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2019年5月30日 今日の一枚

少し前のTrack Town SHIBUYAでスタジアムのことが話題となって
いろんなメールや反応をいただいたことがありました。
建設的な意見もあって参考になったのですが、
メールを読みながらちょっとだけ残念だったのは
「自分の考えるいいスタジアム」という視点がなかったこと。
サッカーや野球や陸上といった競技の違いはさておき
「こういうのがいいんですよねー」
という話は誰が聞いても面白いと思うのです。
最近は陸上やマラソンを通じて国内外いろんなところにいっては
行った先々でジョギングしながら、
それこそ名所旧跡を訪ねるようにいろんなスタジアムに行って
ついでにゲームも観てきたりします。
そうすると「これはいいよなあ」というものにたくさん出会えます。
そうやって「これはいいよなあ」と思ったものを
OTTに取り入れてみたりしています。

ロッテルダム・マラソンを走りにいったときのこと。
ロッテルダムといえば、小野伸二がいたフェイエノールトだろ。
と、デ・カイプと呼ばれるスタジアムの周りを走りにいきました。
「おおここで小野伸二が!」とそれなりに
感慨深いものもありましたが、
まあ、近代的がスタジアムがゆえにちょっと漂うB級感。
「これぞ!」と思ったのは、
適当にのった路面電車の終着駅前で出くわしたスタジアム。

スパルタ・ロッテルダム(2部らしい)のエネコ・スタディオン。

近隣の家にはチャントの楽譜も。
近づいてみたら門も開いていたので、そっと中に入ってみると。

何!この見やすさ!1時間くらいぼーっとしながら
グラウンド整備を見続けていたのでした。
この外観も含めてレガシーなんだよなと。
スタジアムが聖地となっていくには時間も必要なわけで
そういう意味でも織田フィールドは成り立ちも含めて
どう活かしていくべきか考えていく必要があるよなあと思ったのです。
んで、話は戻ります。
じゃあ、お前はどういうのがいいんだ。と聞かれたら
「これが理想!」というものがあります。

オレゴン大学ヘイワードフィールド。

フィールド競技がインフィールドにすべてつまっていて。

このトラックと客席の近さ。そして、客席のナイスな傾斜。

いやもう、これが理想なんですが、
このヘイワードフィールドはもう見れないのです。
2021年世界陸上オレゴンの開催場所として現在大改装中。
しかも工事の経過をファンがドローンを飛ばして
YOUTUBEにアップしてる。どんだけ愛されてるんだ(笑)

これまでのレガシーを受け継ぎながら、
どのような陸上専用スタジアムに生まれ変わるのか?
2021年の世界陸上をずっと楽しみにしてるのです。
それでは今日もよい一日を。


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