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お元気ですか。えじです。優秀でない方の生物系博士。

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詰まるオープンカラムの対処法

タンパク質精製の時、ヒスタグ精製でもハロタグ精製でもなんでもいい、 ビーズと十分に攪拌した細胞破砕液、 いざオープンカラムに詰めて、コックを開けてフロースルーを回収! う。。。うううう? そうです。詰まりました。よくある話ですね。 ポタ・・・ポタ・・・ポタ・・・ポタ・・・ いつまで続くのか分からない上、放置し過ぎてビーズが乾くのも禁忌。 しかもこのフロースルーの後に大量のバッファーによるWashとElutionという 一連の作業があり、料理と言うとまだ前菜。。。 とに

    • 生物系実験を如何に迅速に行うか

      こんにちわ。優秀でない方の生物系博士のえじです。 生物系の実験をやった事がある人なら分かると思いますが、 生物系の実験はとにかく時間がかかる。 大腸菌が増えるのを待たないといけないし、 酵素処理にも時間がかかるでしょう。 生物の都合に合わせて、休日もままならない。 では、最大限に自分の都合で実験を進めたい時はどうすれば良いのでしょう? 私は常にそれを考えながら10年以上実験してきました。 ここでは、それを、皆さんと共有したいと思います。 注意紹介するレシピの中に

      • 如何に早くコンストラクトを作るか

        多くの実験はコンスト作りから始まります。 でもここでつまずいてしまうと、後の実験が何一つ前に進まない。 スピードが大切なのは言わずもがな、ですね。 最近の分子生物学では、制限酵素はほぼ使われません。 制限酵素の組み合わせで使用するべきバッファーを カタログのappendixの表から調べていた時代が懐かしい・・・。 1日目:プライマー設計・注文 さて、とりあえず、新しくコンストを作るぞ!となったら まずはプライマーを注文しましょう。1にも2にもプライマー。 設計のコツは流

        • 臨機応変に大腸菌にトラフォしよう

          生物系博士のえじです。出来が悪いです。 本業なはずですが基本手抜きしか考えてません。 でも皆さん、手抜きはお好きでしょう? 本日は如何に臨機応変に大腸菌にトラフォ出来るか、 実験始めたばかりの君に教えちゃうゾ! ではまず基本のおさらいから。 そもそも大腸菌のトランスフォーメンションとはどういうことでしょう。 トランスフォーメンション=形質転換は、 大腸菌で増やしたいプラスミドがある、 大腸菌で発現させたいタンパク質がある、などの時に行います。 基本的なヒートショック法

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          植物ホルモンの覚え方

          高校生の頃に書いた自分用の覚え方。再掲。 しっかしあれって数少ないくせに機能いっぱいあって どーも覚えにくいって思ったことありませんか? とゆーわけで、私が編み出した植物ホルモンの覚え方を 紹介しちゃいます。 大学受験で知識として出る植物ホルモンは、主に以下の5つです。 オーキシン ジベレリン サイトカイニン アブシシン酸 エチレン(常温で気体) ではまずは順にオーキシンから。 オーキシン オーキシンの生理作用として、伸長成長の促進、根の分化の促進、 側芽形成の抑制など

          植物ホルモンの覚え方