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猫との出会い(@英国のコロナ禍にて)

イギリスでは20年3月から断続的にロックダウン措置が続けられている。
ヨーロッパ各国で行われた、政府の強制的なロックダウンは、違反すると罰金が科せられたり、警察に連行される類の厳しいもの。

今まで自由だった生活が一変し、遠方に移動はダメ、他人に会ってはダメ、あなたの業種は営業してはダメだとか、まるで軟禁生活を「法的」に強いられるのが、どれだけ鬱か...。

そんな中で、多くの人々が求めたのはーーーーペット。

ペットショップでの犬猫の販売が禁止されているイギリスで、どうやって犬や猫を入手するのか。
それは、個人からペットを飼う(譲り受ける)か、あるいはチャリティの保護団体に頼む(基本、有料)という方法しか、ない。(ロックダウンのため、チャリティ団体は緊急要請のみ受託してた)

イギリスで犬猫が活発に売買されている掲示板は2~3あるのだが、ロックダウンが始まってから、どこのサイトでも「譲ります」という掲載がUPされた直後から、セラーの電話やメッセージが殺到して即・SOLD OUTの異常事態に…。市場価格は上がり、高値で犬猫を転売する輩が入り乱れての、「ペット争奪戦」となった。

私もセラーに連絡しては「SOLDです」と回答されという撃沈を何度も繰り返した。
時間だけが無駄に過ぎて、もう無理ゲーだと諦めかけた頃、地元で雑種の子猫(オス)の広告を載せていた人(投稿日から2週程の日にち経過済)に、ダメ元で連絡してみた。
セラーから返ってきた回答は「このCatはAvailableです。とても元気なBoyですよ👌」 私「本当に? 近所だし、直ぐにキャッシュ持っていくね(必死)」。
ウチは今までオス猫を飼ったことはないし、状態が分からない猫を引き受けるのは少し不安ではあったが、セラーの自宅まで300ポンドを持って引取りに行ったのだった。

こんな大変な時期に、この子に出会えたことは幸運だ…
そんな意味を込めて「ラッキー」と名付けました✌。
ラッキー君が「この飼い主の猫で良かった」と思ってくれるような生涯を送ることができるように...。
Thank you for reading.  Stay safe!

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