マガジンのカバー画像

英語エンターテインメントエッセイ「英語のそこのところ」

136
Native English Speakerはどうしてwhy を連発するの?  なんで、a やthe にこだわるの?  日本人にとって理解しにくい英語の感覚は、実はNative…
運営しているクリエイター

#英文法

著者 徳田孝一郎からのご挨拶

 拙著「英語の国の兵衛門」が上梓されたのは、2008年のこと。  なんとなく知ってはいるが、使いこなせてはいない英文法を使えるものにできる、ドタバタが面白いと、読者の方にはずいぶんとお褒めいただいた。面映い限りで、ちょっとほめ過ぎだよと思ったが、実際はまんざらではない(笑)  調子に乗って第2弾を、と自分も思っていたし、版元からも次の本のネタはないかと言われていたのだが、好事魔多しとはよく言ったもので、突然版元が解散してしまい第2弾は立ち消えとなってしまった。  やる気が

ぼんやりの効用「英語のそこのところ」第137回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2017年6月22日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  UKやUSでご法度になっていて、日本では全然かまわないものの一つに屋外で呑むことがあります(最近の支部やあたりだダメっぽくなってきましたが)、それがなぜなのかをNative English Speakerと考えたお話です(著者) 最新刊「新宿英語嫌い物語」発売開始!英語嫌いだった私の英語・英会話

有料
110

抽斗は多い方が「英語のそこのところ」第136回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2017年6月8日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  薬に対する考え方はNative English SpeakerとNative Japanese Speakerではだいぶ違うなぁ~と思った一件です。COVID-19 が始まった時には、あ、USは大丈夫か? と思ったものです(著者) 最新刊「新宿英語嫌い物語」発売開始!英語嫌いだった私の英語・英会話

有料
110

しょうがないが軽いんです「英語のそこのところ」第135回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2017年5月25日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  仕方がないねというのはよく言う言葉ですが、英語ではIt can't be helped. と言います。でも、われわれNative Japanese Speakerとは使い方がちょっと違うようです。(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。 2008年に株式会社メディア・ポ

有料
110

ルール? 気持?「英語のそこのところ」第134回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2017年5月11日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  今回はNative English Speakerの友人が車を運転していて、後ろの車からあおられたという話です。10年以上前の話ですが、いろいろムカつきますね。(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。 2008年に株式会社メディア・ポートより上梓され、その後同社の解散に

有料
110

I, Robot「英語のそこのところ」第132回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2017年4月13日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  今回はNative English Speakerと一緒にロボットのペッパー君に会った時のお噺です。Native English SpeakerはわれわれNative Japanese Speakerと違う感覚をロボットに持つようでして。(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版し

有料
110

出帆「英語のそこのところ」第131回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2017年3月30日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  4月から社会人という方もいらっしゃると思います。今回はNative English Speakerと我々Native Japanese Speakerの仕事に関する責任感の違いにびっくりした話です。(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。 2008年に株式会社メディア・

有料
110

遥か彼方の人「英語のそこのところ」第130回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2017年3月16日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  Native English Speakerと英語で話すときには、非常に大切な心構えがあります。それを一瞬忘れてしまって大やけどしたというお話です。(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。 2008年に株式会社メディア・ポートより上梓され、その後同社の解散により入手不可

有料
110

力点が違うんです。「英語のそこのところ」第108回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2016年5月12日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  今回は意外に知ってるようで知らない、時間のあらわし方を突然レクチャーされたお話です。Native English Speakerの多い職場ってのはホント気が抜けません(笑)(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。 2008年に株式会社メディア・ポートより上梓され、その後同

有料
220

意味で伝えるのではなく「英語のそこのところ」第106回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2016年4月14日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  日本人とコミュニケーションを取ろうとして、Native English Speakerは我々に気づかないところで苦労しているようです。今回はそんなお噺です。(著者) 拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。 2008年に株式会社メディア・ポートより上梓され、その後同社の解散により入

有料
220

英語のそこのところ 第1回 はっきり言っていいんです!!

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子 徳さんは、変わってるね。   と、Native English Speaker からよく言われる。実際、日本人の友人の間でも変わりもんだという評判(?)を得ているので、英語を使っても日本語を使っても「ぶれない」(笑)ということで、ほめ言葉として受け取っていたのだが、あるとき何かの拍子に突っ込んで聞いたことがあって「へぇっ」と思ってしまった。  私は、日本人ぽくないんだそうで。  何を言っていやがる、おれは九州福岡の産で、顔もき

英語のそこのところ 第2回 あの人は、違う人

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子  今はそうでもないけど、会社員だったころはよく仕事帰りにスタッフを連れて呑みいったものです。生意気にも、おい今日は呑みに行くぞっ なんて就業時間のちょっと前に宣言したりする。 「ええ?、徳さんのおごりですか?」  って、一番仕事の出来ない奴が一番に飛びついてくる。 「もちろん、お前のおごりだ」  なんて掛け合いをして仕事の終わったスタッフで新宿に繰り出すわけですが、そんなとき、Native English Speakerは必ず一

有料
110

英語のそこのところ 第3回 外にある正しさ? 内にある正しさ?

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子  そろそろ11月も中盤ですね。だんだんと、12月の足音が迫ってきて、ああ、今年ももう終わり、あれもやってない、これも終わってない。でも、まあいいっか。何にも終わってないけど、忘年会はやっておこう。なんて話が出てくる時期です。  前の職場の英会話スクールではパーティは欠かせないものでした。特にクリスマス。一年の終わりということで、Native English Speakerも愉しみにしているし、Native English Sp

有料
220

英語のそこのところ 第4回 どっちが先?

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子 「で、どうしてこういうメールが来てるのかな?」  英会話スクールの会社の会議室。  徳田と講師管理のNative English Speaker、それに前回も出てきたケンジ君が座っています。男3人雁首揃えて、呑みにでも行く愉しい話でもしているのかと思いきや、ちょっと違うようです。むしろ、空気は重い。とてつもなく重い。ここはブラックホールかと思うぐらい重い。そんなわけはないのですが(笑) 「なんですか?」  と気楽に一人だけ重力

有料
220