定です。
「大蔵運動公園トラックは直線が長くてタイムが出る」という話もあるそうですから、ぜひ5000mで自己ベストを目指してエントリーしてみてください。
名古屋ウィメンズマラソンが行われましたが、そちらは録画して立川へ。
昭和記念公園が閉鎖中であるため、隣の自衛隊立川駐屯地で行われた日本学生ハーフ。箱根駅伝の予選会でハーフマラソン公認コースとして実施されたこともあって、3月はパラ陸上車椅子マラソンの国内選考レースと、この日本学生ハーフが開催。
検温、そして体調管理アプリのチェックを経て、全くひと気のない立川駐屯地へ。例年だと立川ハーフのスタート地点。この駐屯地いっぱいに市民ランナーと学生ランナーが溢れている場所である。
競技パンフレットの手書きイラストから、予算が少ないなかで、日本学連スタッフが知恵や工夫をしながら大会開催までこぎつけたのかが計り知れる。ネット配信を望む声はわかるのだが、自衛隊の敷地内で光回線を引き回すことは難しい上に実現するためには、機材や回線などのハード面だけでなく、それらを運営するための人員などコストが結構かかる。ただ、映像を流しっぱなしにすればいいというわけにはいかないからだ。
立川ハーフや予選会での賑わいを知っているだけに、周囲は閑散として寂しい。さらに今回の学生ハーフは参加標準記録が高く設定されているため、参加できる選手も絞られており、選手そのものが少ない。とついつい感傷的になるが、もともと自衛隊駐屯地なのだから賑わってる方が珍しい。思い込みとは厄介なものである。
ポツポツと選手が招集所に集まってきた。選手たちにとっては「久しぶりのレース」。遠目から見るとマスクもつけてるしわからないが、近づいてよく見ると、やっと思い切り走れるという喜びか。どの顔も笑顔が満ち溢れている。
こりゃ、いい記録が出そうだぞ。と誰もが思っていた矢先、スタート直前から立川駐屯地ではスタート地点に向けて強風が吹き荒れ始めた。正直、歩くのもきついほどの強風のなか、レースはスタート。
スタートしてから最初の曲がり角まで1km以上ある。スタートダッシュから強烈な向かい風を直線を受けながらレースが始まった。
予選会での好タイムもあり、今回の学生ハーフは好記録を期待されていたが、スタートともにそれは打ち砕かれる。向かい風、追い風(走ってる分には無風)を繰り返す。追い風で風に乗ってスピードアップというよりは、ここで温存して、向かい風に備える。そんなレース展開へ。
集団で力を温存しておいて最後の勝負所で出たほうが楽に決まっているはず。しかし1年生石原は前に出て、先頭を引き続ける。自分の力がどこまで通用するのか試すかのように。
そしてその石原に反応するのが、同じ1年生。駒澤大の鈴木芽吹。
それまで先頭集団から離れたところにいた、法政鎌田が追い風区間で一気に先頭集団まであげてくる。
鎌田は集団を俯瞰し、選手の力状態をしっかり観察。
自分よりも余力が残っている選手がいないことを確認した鎌田はここで一気にペースアップ。ロングスパートでラストラップへ。
今年の箱根1区同様。冷静に状況判断をし、一発で仕留めた鎌田に軍配があがる。「確実にユニバを取りに来た」という印象。
続いて女子。風はおさまらない上に気温も上昇。さらに過酷なコンディション。
序盤から大東大鈴木が飛び出すも、最後の直線で仕留めたのは名城大小林。これはラストがとにかくすごかった。
逆光がきついので、こういう写真はRAWで撮っておくとここまで復元できます。
学生ハーフが盛り上がっている、その裏で東京陸協ミドルディスタンスチャレンジエントリーが始まりました。
この連投いいですね。これも逆光を復元しておきましょう。
この流しは度肝を抜きました。多くの選手たちがゴールで倒れ込むなか、ひとり流しをはじめた名城大小林選手。一位のカードを振りながら戻ってきました。「ウィニング流し」?
名古屋ウィメンズを観てたはずの萩原さんがここに移動笑
各地のレースが終わった感がこのツイートに。
このツイートをみると、駒澤はユニバに確実に選手を送ろうと考えていることがうかがいしれます。戦況をみながら大八木監督の指示が確実に選手に届くよう、その都度、ホワイトボードを使って、檄だけじゃない指示が届く体制がとられてます。
とはいえ、このツイートが象徴しているように昨日のレースはきつかったですね。
すべての選手のみなさん。おつかれさまでした。
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