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電子書籍の販売方法に悩み続ける男の話

電子書籍のアピールについて

前の記事でも書きましたが、電子書籍の第二巻を発売しました

これを発売するにあたって、
漫画のメインホームであるニコニコ静画でも発売前に二回ほど、
アップした漫画の最後に入れる形で広告を入れて宣伝し、
発売直後にもカンタンな漫画つきで宣伝しました
(↓ 以下その漫画)

電子書籍第二巻宣伝漫画_01

電子書籍第二巻宣伝漫画_02

というようなくだらない内容ですが自分としては本気です
やはり自分で宣伝しなきゃ個人出版なんて誰も買いません

電子書籍の値段について

それはともかく、本を出すうえで悩むのは「値段」です

これは一巻を出す時からずっと悩んでました
悩み過ぎてストアによって値段が違うというミスを犯したりしたこともあります
最終的には一巻は660円(税込)、二巻以降は550円(税込)に今のところ落ち着きました

自分の漫画は1話30ページ以上で200円と考えて、
5話分入ってる単行本なら1100円(税込)ぐらいは欲しいなと思うんですが、
やはり漫画本1冊の値段はだいたい600円ぐらい

実力・知名度の問題もあります
僕の漫画より細かく描き込みがなされ、デッサンの狂いもない漫画でもその程度の値段なので、
現実的にそれぐらいでないと手に取り辛いだろうと

二巻目以降を550円にしようと思ったのは、
継続的に買って欲しいからですね…
それにワンコイン500円は軽く「買ってみてもいいかな」の最終ボーダーラインです(と、僕が勝手に思ってます)

電子書籍のロイヤリティについて

ロイヤリティ(印税)についても頭が痛いところです

電子書籍を出している人の誰もがぶち当たるであろう問題
それはアマゾン帝国との向き合い方です

ご存知アマゾンの電子書籍サービスKindleは世界のトップシェアを誇っています
そのため、やはりKindleはハズせません

アマゾンは結構エグいことをしていて、電子書籍を3か月アマゾンの独占販売にするなら印税は70%あげるけど、別の電子書籍サービスでも出すなら35%だよという
さすがは世界のGAFA、キツイ選択を迫ってきます

しかも、70%の条件として、
KDPセレクトへの登録があり、これはKindle Unlimitedという月額読み放題プランの対象になるということです

結論から言うと、僕は他の電子書籍サービスでも出版したいので、
アマゾンの印税は35%になります
これは他の電子書籍サービスの印税よりも安いですが
僕にもプライドがあり、アマゾン様のお世話にはなるけど、そこまでアマゾンの好きにはさせないよという反骨心があるのです

それに個人的には「月額読み放題プラン」というのがどうも性に合わない
図書館や個人間の回し読みは別として、本は一冊一冊、その対価を払って読むものだと思うのです
買って読む本と、月額サービスで簡単に手に取れる本とでは、本に対する向き合い方が全然違ってくるはずです

少し批判めいた話になりましたが、
しかしよくよく自分の立場を考えてみると、月額サービスで確かに多くの人の目に触れる機会は得られるかもしれませんが、
それは多くの作家や商業出版物と同じ土俵に立つことになるわけで、
何千何万という本の大海の中からこのような知名度もないインディーズ漫画を選ぶだろうかと思うのです
それよりも、自分はいわゆる「ニッチ読者」
本当に自分の漫画を買って読んでくれる人のみを対象に、
マニアックな路線で勝負したほうがいいんじゃないか…と思ったのです
だからちゃんと買い切りの形にこだわったほうがいいのではないかと

この選択が正しかったのかはまだわかりません
今のところそんな感じでやっていこうかと思います
まあ、どう売ろうかということより大事なのは結局作品を完成させることなんですけど…

結局売れたのか?

販売数を確認するのは非常に怖いものです
在庫を抱えるわけではないですが、今までの労力があるので
一冊も売れてなかったらどうしようというのが常にあります

で、どうだったかというと
自分が想定していた数より売れました!
まずは本当に安心しました
買ってくれた人達には感謝しかありません

名称未設定 1

日間だとしても、個人出版の中だとしても1位は1位だから!
その日だけは夢を見るんだ…!

(以下は宣伝になります)

二巻広告3

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