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GoTo OTTセンゴ

「競技会再開、感染報告は1人のみ 日本陸連、全国の787大会で」
という陸上らしいなあというニュースが配信された。

サッカーや野球などと比べ、陸上競技の再開は慎重すぎるくらい、少しづつ、少しつづ進んでいった。ホクレンディスタンスからはじまった「体調管理シート」提出は陸連主催大会だけでなく、一般市民たちが手作りで作るバーチャレ計測会にまで広まっていたし、それぞれの会場でおこなわれてきた「感染予防対策」が運営に関わるひとたちの間で草の根レベルで共有され、「我が陸上競技からクラスターは出さないぞ」と、ちょっとした団結心が産まれていたように感じた。今回のレポートから、陸上競技場のようなクローズドな場所であれば、感染予防対策をきっちりとれば、競技運営も支障なくできることはこれで実証されたが、ロードレースや駅伝となると話は別だ。不特定多数の人が集まる沿道では観客をコントロールができないからだ。日本中の市民ランナーが心待ちにしている大規模シティマラソンの再開は東京オリンピックも終わり、次のMGCに向けてスタートする、来年秋の東京マラソンまではかかりそうだ。

今回、OTTセンゴを急いで開催することにしたのは、おそらく一年以上、市民マラソン大会から遠ざかることになる市民ランナーに誰でも参加できるレース機会を増やしたいと考えたからだ。会場側と協力して、陸上競技場でクローズドな環境をつくれば、ロードレースの代替となるトラック・レースをたくさん作ることができる。何万人も集まる大きな大会は作るのは大変かもしれないが、数百人が集まるスモールレースなら、陸上競技場さえあればさほど難しくはない。幸い、日本には国体仕様の陸上競技場が各都道府県にある。それらは誰でも借りることができるのだ。今回のOTTセンゴは「誰でも参加できるレース」だけでなく、「誰でもレースは作れる」ということを広く伝えたい場でもある。東京近郊だけでなく、「地元でもレースを作ってみたい」と考えている地方在住の陸上好きや市民ランナーの方にも今回のOTTセンゴにはぜひ、参加してもらいたいと思う。スモールレースに必要なことは、一度走ってみればすぐにわかるはず。バーチャレの計測会を主催した人たちの多くはOTTに参加したり、ボランティアを経験した人たち。「あれなら自分たちでも作れるかも」ぜひ、OTTに参加してもらい、そこで得たこと感じたいことを地元に持ち帰って、同じようなスモールレースを開催してもらいたいのだ。
幸い、GOTOキャンペーンのおかげで、東京への旅費もさほどかからない。(GOTOクーポンのおかげで、それなりに贅沢な夕食も食べることもできる)

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2020年11月28日(土)駒沢陸上競技場にて行われるOTTセンゴ。
1500mのスモールレースへの参加をお待ちしております。


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