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OTTを走るとフォームがきれいになります

「ほんとかよ?」という話ですが、ほんとうです。もっと言うと、「OTTを走ればどんどんフォームがきれいになる」と声を大にしていいたいくらい。OTT(オトナのタイムトライアル)にそういう効能があるというわけではないのですが、いくつか理由があります。

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3月21日世田谷区大蔵運動公園で行われる1500mと5000mの市民ランナーに向けたトラック・レース 「OTTセンゴとゴセン」に参加される方、そして、参加してみようかと検討している方にお伝えしていきましょう。

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・ペースメーカーのリズムが良いこと
OTTでは各組に設定タイムにあわせたペースメーカーがアサインされます。ペースメーカーには現役選手だけでなく、すでに現役引退した選手も含まれますが、日本選手権やインカレや箱根駅伝で活躍したトップ選手たちが集まります。トップ選手の短い接地やリズムや上下動のないフォームに加えて精確な周回ラップにのっているうちに、トップ選手のリズムが身体に入ってきます。そうするといつもより楽に速いペースで走れていることに気付きます。「あれ、今日調子がいいのかな?」とここでペースを上げないことがポイントです。スタートしてから中盤までは集団のリズムにのって走ることを意識してください。頭も身体も使わずにオートマチックな状態に委ねてください。そうするといつもはきついはずの終盤に余力を残せます。ひとりだけタイムトライアルのように飛び出してしまう選手も多く見受けられるのですが、ひとりではもたなくて、リズムよく周回を重ねてきた集団に吸収されます。トップ選手のリズムで走ればいつのまにかフォームから無駄な動きが少なくなっていくのです。

・延々と続く声援
市民ランナーとして走っている自分に声援を送ってくれるのは、家族か知り合いくらいしかないでしょう?しかしOTTでは周回計測係があなたをずっとロックオン。常に周回のたびに声援が送られます。周回係やボランティアだけでなく、走り終えたランナーたちが声援を送り続けるのもOTTの特徴。一番きついところを知ってるだけにランナー同士のエール交換は心に届きますし、きついところでも声援をもらうことで「頑張ろう」と腰をぐっとあげ、いいフォームで走りつづけることができます。つまり、いつもより「ええかっこ」で走りたくなる。声援にはそういう効果があるのです。

・映像のアーカイブが残ること
おそらく大半の方が「自分が走っている姿」を映像としてみたことがないと思います。OTTではすべてのレースを映像アーカイブとしてアップします。

実はこの効果が一番大きいのですが、ほとんどのランナーの方が自身の走っている姿をみて愕然とします。「こんなに動きが小さいのか?」と。自分の走りを映像でみかえすことで、「もっと腕は大きくふったほうがいいな」とか「もっとかっこよく走りたいな」とか、自分のフォームの改善点がトップランナーと見比べることでわかるようになります。そうすると日々のジョギングでのフォームも少しづつ変わってくる。そうして次のOTTに出て動画を見返してみると「自分の変化」にも気づくことができる。そういう循環がうまれるのです。

というわけで、3月21日の「OTTセンゴとゴセン」のエントリー締め切りはまもなくです。ふるってのご参加おまちしております。

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写真提供アフロスポーツ

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